玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


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輪るピングドラムBD3巻の美

てな訳で、昨日買って、昨日は本編を見て、今日はオーディオコメンタリーと特典を堪能いたしました。
第7話「タマホマレする女」第8話「君の恋が嘘でも僕は」第9話「氷の世界」収録。

BD3巻の特典ブックレットは、中村千恵子・秋山健太郎美術スタッフダブルインタビュー。
原画や設定画も豊富に載っている。インタビューでは、絵の製作工程や、幾原邦彦監督とのやり取り、作品の雰囲気を作る背景美術としての思想の持ち方、などなどが描かれていて興味深い。やはり輪るピングドラムは人の想いが込められていて、それが美意識として我々視聴者にも伝わるのであろうなあ。
視聴者が背景の絵を見る時の注目ポイントが記されているのが良かった。また注目し直して見返したい。

  • BD画質美術

クリスタルワールドの生存戦略バンクも相変わらず美しいけど、9話の中央図書館そらの孔分室の背景の闇や壁にうっすらと見えていた模様や色彩がBDだとよりはっきり、色鮮やかに浮かび上がり、放送時には気付かなかったペンギンマークや色彩バランスを意識させられていて楽しかった。
投光機からの光のプリズム効果とかね。
あと、時籠ゆりさんのMの悲劇や荻野目苹果の妄想の城や西部劇、荻野目聡のラッコ空間なども面白かった。
背景やキャラクターの色彩や動きをぼけーっと見てるだけでも楽しい。
あ、多蕗圭樹をプロジェクトMで強姦しようとする苹果の全裸シーンはテレビ版よりもはっきりと体のシルエットが見えたような気がする。(要検証
まあ、そんなにポルノではないけど。女の子の裸だなーって感じ。
ピングドラムの前の番組がえっちなどろろんえん魔くんメーラメラだったけどな・・・。

  • 特典CD

今回のサントラは、1,2巻のCDよりも収録曲数が多くて、結構聞きごたえがあったと思う。1,2巻の同梱サントラは曲は良いけど数が少なくて、なんとなくBGMにして聞くには不向きだったし。
印象的な曲が入っているから、って言うのもある。
放送前CMに使われた「ぽぽぽ ぽぽぽ・・・・ぽぽぽ ぽぽぽ・・・」という不穏感のテーマである「もうひとつの世界・予兆」や、ストリングスが美しい眞悧の登場シーンでの「華麗・そらの孔分室」、ガンマン苹果のテーマ「夕日の荒野でデスティニー」など、聞きごたえのある曲が多い。

  • オーディオドラマ「陽毬とサンちゃんのワクワク・クッキング!」

高倉陽毬役の荒川美穂さんが可愛い。ひたすらかわいい。陽毬が料理を作るのがかわいい。陽毬がロールキャベツでお殿様ごっこをするような感じで、独り言を言いながら楽しそうに料理をしてるというだけで、全く山場もオチも意味もない。でも、シスコンの立場から見ると、妹がそういう風に可愛く生きているというだけでほっこり!
あと、陽毬の「一人遊び上手」っていう孤独感が楽しそうな料理の中に表現されているのかもしれないし、単に陽毬がかわいいだけなのかもしれない。

  • オーディオコメンタリー

相変わらず幾原監督が若手女優に武勇伝や男女観を語って、三宅ちゃんはカオスな下ネタを飛ばし、荒川さんが何とかまとめようとするという、荒川さんの健気さが・・・。
しかし、幾原監督はオシャレなのに、なんで「モテないアピール」をするのかな。「モテないアピール」と同時に「意外と俺っておしゃれだし女心も考えてるアピール」もしてて、なかなかじわじわと面白い。
なんだけど、朴ロミさんや能登麻美子さんのアフレコ裏話などが聞けて楽しかった。
しかし、面白いのでコメンタリーでも普通に御三方が見入っている場面も。
幾原監督のかわいさを愛でると、このコメンタリーは買う価値がある。幾原監督の「俺は社会に阻害されてるんじゃないか」っていう怨念と「僕は褒められて伸びるタイプなんだ!」という二つのアピールが面白いバランスだった。幾原監督は気持ちが若いなあ。
あと、幾原監督の女性感語りの中に、意外と作品理解のヒントになることがチラッと出てる。監督は苹果が好きなんだなー。

  • 久しぶりに見た本編

8話までの全体の1/3は苹果編、って事だったけど、やっぱり苹果が終盤で色んな物を支える女の子になる、って言う説得力を増すために、前半は本当に屑のようなストーカーと言う事をちゃんと描いてる。中だるみじゃないんだよ。苹果ちゃんは最初から聖母キャラじゃなくて、馬鹿なストーカーで家族の輪にこだわってる青春エネルギーの妙な勢いがあるということが丹念に描かれてたから、だから終盤で苹果ちゃんが晶馬を支えるいい子になっても、単に良い子である、ってだけじゃない。なんというか、土台がしっかりしてる感じがする。紆余曲折を経たからこその説得力や精神力はある。


あと、9話はそらの孔分室の異空間が印象的だったけど、日常シーンのリアルさも武内シャフトらしいなーと。
陽毬の回想シーンでの幼い冠葉と晶馬がダラダラしてる感じとか、トリプルHのヒバリちゃんと光莉ちゃんがリアル小学生っぽいだらけた感じだったり、リアルめの芝居をしてたりする。怪我をした高倉千江美の生っぽい感覚とか。
そんな感じの印象ですわー。
4巻も楽しいコメンタリーとかファビュラスな特典があると良いなあ。

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つーか、なんだこれ。
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