玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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謎の彼女X第8話「謎の感覚」セックスしたいって本気汁出して考えているアニメ


↑この画像はコラージュです


今回も、前回に引き続き、先走り汁や愛液が出ているような、性器がキュッ!としているような描写が印象的で、すごくエロティックで良いアニメでしたね。ポルノアニメではないんですけど、暗喩と演出の機微で心理的なエロさはポルノアニメ以上でした。
原作もかなりエロかったけど、原作にチラッとだけ出ていた要素を、アニメ版ではさらに増幅していると感じる。
例えば、卜部が丘と話すシーンの男根の象徴のような巨木とか、丘が愛液を漏らしたようにスカートの太股に手を入れる芝居、原作でもチラッとだけ背景やポーズとして出ている。アニメではそれをワンカットや動画として強調している。それゆえに、エロさが倍増している。
股間を映したカット割りも多かったし、なんかすごく愛液臭い感じがした。


椿が卜部を押し倒した後に舐める音とか、アニメではすごい事になってた。耳が性器に似てるって言うのは原作でもあったし、AV男優の加藤鷹も言ってた。


あと、アニメ版は卜部の家から逃げ出して走る椿など、気まずさを増すシーンが追加されてる。
エロゲー原作アニメはエロアニメよりも、よっぽどセックスと言う事に向き合ってる。良いと思います。
ホワイトアルバムもなかなか気まずい感じが良かったけど、あれはヒロインが多かったからなあ。浮気の気まずさが多かった。


謎の彼女Xは、あくまで椿明の彼女、好きな人は卜部美琴一人なんで、あんまり普通のラブコメやラブストーリーのように「選ぶかどうしようか」とか「事故」「妊娠」というドラマは少ない。むしろこの二人のセックス手前の恋人の恋のシチュエーションを何度も何度も描いている。いろんなフェティシズムなシチュエーションを、同じ人で何度も何度も。
でも、謎の彼女Xは浮気とか事件性に焦点を当てるのではなくて、一人の女性に対する一人の男性の性欲の高まりをどうすればいいのか、と言う人間の根源的な煩悩を真っ正直に描こうとしていて、好感が持てる。もう、テレビや雑誌や雲とか、何を見ても恋人とヤル事に結び付けて考える時って男にはありますし。
ある意味、変態すぎて一周回って純愛だよね。
女の子とセックスしたいけど、そこはキチンと女の子を傷つけないように、自分も気まずくならないように、気持ちを通じあわせて行くために、いろんな変態っぽいシチュエーションでお互いの体と心をすり合わせて行く、って言う。純愛ですよ。セックスする事自体はそんなに悪い事じゃないし、大抵の皆はセックスから産まれてきたんだろう!だからセックスを下品なものや危険なものや、娯楽的ポルノ、あるいは生物的生殖の手段として描かず、日常生活の中での人間関係として、キチンとセックスを描いていこう、と言う真っ当さが、謎の彼女Xにはありますよね!!!


このアニメを見ている十代の若いアニメファンには、こういうアニメを見て、セックスする事とか、セックスしたい気持ちとか、セックスの前段階の恋愛の大切さとか、前戯の大切さとか、恋人を大事にする事とか、そういうのを感じて欲しいですね。


ちなみに、卜部のマンションに椿が入って、コーヒーをこぼして卜部が転ぶ所、原作では地震なんだけど、東日本大震災などを考慮して、アニメ版では雷になってる。(原作では別の話で雷がキーになる話もある)
しかし、この場面で運悪く関東地方で震度4の地震が起きて、地震速報のテロップの出たのが、ちょっとオカルト的な力を感じた。けど、まあ、女子高生とセックスしたり体液を交換する事の方が重要だと思うし、セックスしたいよね。うん。セックスだよ。あー!セックスしたくなる映画は名作!っていう自論があります!

謎の彼女X(4) (アフタヌーンKC)

謎の彼女X(4) (アフタヌーンKC)

これで、原作4巻まで話が進んだけど、丘と上野が試験勉強する話とか、椿が卜部のベッドで寝る話など、結構エッチで重要な話が意外とストーリー構成とかドラえもん時空是正のためにはしょられてるようなので、気になる人は原作もチェック!

謎の彼女X(2) (アフタヌーンKC)

謎の彼女X(2) (アフタヌーンKC)