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登場人物それぞれの欲望、欲求不満、充足、それに伴う人間関係の激突、嫉妬、過程と帰結が描かれていて良い。
めだかは人を助けたいという欲望と能力を持つ。人吉はそういうめだかに追いつけないと思いこんでるという欲求不満と追いつきたいという願望を持っている。
あと、剣道部の奴らの嫉妬や能力不足による欲求不満の連鎖的な発生と解決もプロットとしてわかりやすく、また、解決した感じがスッキリとした印象を与える。
僕は、物語は登場人物の欲望に対する対処行動と、視聴者読者の物語に対する欲望の喚起と満足で構成されると思っている。
西尾維新はそういう組み立てが上手いよな。