玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


          Sponsored Link Google AdSense 広告

ゲド戦記についてのコメントレスポンスが相変わらず長くなった。

http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20080712/1215791306#c1215833237
なるほどー。山下明彦氏について、ちょろっと作画wikiを読みました。スゴイ人ですねいろんな意味で。
絵柄の立体感自体はそんなに酷いとは思いませんでした。(服のしわが与圧服みたいに膨らんでるのはどうかと思ったが)
でも、ジブリっぽい薄い絵柄部分よりもアレンの顔が気持ち悪く狂うほうが元気だなーって思いました。怒りで頬のしわが出るのはおもひでぽろぽろの笑顔の逆ベクトルオマージュ?


富野分の話ですが、吾朗監督はガンダムが好きだったんですか!
たしかに、完成度やテンポの構築と言う面では富野映画とは逆だと思ったんですが、良い子の漫画と見せかけて中身は電波というか狂気の中での葛藤と言う感じ。世界の均衡云々の話ではむしろ狂気で居る方が状態なのではないか?というような監督の危険志向は黒富野っぽくもありますね。
言われてみると、そうかも。
まあ、黒富野に比べても吾朗監督は狂気をちょっと軽く書いているような、若気の至りは感じますが。ま、富野監督もカミーユを最初の予定から作為的に狂わせるつもりでしたけど。


そうですねー。全体的に平均すると、ジブリに似せようって言う感じなんですけど、後半のグダグダ部分はハイブリット的です。そこら辺の伝統手法と個性のすり合わせがちょっとなれてなかったという感じで、惜しい印象もあります。惜しい作品で興行収入1位かよ!(笑)とも思いますが・・・。
全然ダメって言うよりは、惜しい印象ですね。惜しい作品はこぎれいな良作よりも気になります。
監督の電波部分とスタッフの上手さは在るけど、それが上手く統制が取れてなかったという。まあ、Vガンダムとかもそう言えばそうなんですがね・・・?
吾朗監督は黒トミノみたいに無理やり君臨するタイプでもないし、そういう宮さんが嫌だというジブリの御輿になったわけだし、難しい立場なんですよね。


宮崎富野ハイブリッドとしてはガイナックスとかもそんな感じですね。ガイナックスは他にも色々混ぜてますが。
ただ、ハイブリッドした上で自分の個性を付け加えるとしたら、エヴァもですけど、それが「上の世代に対する殺意と諦め」とか「衝動的狂気」「超能力トラウマ美少女」っていうのは、非常に今日的というか、もうちょっとオリジナルの理想はないんですかねえ?
ちょっとさびしいっす。


もっとベタでいいと思うんですけど、そこら辺に照れがある世代のクリエーターなのでしょうかね。
アレンは国で死刑になるという割にラストでテナーの家でヘラヘラしてて、微妙に重みがないというか、家族への回帰と言いながら、それをあまり信じてない感じ。なんか、ニヒリスティックなんすよね。
命を大切に、って、一般人が見るジブリだからとってつけた感じがして、テーマを作者が信じてない感じはさびしいなあ。ハウルの戦争批判もそんな感じです。
永遠の命は生きることの否定って言うのも、なんか口先だけでしたし。悪役がドロドロだから悪いって言うのもなあ。まあ、ディアナ様みたいなきれいな1000年女王の疲労と言うのは一般視聴者的には分かりにくいんですかね?
僕は物語から何かを取り入れて思考回路をアップデートするっていう事をやりますが、一般層は物語は常識の再確認程度でオッケー?まー、それはいいんですけど。
でも、ゲドは常識の言葉で過剰に包んでるけど、中身はアレですよね。電車男映画版の夢オチシーンみたいな毒がある。
本当はむかつく親を殺してトラウマ美少女とイチャイチャして自殺したいってだけなんだったら、もっとそれを正直に言わないと美少女や自分の狂気に失礼だろ。谷口吾朗のルルーシュ先生は正直すぎますけど(笑)まあ、一応政治っぽさで誤魔化してますがwwwww


むしろ、F91みたいに「人類9割死ね!」でも「金髪美少女は生きろ!」っていう作者の理性と本能の葛藤が分裂して善と悪の戦いになってるほうが作者の切迫感があって好きですね。
理性に対してベタな性欲が勝つというような。


今川監督はスゴイベタの極北で家族愛師弟愛恋愛友情努力勝利を描いたんで、G戦記はいいデスね〜!
めっちゃ戦いそう。
原作小説でのゲドも1巻以外は基本的にあんまり戦ってない戦記なんですけどね(笑)
アニメのゲドは全然戦ってないし、意味不明に主人公を突き放してましたから。最終決戦でも、できるのに何にもしてなかったし。乗り越える壁にすらなってくれないって言うのが吾朗監督から見た父親像だったみたいですね。
師匠はドモンを突き放しながら成長させてくれましたもんね。まー、それも師匠のにこじれたエゴと責任感の理想のためなんですけど。エゴをぶつけてくれる方が男同士として戦い甲斐があります。
秋元洋介のゲドはめちゃめちゃやらかしそうですな。魔法使いまくり。っていうか、むしろラスボス!
そしたらドラゴンがガンダムっぽく活躍しそうですねー。
世界ドラゴン連合とか。
原作でもそういう所はちょっと在りましたか?