玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

∀ガンダム第31話「追撃!泣き虫ポゥ」

脚本・高橋哲子 絵コンテ・小原正和/斧谷稔 演出・南康宏 作画監督佐久間信一

あらすじ
http://www.turn-a-gundam.net/story/31.html

台詞
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pastel/3829/words31_TurnA.html


3ヵ月半ぶりの正規のコンテンツであるターンAガンダム感想です。見たのは3月頃なんだけどね。もうね。カツカツなの。


タイトルにもあるように、ポゥ・エイジ中尉をロランとソシエが撃退する話。
そこだけ見たら、比較的分かりやすい話だ。
泳ぎが得意のカプルをソシエが操縦してロランの∀ガンダムを海から空に投げ上げて、ポゥの指揮するアルマイヤーを攻撃させて撃退した。(アルマイヤーのカタパルトだけをロランは狙ったが、人は死んでなさそうな描写?ムーンレィスは自動化が進んでいるから?ホワイトベースならたくさん死んでた)
少年と少女がこういう協力作戦をするのは燃える。
息がピッタリ合ったラブラブ作戦だ。
その前にロラン・セアックソシエ・ハイムが二人でカリブ海を渡るのはもろにデート。この巻のDVDジャケットはあきまん氏に夜とロランとソシエの記念撮影だったとか。
ラブラブじゃねえか
イルカと戯れるソシエは美少女ですね。あざとい
ロランはそんなソシエの尻をカプルのコクピット内通信映像で見て、頬を染めた。
これはロランが覗いてるみたいだけど、実際はソシエの方が送信してる画像。
ロランを挑発してるのか無神経なのか?
ソシエは姉のキエル・ハイムのように豊満ではないが、パイロットらしく健康的に引き締まった腰のくびれと、小振りだがツンと張った尻が少女らしいエロチックさだ。
それを強調する黒く股上の高いズボンに貧乳だからこそ胸元の深く開いたブラウス!
自分の体つきを活かしたファッションのソシエは頑張ってる。
ここら辺はセックスアピールというよりは、かわいい女の子が自分をかわいく見せるのは当たり前だと、しておきたい。
痴女とかビッチとか言うのは童貞オタクの発想に過ぎない。私だ。
そんなこんなで、予告のコメント曰く、ロランはソシエに恋心を抱いた。
ロランはドナ姉さん、ディアナ、キエル、テテス、ソシエと多情なドキドキ思春期ボーイだな。鈍感ボーイでもあるが。
ラストに二人で流れ星を見て「お嬢様と同じお願いをしました」っていうロランは天然ホスト体質ワラタ。
ラブいなあ。
というか、本放送の高校三年の時の僕はターンエーガンダムの話の構造は、途中では全くわからなかったけど、ロランがソシエのかわいい尻を見て頬を染める所だけは印象に残っていた。
僕も分相応な恋心を持っていたようだ。ふふっ。



そんな甘酸っぱいラブコメなロランとソシエ対して、今回はディアナに扮したキエルさんが、グェンとリリのカップルに入れない自分を実感した。それでキエルさんはロランにソシエを託したりして、恋愛的には独りになってしまう。
戦艦ウィルゲムの中でも、キエルはディアナそのものだと言うようにふるまい、秘密を抱いて孤独だ。
キエルが今後想いを寄せはじめるハリー・オード大尉はフィル少佐とミラン執政官とミドガルドの陰謀で行方知れずになったディアナ様を探して奔走中。
だから、キエルは今一番淋しい。
こういう陰謀事件という縦軸を、キエルの恋愛関係での横軸に使うのが素晴らしいな。


陰謀については、フィルとミランは、地球を征服してなんでも自由にして、自己効力感を満たしたいとはしゃぎ始めたということか。
その彼らは、自分達の戦いに制限をつけるディアナを放逐したがる。


で、アグリッパはそのように政体を強くしたディアナカウンターが月に攻め込まないように、錦の御旗として持っておきたくなったので、 ミドガルドを使ってディアナを手に入れる。


アグリッパ派とディアナカウンターは水面下で敵対しているのだが、ディアナを親衛隊が地球人に売った事にして出て行かせたいフィルとミランのディアナカウンターと、ディアナを持ちたいアグリッパの表面上の利害は一致したので、この受け渡しは成立。


アグリッパの方が、政治的に一枚先を読んでいるようだが?
さて?



親衛隊については、制服でわかるが、フィルに使われているグループと、ハリーのバックアップをしているグループに別れているようだ。
しかし、活躍するのはハリーだけで、なかなか他の脇役親衛隊は出ない。
ベルサイユのばらのオスカルの部下は色々いたのになー。
親衛隊長ばかり目立つ。月の親衛隊は多少活躍するんだっけ?



さて、今回はソシエとロランのデート、キエルの孤独を描いています。
もう一人、女性を描いているのは、もちろん、ポゥ・エイジだ。
好きなフィル少佐のために熱を押して戦いにでるけど、イライラして失敗する。
これ、生理っぽいなー。 失敗したからフィルに捨てられると思い込んで暴走した作戦を決行したり、人工衛星のレーダーが使えないだけで「みんなで私をイジメてさ」とか怒る。
敵が生理中の苛々を理由に襲ってくるロボットアニメってなんだよ。


高橋哲子脚本だが。
生理中にハリーみたいな敵方のイケメンに口移しで熱さましの漢方薬を飲まされるのは女性としてはどうなんだろうね?
まあ、なかなかないシチュエーションだとは思う。



大人の男に捨てられないように苛々しながら無理に戦う体育会系キャリアウーマンが、召し使いをかわいい尻やイルカと戯れる可愛さで確実につなぎ止めているソシエお嬢さんに負ける話か。


まあ、ガンダムは超強いわけだが。
∀ガンダムビームサーベル二刀流でシュツルム・ウント・ドランク!
[rakuten:surugaya-a-too:10170393:detail]