ガルマが１０話で死んだあとの１２話「ジオンの脅威」はそろそろ１クールだから総集編でガルマの過去エピソードと回想シーンを交えながらデギンが泣いたりアムロ達が今までを振り返ったりするんだろうと思ったら、全然総集編がない！
アムロがへろへろになってるよ！サンドイッチ食ってるヨ！笑えるよ！目が白いよ！ぶたなくたっていいでしょう？リュウに手を引かれてるよ！萌えるよ！ランバ・ラル来てるよ！ジークジオンだよ！ドラマが進んでるよ！
ガンダムなのに！総集編！総集編欠乏症！
回想シーンってカマリア・レイくらいしかやってないんじゃないか？そのときもニュータイプ音が鳴り響いて回想ですよーってサインを出してたしな。
いや、アムロが思い出してるんだろうなってセリフで匂わせる演出はあるんだけどそこで回想つかえよ！そんなうっすら匂わせるだけかよ！
回想欠乏症！
ガンダムらしくない。
いったんコロニーに帰って珍妙な自動操縦モビルアーマーと戦いながら今までのファイトを振り返ったりしろ。
演出が古いんじゃないか。ドラマを詰め込もうとしすぎ。脇役にも背景を与えすぎ。小芝居し過ぎ。
そんなんだから安彦良和先生が倒れるねん。
でも安彦作画監督以外でもイカス絵はたくさんあるのですが。
まあ、ガンダムの角が赤になってたときはビビッたが。
やぱし、スパロボやアニメージュやガンダムエースだけでは分からない情報がたくさんあるな。
ガンダムの盾の裏はものすごく赤い。とか。
ブライトはたまに白目があるとか。
坊やだからって言うのはお前のところの坊やだからだとか。
やばい。ガンダム。ガンダムを見てない人や忘れた人は人生を損してるな。ガンダム。
今のガンダムSEEDとは全然別物だ・・・。
西川君のグフの「ザクとは違うんだよっ！ザクとはぁっ！」
というのは全くの他人の桑島法子に対して自分の色違い機体に対する愛着を自慢するというカッコいいセリフだが、
ランバ・ラルの「ザクとは違うのだよ……ザクとは、、」は、
シチュエーションの構図と口調から考えるに、
上手上方からのガンダムのビームサーベルという映像の原則的にはかなり必勝の構図からの主人公の攻撃を紙一重でかわし、視聴者に生理的な驚きを与え、また、ランバ・ラル自身も若干新型機の性能とモビルスーツ同士の白兵戦になれていない感じで、それでも自分自身を鼓舞するためにあえて口にしたというニュアンスで、そう言う自分の精神をも考えた上で戦っているランバ・ラルのベテランぶりを匂わせ、その上次のアムロの「こ、こいつ、違うぞ。ザクなんかと装甲もパワーも」などというかなり説明的なセリフをスムーズに聞かせるという効果を秘め、それによって新型グフを印象付け、また、そのセリフを言ってるときも終始ランバ・ラルは下手にいるので実はガンダムの方が強いのだという今後の展開に対する暗示をも与えるというセリフだ。
くどい。
演出が古い。
もっとカッコいいポーズとかの連続でおしゃれにまとめろよ。
戦争だって一応考えてるんだっていうエクスキューズだけでいいんだよ。ニュースで流れてるような事を散りばめてたら雰囲気作りとしては合格なんだから。
戦争を通じて人類進化やイデオロギーシュミレーションの誰も見たことが無いドラマを書こうなんていうのが古臭い。
カッコいい男子が可愛い女子に目移りしてるだけで充分です。
母親が間男と通じてアムロが居場所を戦場だけに見出したりしてホワイトベースを降りるチャンスがなくなるなんて重い。
何時の間にか正規軍に組み込まれてどうしようもない状況に流されるままに戦うなんていうのもかっこ悪い。
キラ・ヤマトのお母さんなんてラクスの侍女かと思ったくらい若くてきれいだぞ。おかんといっしょに孤児を育てるぞ。
そんな恵まれた環境を自ら捨てて最強ガンダムで争いを止めに行くんですよ。
これこそヒーローですよ。
ガンダムが微妙に弱いのも意外だった。
ガンダムってザクマシンガンをはじくのはいろいろな媒体に何回も再掲されるから覚えてたけど、ミサイルとかは必死こいてシールドで防御しないといけないっぽいし、ザクバズーカのモンロー効果を直撃したら盾も吹っ飛ぶ。
モビルスーツの動きの種類や戦術なんか分からないんだからビームの数と太さで表現してください。
だいたい一年戦争モビルスーツはすぐに弾切れするしな。
まあ、敵も弾切れするからいつも良い所で帰ってくれるが。
古臭いなあ。
撤退に弾切れなんて言い訳をしてリアル感とテンポを出そうなんてのが古い。
敵を全て滅ぼすまで戦争は終わらないんですよ！
主人公機は絶対弾切れしない核を積んでて絶対爆弾が効かない体と絶対ビームが効かない盾と絶対外さないロックオンと絶対敵も殺さない信念がないと子供の視聴者も安心して見れないだろうが。
え？主人公は航空力学無視分離だって？
まあゴッドフィンガー出てからですよそれは。
ヤマトIIIの１０倍以上ガンダムおもろい。
