玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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世界名作劇場ポルフィの長い旅39君へと続く道

最近、出張したり新番組ラッシュだったりで、見てなかったので、先週のポルフィです。
新番組で、いろんなファンタジーとかテンポが早くテンションの高い日常生活が繰り広げられている中、今回のポルフィは、1話丸まるポルフィが山道を行くだけの話でした。
人には3人会いました。
あと、動物が数匹。
あ、挿入歌があった効果も大きいな。
それだけで1話作れるのもすごいが、それを退屈せずに見せるまで持っていくのもまたすごい。おもしれーなー。
山道を一人行くポルフィの背後の鹿にフォーカスして、その鹿が立ち去る時の足音だけをポルフィに聞かせる事で、視聴者は鹿だと分かってるのにポルフィには何の音か分からないのが不安だという事を見せるという演出がスゲエ!
と、思ってたら絵コンテで芝山努が参加。
ありえん。
ありえない豪華さだぞポルフィ!っていうかヒマだったの?亜細亜堂コンテンツ代表取締役なにやってんすか。
1話ゲスト絵コンテて。いやー。いやいやいや、たまには1スタッフとしてというのも大事な事なのかなー。うーん。
序盤では山本寛が絵コンテ切ったりもしたけど、それ以上に物凄いベテラン過ぎる。ポルフィシンエイ動画とかジブリとかいろいろつながりが広いスタッフワークだけどサー。
山本麻里安の脚本というのも驚いたが。油断できなさすぎ。
なんか、ベテランとか若手とかの実力者が採算度外視でやりたい放題する場になってるのか?名作劇場

面白いから採算も取れると良いな、と思うが、俺には金がないんじゃ・・・。


高畑勲、とみの喜幸が参加したら泣く。
奥田誠治氏はコゼット以降には参加してない。ちなみに、奥田誠治氏は富野由悠季以上の絵コンテ執筆日本記録保持者のさすらいのコンテマンと言われてたりする。うたわれるものだったりする。
もちろん富野喜幸はクレジットされなくても直したりって言うのが多いし、高畑もそうだし、そういう場合はカウントしにくいからよくわからんのだが。
http://www.janica.jp/konte01.html
ちなみに、10月26日にJAnicA(日本アニメーター・演出協会)で奥田氏が絵コンテの書き方を教えてくれたりするらしいから、絵コンテを上手に書きたい人は行くと良い。


一応40話もアップされてたから、4クール目も放送するんですかね。コゼットは52話と、4クール目一杯使ったわけだが。
しかし、ポルフィってあと13話でミーナに会えるんだろうか?
もう、ひどい話ですよこれ。
妹アニメとしてはコードギアス 反逆のルルーシュR2と(妄想的に)関連して見てたりした私ですが。
コードギアス 反逆のルルーシュは「万能感を欲しても世界はおまえに優しくない」というテーマも含んでると谷口悟朗監督はインタビューで言ってたけど、ポルフィの長い旅の場合は「万能感など求めていなくて普通に家族と暮らしたいだけの子供に対しても世界は全然優しくない。しかし、個々人は優しいかもしれないので、全く絶望するわけにも行かないって言うのが悩みどころだし、ドラマなのよねー」って言う感じ。
今回のポルフィは行きずりの娼婦(はっきり描写されてないけど、おそらく娼婦)の人生に微妙にかかわりました。日障氓フり子の時と同じく、子供だから許されるドラマですね!
大人の男だったら、何て言うか、放送コードスレスレです。
うーん。



というか、僕はやっぱりアクションとか美少女とか軽妙洒脱な会話よりも微妙な小芝居演出に性的興奮を覚える変態フェティシストのようです。
強化しすぎたか・・・。