玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

アイドルマスター第23話 私

「みんな」を優先する春香が逆に、みんなやプロデューサーにいろいろ善意でしたことが裏目に出るって話。「みんなのために」っていうことが実はすごくエゴイスティックなのかも。って言うタイトルだね。
THE IDOLM@STERのアニメ。
ニコニコ動画で見てる人も多いから、僕はアイマスの記事はあんまりネタバレしない方向で行くけど、映像の原則的に言うと、雪歩のライブシーンで春香が下手の奥に居るのは、輝かしい雪歩と不安を抱えた春香、って言う演出。

映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック)

映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック)

春香の下手に春香に反論する美希が座るのは、春香に取って美希が脅威で、美希が上昇志向、って言う演出。
そして、上手から下手の奈落に、っていうのは輪るピングドラム18話みたいで舞台劇として構図が分かりやすかった。
あと、春香が楽しみにしてた全体練習のスタジオが、センターポジションのカメラで、さびしい突き放した感じ、って言う構図も多くて、そういう演出が上手かった。
そこらへんで、春香の揺れてる感情を上手く演出してて面白かった。
春香ががんばりすぎてしまうという脚本的な攻勢も面白かった。まー、プロデューサーがそこら辺をもっとしっかりするとか、スケジュール管理はマネージャーを個別に雇って、アイドルにはアイドルとしての仕事だけに専念できるようにする、って言うのが現実的に大事なんだと思う。でも、アイマスの世界ではあくまでアイドルが頑張って悩んで、プロデューサーとの関係でアイドルの気持ちが揺れる、って言うのが今までの伝統だしなあ。
エターナルプリズムとかも。
ドラマCD アイドルマスター Eternal Prism 03

ドラマCD アイドルマスター Eternal Prism 03

コミック版も、結構アイドルを悩ませようってする展開が多い。ライバル版は少年氏らしく少年プロデューサーのサクセスだったけど。でも、会社としてはちょっと弱体化しててスケジュール管理の負担をアイドルにさせるのが多い。アイドルのショーより、アイドル候補がアイドルになろうとするドラマがアイドルのストーリーの軸だったりするし。だから、わりと実際の芸能活動とは違うし、ちょっと都合よく悲劇やハッピーも怒る世界観ではある。
でも、それをアイマスらしさだと思ってみてます。僕はね。
んで、今回の春香はちょっとめんどくさい女だったけど、だけど、春香は高校生だから、気持ちが舞い上がっちゃう少女なんだよね、って思ったら許せる。
しかし、雪歩のライブは短いシーンだったけど、素晴らしかった!あと、冒頭の小鳥さんと会話する春香の長回しのシーンも上手く芝居ができてて良かった。ていうか、小鳥さんって本当に良い尻をしてるよなあ。