玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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僕の前で富野は「時をかける少女はそれほど俗悪な映画だとは思っていません。ただしあんな風俗映画大っ嫌いです!」と叫んだ。

行ってきましたメディア芸術祭シンポジウム | ひびのたわごと
行ってきましたメディア芸術祭シンポジウム(続き) | ひびのたわごと
文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門受賞者シンポジウムレポート - ∀ddict
4週間前の謎がついに解決された!トミノ時かけについてどう思っているかが大爆発!
いやあ、トミノは本当に第一級のツンデレだなあ。
涼宮ハルヒなんてまだまだねんねだね。トミーノこそ本物のツンデレだ。
相手を深く思いやり、愛して、将来の事や社会の事まで深く愛するが故に、ボロクソ。
でも、今回の富野は、細田守監督に対して、注意と賞賛が五分五分だったような感じだなあ。普通の感覚だと確かにぼろくそで、受賞の講評でここまでつっこんだ言い方をする審査官はいないだろう。自分で賞をあげておいて欠点をずらずら。しかも全部自分の主観。
なのだが、注意深く読むと、かなり誉めてるよな。富野にしてはだけど。
富野は監督でもあり、演出家でもあるのだが、そのトミノが演出に関しては手放しで絶賛している。すげえ。
劇のテーマについては否定的だけど。でも、それもあくまで自分の主観、違う世代の意見を伝えるというスタンスを守って語っているわけだし(言葉にインパクトがあるので、そういう風には聞こえないのだが)、結局賞はあげてるのだから、スゲエ誉めてる。
時かけ見に行きたかったけど。金が無かったんよねえ。ビデオが出たら夏に見よう。
おれは、おジャ魔女ナージャ細田守神認定していたのだが、貧しさに負けた。
んで、メリケンの研究家とは正反対のトミノが魅力だな。
アメリカンは「時かけは10代の癖にセックスの匂いがしない。」
おハゲ様は「時かけはセックスを暗示してるだけ。セックスの先のものを社会に提示できる劇を作れ!」
富野喜幸氏は阿亜子さんという超女とラブラブ結婚生活ドロドロなわりに、童貞力も強すぎるのですごい。さすが、自分で書いたSMイラストでオナニーできる男だ。65になってやっとエイサップ少年よりも迫水王を主人公にするようになったが、迫水も最初の小説では19歳だったしなあ。
しかし、あれだ。やはり、トミノは自分の意見が強固にあるので、自分で「作家ではない」と言い張っても作家過ぎる。もちろん職人の顔もあるんだろうけど。
だから批評家なのかというと、ウーン???だなあ。
でも見る目はスゴク確かだ。スゴク確かであり、客観的に判断は出来ているか。うん。できてはいる。
で、客観的に判断していると同時に主観的にブチ切れするという高等テクニックが使えるのが、富野ということか。
すげえな。そしたら、おすぎなんかよりもよっぽど優れた観察者ということか?

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

富野は本をたくさん読んでるので偉いと思います。ロリータは映画を見ただけだなあ。ロリコン失格か。
つーか、トミーノの言葉は一々興味深い。行きたかった。つーか、富野の背後霊になりたい。富野の全てを知りたい。
つーわけで、これ。
http://moso.egoism.jp/track3233.zip
2ちゃんねる時をかける少女スレや大富野教信者スレでウプされてた富野と樋口真嗣細田守の鼎談の音声ファイルを張る。まだ聞いてないけど。
情報は拡散して何ぼだわよねえ。
商業的なものは、流石に僕はようつべで見たりWINNYで見るのも大嫌いなんだし、ガンダムXもしこしこレンタルビデオ屋に通ってるわけですが。
情報的なものはソースさえ明示したら拡散させちまっていいと思うんだよなあ。
怒られたら消します。
あと、大河原邦男講演会の音声ファイルはサーバーが1杯になるので、消去しました。あしからず。





追記
音声ファイルを聞いてみたよ―。
やっぱり、富野は大絶賛じゃないか。全然辛口批評じゃない。
一般人が聞くとスゴクけなしているようだが、大富野教信者から見ると、めちゃめちゃほめてるじゃん。
うん。
時かけが受賞なんて嫌です!」と個人的なことも言いつつ、それでも賞として対象に時をかける少女を押したのはトミノ自身と樋口真嗣監督なのだから。
こういう、富野の、個人的感情と職人的行動の矛盾を内包した性格を理解できない素人さんには、トミーノの物言いは変な爺でしかないのかもしれないが。
ちゃんと全部聞いたらスゴク誉めてる。ただただ誉めてるだけで無く、ちゃんと脚本を分析したりしてるし、理解した上で誉めるべきところは誉めている。し、あまり表面には出ていない問題も深読みして注意している。うん。やっぱりトミノはスゲエな。
しかし文化庁主催文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門受賞者シンポジウムで、
オマンコと連発する富野由悠季は、東京スポーツ映画大賞で「自転車ドロボーをしたり、デリバリーヘルスに通っていました〜!」というビートたけしとどちらが下品だろうか?
バンダイビジュアルの2大稼ぎ頭。
僕としては、ネタのためのネタであるたけしよりも、ネタっぽい言い方で会場の注意を意図的にひきつけながらも、作品哲学を語る富野喜幸の方が好きですが。
っていうか、オマンコぐらい言っても良いじゃねえか!
おまんこー!
オレは童貞だ!
多分、富野喜幸はセックスするという語感による、西洋語で誤魔化して軽くしたような言い方よりも、「おまんこ」という下品な言い方をする事で、性行為の重さと粘っこさを聞き手にインパクトを与えたかったのだろうな。
まあ、僕としてはおまんこするというよりは、「くながう」というのがマイブームだが。古語ではつうじないよな。
やっぱりオマンコだ。オマンコという言い方だけで、トミノは過激だと言うような、過激な人の物言いだ、ということで意見を聞かずにネタだということで安心するような一般社会の人の言葉に対する受け止め方と言うのは、馬鹿馬鹿しいなと思った。
オマンコくらい、普通にやってることなんだから、普通の言葉だ。
というか、オマンコはただのマクラで、それの後に富野はスゴクいい事を言ってるからちゃんと聞け。
オレは童貞だけど。
あと、トミノは「トップをねらえ!2」と「涼宮ハルヒの憂鬱」も結構誉めてたので、トミノはただの偏屈なジジイではないよな。
そんで、細田守監督の製作意図もおもしろかったです。
トミノが帰った後に元気になるのはネタとしては面白いのだが、少し寂しかった。富野は相手の意見を聞く努力はしているのだから。なんでも反論するけど。
MITでの上映会での話は富野に遠慮しないで、富野にぶつけてみればよかったのに。
まあ、トミノは勢いよく喋るので絡みにくいのかもしれんのだが。
樋口真嗣の言う「死の匂い」というのは見てないのでよくわからん。「毒」を深みというのは厨臭いと思うんだが。
魔女おばさんのキャラクターの演出は惜しかったのか。そうか。次頑張れ。


んで、セックスの話だけど。
樋口監督の反論もまっとうだよなあ。高校生なんてセックスのことばかりでいいと思うというのも普通だよな。オレは童貞だけど。
でも、トミノはそういうセックスを軽くするような風潮が大人として嫌なんだな。えらいぞ。
トミノがロリータを誉めてくれるのは僕もロリータ愛好家として嬉しい。映画見ただけだけど。
んで、ロリータの映画のパンフレットを高校に持って行って読んでたら、僕が思いを寄せていた文化的な女の子がそれに興味を示して、ロリータの話題で盛り上がったことがあった。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あそこでセックスしてたらなぁー――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。
まあいいけど。オレは童貞だ!



富野の女性性の脚本家論がおもしろいな。
ブログには上手く意見を表明できないが。
アニメファンのアニメ製作者をみすかして脚本の仕事を勝ち取ったかもしれないという風なうがち方ができる富野はスゴイな。
ブレンパワードの時、トミノも女性脚本家にかなり痛い目に合わされたらしいし。「富野さんは女性がわかってない!」とか言われたとか聞いた。



んで、トミノがなんで時をかける少女セクシャリティーに食いつくのか。「女って言うのはどれくらいタフなのか、タフでないのか」というのはどういうことなのか。
というのは、つまり、リーンの翼のリュクス・サコミズのキス6連発。に集約されているのだから、みんなリーンの翼を見るといい。
リュクスの性欲はアニメヒロインで一番だよな。あれはすばらしい。
それでいて、今の若者の肯定だけにも確かに、なっていない。ちゃんとご先祖様とのつながりの中でつきあってた。
トミノは考えているなあ。
ただ、富野自身も「作品にいろんな物を詰め込みすぎる悪い癖」のせいで、そういうテーマが流れていて、視聴者に伝わりきれてないんじゃないかと言うのも惜しいよなあ。
ファーストガンダムくらいの富野分の薄さがちょうどいいのかもナ。
あきまんガンダムエースのコラムでリーンの翼を非常に誉めてたし、おれたち富野信者にはあれでちょうどいいが。



んで、女の方がセックスしたいというのは、確かにあるのかもしれない。
ボクの脳内妹も、僕に対して積極的ですからね。男は何となくどたんばで腰が引けてしまうんだよねえ。
それか、ただの交尾の乱交のヤリチンになるかだよな。
ちゃんとこう、女を受け止められるかという社会性に通じるような男らしさ的なものをウーンねえ。身につけられたら、もっと脳内妹との愛を深められると思うんだけど。
オレは童貞だけど。



(3/7追記)追記の追記(トミノ信者らしくツンデレ
でもさあ、あれだ。富野の事を書いたらおかげさまでまたカトゆーさんに取り上げて貰ってアクセス数が増えて、それはおめでたい事なんですけど。
それで、富野監督の言葉を皆知りたがっているんだなあということは、ほんとうに、嬉しいと思いますが。思いますが。
その、富野の歯に衣着せぬ言動とか、過激ぶった発言だけをとらまえて、「さすが御大www」的な受け止められ方をする、と言うのは、無残だな。と思います。
というのはどういうことかと言いますと、富野監督の言葉が細木数子江原啓之のような、「話術タレント」と同列の消費のされ方を大衆にされているという現状があるのかもしれない、と言う事です。
つまり、トミノの方が江原啓之よりもオーラ力があるんだぞ、と言う事です。オーラバトラーダンバイン。オーラシュートダンバイン
で、僕自身も、です。富野喜幸の語る言葉を気分ではなく、確固とした知として血肉にしていかなければならないと思いますし。
いわゆるアニメ屋程度の思想を理解するので必死になっている僕の基礎学力の無さと言うのも痛感します。
勘違いしないで頂きたいのは、富野喜幸の事は認めざるを得ないと思いますけど、所詮一介のアニメ演出家に過ぎないわけで、決して本来的な意味での学問ではないのよね、と言う事です。
ですが、アニメ監督に過ぎない富野が4年前に自殺したかもしれない僕を救ってくれたのかもしれないと言う事は、認めないといけませんし、ひょっとすると学問以上の物を手に入れられるのかもしれない、と言う予感もしています。
そういう出会いを出来た自分は非常に幸せであると思っても居ます。

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