玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


          Sponsored Link Google AdSense 広告

ファイ・ブレイン 神のパズル第11話 女王様の逆襲 絵コンテ演出作画監督、重田敦司回!演出で泣けた!

実は、僕は重田敦司さんの絵がすごくすごく好きなんだ。∀ガンダム厨だからね。
で、今回は10月30日放送の第5話ぶりのコンセプトデザイン担当の重田敦司さん回。
セーラームーンのセルフパロディや、戦隊物やウルトラマンコレクターユイとかバトルロワイヤルとかをパロディにした感じのケロロ軍曹のようなギミックや、中島愛演じる姫川エレナの子役としての悩みなどはカレイドスターっぽい。佐藤順一監督の東映関係とかのアイディアも混じっていて、たまゆらARIAの日常ものとはちょっと違う佐藤順一監督の引き出しの多さが、かいま見られて、楽しかった。70年代、80年代、90年代、00年代のアニメや特撮っぽさがバラエティーショーのようで楽しい。しかもその使い方が一ひねりしてあって面白かった。
特撮セットで戦隊ヒーローのコスプレをして、爆弾と戦いながら、大形の箱のパズルを解いて、同時に友情も深めたりって言うのは、とてもドラマの構成として上手い。絵コンテや演出と言うのは、映像のパズルであり、同時にスタッフワークのパズルでもある。ということが、アニメから伝わってくるような良い演出だった。
それでいて、テクニカルなだけではなく、姫川エレナの悲しい思い出と、その中にある純粋な気持ちを感じさせて主人公のカッコよさ、ギャモン君のちょっぴりラブを描いてて、とても人情の感情にも訴えかけるドラマだった。実際エレナの回想や、事故に遭った時の悲しそうな所や、最後にパズルが解放された時のすがすがしい感じはとても芝居としてみてて良かった。泣けた。
重田敦司さんの割に、アニメの絵としてはイラストでの重田さんの絵のような、こってりとした描線では無かった。
でも、要所要所の見栄の切り方とか視線の使い方がとっても上手くて、ああ、絵の上手い人はさっぱりした絵を描いて演出しても上手いんだなーって感心したなあ。
そんなわけで、スタッフロールを見る前に「今回は重田さんだな」と分かった。だいたい、絵の線か絵コンテのテンポとレイアウトを見ると作った奴がどういう人かわかる。なんつってw
僕はあまりアニメーターに詳しい方じゃないけど、最近は馬越さんと重田敦司さんと荒木伸吾さんと杉野昭夫さんの違いが分かるようになってきましたよ。個性派ですからね。

しかし、ガンダムAGEは完璧にファイ・ブレインの前座だなあ。ファイ・ブレインもどこかで見たような展開のつぎはぎなんだけども、その接続の仕方の演出が上手い。エレナの過去をあえてあっさりと止め絵で処理する所とか。ギャグとシリアスの配分とか。キチンとしてる。
ガンダムAGEはどのパーツがどういう意味なのかを咀嚼できないまま、過去の感動場面をツギハギしてる感じ。
まあ、佐藤順一監督や重田敦司さんの方がぶっちゃけ、サンライズガンダムスタッフとしてはベテランだからなあ。
そりゃあ、作りもしっかりするというもの。


まあ、テクニックもそうなんだけど、やっぱり笑って泣けて、最後に爽やかに成れる系統のアニメは良いね!


POGの人たちは簡単に人を殺そうとするので、倫理観が吹き飛んでいる世界観っぽいけど、そこをファイ・ブレインの子供たちを養成するための巨大学園という一つの嘘設定を作ることで全部免罪符にして、自由なバトルと自由なシナリオを描くアニメになっていて、楽しい。
ファイ・ブレインとは何かと言う事は知らんけど。そしてPOGのリアリティは確実にゼロなんだけど。
でも、いろはにほへとの永遠の刺客みたいな人がカッコいいです。


そして、やっぱりガンダムAGEのプラモよりもパズルの方が楽しそうに見える・・・。神のパズルの世界ランカーの人はパズル馬鹿で、あんまりテレビ映えしてなくて、表情が豊かではないおたくっぽい人だけど、それでも世界で活躍しててカッコいいので、そういう生き方も楽しいのかなーって思う。