玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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小説版との兼ね合い

正直、小説版を読んでて良かったなあ。
最終回を見る前の晩に機動戦士Vガンダム〈5〉エンジェル・ハィロゥ (角川文庫―スニーカー文庫)を読了した。
リング・スクラップによる戦士たちの排除と言うのは小説版を読んでないと分からなかったと思う。
あと、ハンゲルグ・エヴィンが消えたのはすごいダメ親父だと皆に言われてるが、小説版だとエンジェル・ハィロゥを建造した木星帝国を内部崩壊させるために旅立ったとされててカッコよすぎる。
正直、小説版は良い。情報の補完という意味以上に、小説版の描写は良い。
オリファーとジュンコの死に様は小説版のほうが好きでス。
ゴメス艦長の心理描写も良いし。リーンホースJr.特攻の時のセクハラ描写も泣ける。
カテジナさんのラスト描写はアニメの方が良いと思うが。小説もカテジナさんもメーテルっぽくて小説版のロザミアっぽいサイコミュの幻影で美しいのでそれはそれで。
だから、どっちも!
小説版は長谷川裕一先生の機動戦士Vガンダム外伝 (角川コミックス・エース)以上のハードSFスペースオペラになってた。パンスペルミアか?アーサー・C・クラークとかを超えてる。
ものすごい情景の迫力が浮かんできた。
Vガンダム映画にならねえかなあ。
マンガチックなメカ展開のアニメに反抗して、フラストレーションを吐き出すように書いたノベルだとトミノは言うが。それでもすごい小説だし。
その発想はアニメのエンジェル・ハイロウにもフィードバックされてる。