玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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∀ガンダム第13話「年上のひと」

脚本・浅川美也 コンテ・斧谷稔/横山彰利 演出・岩崎良明 作監・菱沼義仁/戸部敦夫
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pastel/3829/words13_TurnA.html
http://www.turn-a-gundam.net/story/13.html
公式サイトの

 ミランは、今回の移動はアグリッパ一派に対する牽制だとディアナ(キエル)に説明する。ディアナに扮したキエルは和平のためにもと、キエル(ディアナ)探しをミランに頼む。

っていうあらすじは本放送じゃなくて脚本レベルの構成では?


まあ、それはいい。
今回はウィル・ゲイムIII世とテテス・ハレ登場。新キャラの紹介もあり、かぐや姫のおとぎ話と絡めて、という事で、ほとんど新しい話は動いていない。ディアナ様萌えのための話といえるでしょう!
いや、ウィルゲムの発見とか、ディアナ・ソレル暗殺とか今後につながる伏線はあるんだが、まだ暗示程度。


  • キャラ萌

ディアナ様ですよ!
ベーコンを美味しいと言うディアナ様、ウィルに抱きつくディアナ様、三つ指を付くディアナ様、怯えるディアナ様、寝ているディアナ様、思い出のディアナ様、泣くディアナ様、あああああっ!かわいすぎる。
つうううううきのたまよおおおおおおおおっ
今のディアナ様のお召し物は白を貴重に、青のラインに赤いブローチ、それに金髪というトリコロールカラーであり、つまりガンダム
オープニングでもディアナ様がホワイトドールになるし。
つええー!
ディアナ様の心理描写シーン「これが、女王にできる事なのか!」はカメラがゆれながら3回パンしたり、ドアップになったり、入射光が差し込んだり、スローモーションで駆け出したり、いちいち出崎統っぽい演出が映画的で、つまりディアナ様可愛い。
ディアナ様が母親のように全てを奪ったとしても、ディアナ様ならいいんだ!こんなに可愛いお母さんなら!フォウ!僕たちの母さんだよ!(小説版カミーユ
つうううううきのたまよおおおおおおおおおおおおっ
ロザミアが金髪なら良かったのに。
金髪さん、金髪さん、金髪さあああああああああんんっ!


いや、ちょっと興奮しすぎた。んで、ディアナ様はある意味究極ニュータイプらしい。

http://tomino.g.hatena.ne.jp/prisoner022/20081015/p2
エゴを乗り越えることこそニュータイプの特徴と定義するならば、確かにこれがニュータイプの最終形だろう。

宇宙で快く制御されたコロニーに安住し、人口冬眠を使いながら半永久的に若く美しいまま生き永らえることよりも、地球の過酷な自然の中で、生死の循環に身を委ねること。

四季の移り変わりの中で自然の変化を見つめ続ける月の女王ディアナの姿は、まさにそれを示している。

宇宙に進出することに希望と進化を見出したガンダムニュータイプの物語のいきつく先は、地球の厳しい自然の中で、四季の移ろいを見つめながら、悄然と自らの死を受容することであった。
http://homepage3.nifty.com/mana/a-gundam1.html

で、それはジブリ的な老婆の達観やボケと言う感じではなく、少女の感性と女の理性の究極として自覚して受け入れているディアナ様と言うのはニュータイプだねえ。
ディアナ様は良く笑いよく泣く。ディアナ様ーッ!
こういう、モビルスーツに乗らない少女ニュータイプって言うのはギギ・アンダルシアにも近いかなー。金髪だし。
んで、愛人として男を戦わせてしまうギギ以上に、ディアナ様は国家の愛人の女王様!シャア・アズナブル総帥の要素もあり。
かぐや姫として男たちを狂わせる異国の女王。
でも、一人の男に身を焦がす情熱を秘めた肉体・・・!
たまらん!たまらんぜ。
ディアナ様最強すぎる。


ウィル・ゲイムはブラッド・ピットに脳内変換するんだ!脳内変換するんだ!
初代のひげはもうちょっと綺麗にしたほうが良かったよーな。ヒゲがテーマのアニメだけどなー。清潔感は大事。
色替えのヒゲはアニメでは難しかったと安田朗氏はデザインズで書いてる。せやけど、アニメ版と安田版では、アニメ版の方が髪と髭の色が濃いので、重い印象になってる。うーん、ここらへんはキャラ原案とアニメデザインとのすり合わせが上手くなかった部分かなー?
天野喜孝いのまたむつみは元々アニメーターだからなあ。
顔の作り自体は良いと思うんだがー。あきまん氏も考えすぎたらしいし。
僕も本放送の時はディアナ様のロマンスとしては微妙でした。まあ、キャンディ・キャンディ理論でいくと、主人公以外のヒロインは可愛くなくていいんだが。いや、でも、キースはカッコいいよ。


テテス・ハレさんは初登場の走り方の美しさだけで印象を支配してロランの気を引いてしまうって言うのが、白黒時代の洋画っぽくて有無を言わせぬ感じに場を支配していてすごい。これが、ロランがテテスさんに主導権を握られて温泉にも入ってしまうって言う、人間関係のルールになってるようだ。
しかし、白昼堂々、ダッシュ石でディアナ暗殺とは、感情的過ぎる人だ!作戦もクソも無い。
しかし、ここでディアナ様が死んでたら、石で撲殺されたヒロインとして物凄い事に成ってたんだろうなー。ひぐらしのなく頃にか。


ちなみに主題歌ターンAターンの「美しい剣は人と人つなげて」っていうのは明らかにロランのチンポの話なんだと思う(爆
オープニングでもその歌詞の所でロランのチンポを守護する金魚のメリーさんが大写しになるわけだし。

美しい剣=メリーさんと戦闘服のロラン=チンポ
人と人つなげて=ロランと水と蓮の花=チンポで濡れた女体をつなげる
巡り来る切なさ、悲しみを払って=海を背にしたソシエさんと普段着のロランと麦の穂=母と父、枯れる事で種を残す命の営みで、めぐり来る死の悲しみを浄化すると言うこと。


あなたとのあいだに命あるかたちを=受精
この星に捧げる、愛という印で=出産


星星の瞬き、生き物に微笑み、太陽と月とがこの大地温め=生活
生まれ出る悦び=幼児の命
慈しむ心を=青年の愛
緩やかに育てて=壮年の子育て
傷口を癒そう=老境の満足


ターンAターン ターンAターン ∀=始まりに還り、また、全てに還り、そして、全てが輪廻し、命が踊る悦びの叫び(秀樹感激)=ロランきゅんの極黒チンポでディアナ様もキエルお嬢さんも貫くぜ!


ホーミー=一人で二つの声=ディアナとキエル

ターンエーガンダムのオープニングの暗号は賛美歌と宗教画か。ダヴィンチ・コードか。
ターンエーターンのリフレインはKomm, süsser Tod の「無へと還ろう」というキリスト教を一方通行の全否定と解釈したエヴァンゲリオン密教的輪廻の全肯定ガンダムにしているのだなー。うむうむ。
エヴァは潰す!
いや、甘き死よ、来たれも思春期の頃に直撃して好きな曲ですよー。


つまりどういうことかと言うと、∀ガンダムと言うのは、ディアナ様という超絶母性の話で在るとともに、ロランが∀ガンダムというスーパーチンポロボ兄貴に修行を受けて、最終的にディアナ様に振られたり狂わされた男たちを越えた、スペシャルチンポマンに成るまでのおちんちんマンガなんですね。
全てを吸い込む母性に対して、すい尽くせない無限力こくまろイデオンガン汁をぶち込む父性チンポの成長譚です。
単に男らしいだけではなく、女性のことも理解しています。ローラ・ローラとして貴婦人修行もして、「こんなに可愛い子におちんちんがついてないわけないだろ!、、、、ついてたーッ!」と言うことで余計にチンポコの魅力を増幅。
最後は∀がターンXのチンポと相打ちになるが、ギンガナムの日本刀チンポをロランがへし折る。
ロランのチンポを守っていた包茎メリーさんをソシエに捨てさせて、ズル剥けチンポ。
しかし、ディアナ様の肉体には手を出さない。性欲を制御するスペシャルジェントルメン。
ステキ!
うん。ごめん。
悪口を言ったつもりは無いんだ。
で、今回の温泉はソープに行った感じですかね?北方謙三先生!短いシーンだが。
年上の女の人の前で堂々と浮いたり湯船の縁に腰かけたり、ロランがいつもよりも強気です。すげえ。
着々と性徴していっているなあ。






  • メカ燃え

自動運転で洞窟という不整地を歩行するヒゲのホワイトドールに乗りながらディアナ様とロランが飯を食う。超高性能だ。
お嬢様がお食事をできる安定性。すばらしい。しかし、コックピットのヘリに腰かけているロランは地上10メートルなんだが。大丈夫か?お嬢様に萌え狂っているからか。
シド爺さんはターンエーガンダムの右手に乗っているが、シドじいさんを下に降ろす時に、ロランは左手側のコントロールボールかコンパネを操作した。ヒゲの操作系はすごく簡単で冗長性があるんだろーか?やっぱしサイコミュ
映像の原則的に、ロランはお嬢さんの上手に位置した方がいいって言うのはあるけどな。


ホワイトドールの金玉コックピットは装甲を閉じる事もできるのか。前回、モニターをしきっていたナノマシンの帯が剥がれ落ちたのは、シド・ミードがリアル路線でデザインした全天周モニターが、大河原邦男のイーゲルよりも性能が低く見えるから自己進化したみたいだな。というか、作画の都合。エルガイムのときからそうなんだ。
途中で内装をカッコよくするのは仮面ライダークウガトライチェイサー2000のコンパネをメ・ガドラ・ダにぶち壊されて直したところに似てる。総集編近いし。




どうでもいいけど、ウワッドのスパインコンセプトフレーム一本で支えられた上半身が崖から身を乗り出すのは怖い。ミノフスキーフィールドかなあ?すごい小型。
んで、そのウヮッドにたいして、ロランはイーゲルから得たドリルを使って生き埋めにする。コミカルな描写なんだが、死ぬんじゃないか?これ。でも、ポゥ・エイジ中尉*1は「埋まった奴は自力で脱出しろ」というだけだから、コックピット・シェルの装甲はしっかりしてるんだろうか。ウーム。


で、小さいゥワッドとの戦いはコミカルだが、重機動メカ・ウォーキングドームとの戦いは達人の領域。

崖の下からビームサーベルを囮として投げる
ウォドムの視覚がそれを自動追尾した隙をついて、前回復活したIフィールドを使ったジャンプ
マニピュレーターに捕まらないように避けながらウォドム後頭部のジェネレイターを蹴り、最大の驚異であるメガ粒子砲にダメージを与え、
バックジャンプで間合いを取りつつ、至近距離で(自動発射された?)ミサイルの死角に入り受け流す。
パンチはまともに食らってしまうが、以前に手刀でウォドムの間接部を切断しているので、装甲的には∀が優勢。後に飛んでいるし、受身で転がればダメージは無い。
連続した二発目のパンチは避け、それが地面とウォドムの体勢を崩す隙を付いて、ウォドムの手を踏み台にしてジャンプ、
先と同じく目前でミサイルを避けつつ、苦し紛れに開いたメガ粒子砲をマニピュレーターで粉砕するとともに更に高く跳び、頭部火薬庫にビームサーベルの斬撃。
相手の頭部の爆発に乗じて木立に隠れ、ポゥを逃走させる。

これをちょうど1分でやりました。
はっきり言って、本放送のときの私は何が起きたか分かりませんでした。速すぎる。ヒゲ!逆襲のシャアレベル。
ポゥも何がなんだかわからなかったんじゃないかなあ?
富野アニメを見慣れていないと、ものすごい戦いが起きても物凄いという事もわからなかったんだなー。格ゲー下手だし。俺。
ロラン達人すぎる。
ウォドムの鈍重さを知っているロランが、その反射的行動を予測して接近戦で手玉に取り、ヒゲ人形の敏捷さで圧倒するって言う戦術の方向性が良い。
基本的にウォドムには相性が悪い相手。
ウワッドがいなかったらメガ粒子砲の一斉射撃で谷ごと蒸発させればよかったんだろうけど。そしたらディアナ様も死亡。
あと、前回、ウォドムでマウンテンサイクルを砲撃してもヒゲに地下に逃げられたって言うことも、砲撃戦をためらわせる伏線。
コレンの戦死に乗じて功を焦るポウ”中尉”の舞い上がりも、本隊に報告前に攻撃を仕掛けたっていう一因だよな。
ウワッドごときでヒゲを炙り出して、ウォドムの手で捕獲しようっていう基本作戦が無理というか、ホワイトドールをなめてたんだな。
破壊か捕獲か、方向性も定まっていなかっただろうし。つーか、ウォドムみたいな目立ちすぎるモビルスーツで偵察って言うのがそもそも間違ってる。(まあ、ロランに発見されたのはワッドだから、基本的に素人臭い)
うーん。
今回はディアナ様がメインのドラマ回で、戦闘シーンはものの3分以下のサービスカットなんだけども、それでもこれだけ思惟とドラマを感じさせる戦いなんだなー!
士郎正宗萬画か。富野アニメには欄外脚注は無い。
漫然とドンパチしてるだけじゃなくて、これはこれでポゥという女とロランとの知恵と体のぶつかり合い、セックス=戦争なんだぜ。
意思の通った戦いはゾクゾクする。

  • ツッコ・ミーレル

ロミオとジュリエットは地球のキエル・ハイムは知っているが、月のミラン執政官は知らない。文明は月だけが残しているのではなく、文系の知識は地球の担当だった?
にしても、1万年と2千年くらいシェイクスピアは読み次がれてるのかよ!まー、ギルガメッシュとかなら、それくらいですかねえ?いや、氷河期だけど。黒歴史の最期は氷河期よりも酷い有り様だけど。領主様の知恵がすごいな。
穴を掘るときはカナリア

*1:今回より中尉