玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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シドニアの騎士アニメ第11話「衝突」クライマックス戦・前編

原作の小惑星とオカリナが合体したような大型ガウナに包まれた小惑星が襲ってきた!
ほほう。こういう風に再構成したか。
ラストバトルに向けて高まってきていますね。

落合関係のエピソードはオミットして、海苔夫にやらせる場面もあり。
戦闘シーンが多くて、いまいち感想が湧いてこないのだが、それはそれで、衛人のCGなどに慣れてきて、新鮮な驚きの感想が無い、という事で贅沢な悩みなのかも。
シドニアの騎士』〜弐瓶勉の世界展
http://tower.jp/company/pressrelease/2014/5/14
でも、原作者の弐瓶勉先生が「アニメは巧みに再構成され、アニメ、CGならではの表現で、原作よりも出来が良いです」って言ってる。
原作者お墨付きのアニメ。
いいね。


しかし、小惑星の推進源のブースター部分の奇居子の赤く発光しているところのリアル感とか巨大感とかは原作以上の迫力だった。
あと、48機掌位(原作の小惑星突入編とオカリナ攻略戦では96機掌位で48機小隊が2小隊)のCGの迫力があった!
延長砲身とヘイグス推進機の光と48機のロボットのカッチリした隊列が高速で動いてアングルもグリグリ変わるのはCGならではのアニメーションで、すっごい迫力があった。
小惑星の重力に沿って周回軌道に入るって言うのも、CGならではのキッチリした軌道計算が感じられて、宇宙戦闘らしさがあった。宇宙は三次元で無限立体機動なんだな、という感じがちゃんと出てた。ガンダムとかでもこれが出来てる作品は少ないし、CGの弾道計算力はすごいなーって改めて感じた。っていうか、そもそもコンピュータは弾道計算をするために作られたものだし。


あと、赤いガウナの推進器に対応するように、青いビームを撃つアニメオリジナルのシドニア超巨大ヘイグス主砲が大きな衛人の頭みたいでわかりやすくカッコよかったです。
ヘイグス主砲を撃つために全期間を停止させるとか、宇宙戦艦ヤマト波動砲とかマクロスキャノンみたいな感じで分かりやすいお約束で面白かったです。でも、シドニアは前の重力災害でたくさん人がガンガン死んでるので、緊迫感にはオリジナルの恐ろしさがある。
今回も悪名高い斜め加速を原作に追加していたが、あんまり被害が無くてよかった。それくらい必死に緑川纈やシドニアの船員も色んな作戦をして頑張ろうって言う感じで良いよね。でも逃げきれないからシドニアの騎士の衛人に希望を託す、って言うのが分かりやすく燃える展開で良いです。


対惑星ミサイルを発射するタイミングは原作から大きく変わってますねー。原作ではパイロットにだまって、パイロットごと爆破するようなタイミングで艦長が戦闘中に撃っているが。アニメでは衛人より先に発射してる。これは衛人とミサイルのスピードの差とか、演出的にタイムサスペンスみたいなものをかもしだすためですかね。


ちなみに重力に引かれて延長砲身で事故が起きるとか、原作の戦闘のシークエンスを地味に拾って行っているので、原作と作戦内容や敵の性質が大きく変わっているけど、最終回もどんな感じで原作のエッセンスを拾ってくれるのか、楽しみですね。


さーて、次回、どんなふうに決着をつけてくれるかな?


弐瓶勉先生のほぼ絶版になってて古本屋でもあんまり見かけないマンガも続々電子書籍になってるよ!読もう!