玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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シロクマ先生の「若作りうつ」社会への弁明

下の記事で
自死遺族の立場で親に読ませたい、シロクマ先生の著書「若作りうつ」 - 玖足手帖-アニメ&創作-
かなり批判的に書いたが、もともと私は年相応に美しい少女や女学生や女子大生や職業婦人や美人教師や人妻声優や吉永小百合や京女の芸妓さんなど、好きです。
腕白坊主が書生になり真打だの大尉殿だの師匠だの博士や大臣と呼ばれ活躍し、後に隠居や元老となる、年齢に合わせて変わっていくライフスタイルはいいと思う。
なので、シロクマ先生の「若作りうつ病」という概念の基本は支持している。

「若作りうつ病」 - シロクマの屑籠
 考えようによっては、「若作りうつ病」は身体からの警告・身体のストライキと捉えることも出来るかもしれません。自律神経系がシステムダウンすることで「これ以上頑張っちゃうと、おれはたぶん過労死しちゃうゾ」と自己主張しているかのように見えることがあります。

 年齢にあわせてライフスタイルを随時変更していくこと。

 若さに拘り過ぎず、歳とった心身を労わりながら生きていくこと。

この観点は実にわかりやすい。
年相応に振舞うことが体にも良い、と言う素朴な「若作りうつ病」の病理学には納得できる。
だが、”「若作りうつ」社会”と”社会”を付け足して「年の取り方の振る舞いが分からない、教えられないのは日本の社会のせいだ」とか言う論旨はこじつけのように感じる。
「若作りからの過労」と「年相応の振舞い方の無知」という個人的問題と、「大人になることが困難な社会の風潮」という世相を接続した所に、論理的な無理を感じる。
世相を読むためのサブカルチャーからの引用も、漫画アニメに偏って、芸能界やスポーツや文化的流行を無視して不十分だ。
大体、戦争や戦後社会の変化のせいで、親や世間に教えられていないから大人として振舞えないという言い方は文化人的ではない。
君、古典や参考資料を読みたまえよ。と言う話だ。
まあ、子育て法や介護など、理屈や資料では割り切れず、経験や感情に影響される部分も多いので理論さえ知ればいいというわけでもない、と言う意見もわかるし、そう言う人の話も聞いたり読んだりしたことはある。だが、それはケースバイケースで対処すべき人が対処すべき時に情報収集と行動すればよい。私がここで意見を述べることではない。言わないで済むことは言わないというのも大人のやり方なのだ。


しかし、私は20代後半で過労死寸前になり、若作りうつ病のような体からのストライキにより自律神経がダウンする体質になり、皮膚炎や疼痛、失声、社会恐怖障害などを発症しているので、面倒くさいなあ。
辛い酒と甘いデパスを味わって寝る。