玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


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ガンダム展大阪天保山行って来ました。

機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM|イベント| 大阪文化館・天保山
http://www.osaka-c-t.jp/event/gundam/
『機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM』開催中! | DENGEKI HOBBY WEB 電撃ホビーウェブ
史上最大級の「機動戦士ガンダム」展覧会「THE ART OF GUNDAM」を見てきた - GIGAZINE
ガンダム展メモ - シャア専用ブログ@アクシズ

広報のブログの方が内容は充実しているので、それを参照のこと。個人的な感想を記す。

7月12日より、大阪文化会館・天保山にて『機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM』がついに開幕! 

来場者はまず特設オープニングシアター「大気圏突入」へ。これはホワイトベースのメインブリッジを模した入替制シアターで、『機動戦士ガンダム』第5話の名シーンを追体験できます。サンライズと乃村工藝の合作という3D映像は必見です!

テレビ版原理主義者なので、成田剣ブライトさん(入場前注意アナウンスも兼ねている)はともかく、台詞や殺陣やアムロのリアクションが原作と違っているのとか、照明がしょぼいなどの不満はあった。
しかし、かなり高解像度の実寸大プロジェクションシアターでの宇宙船シミュレーターとしては迫力があって良かった。実寸大ガンダムやRG版ザクなどが実寸大に近くホワイトベースの窓に肉薄するのは迫力があった。(そのせいで、原作と戦闘の流れが変わっているし、シャアの声がホワイトベースに聞こえまくりだし、序盤のわりにアムロ士気が高いと言う演出ミスもあったのだが、まあ、ショーとしては面白かった)



希望者は1台500円(税込)で、音声ガイドプログラムを借りることができます。音声は古谷徹氏がナビゲートする「白の章」、池田秀一氏の「赤の章」、白石冬美氏の「黄の章」があります。複数回行くかもしれないので、ここは白石冬美さんを選択。なぜかというと、3人の中で一番人にものを説明するのが上手そうなのがミライさんだからだ。
アムロは天才すぎて自己中だし、シャアはひとり言ばっかり言うし。


「メイキング・オブ・ガンダム」コーナー中には富野監督の仕事場を再現した机も。
貴重な富野メモが壁に貼ってある。記録全集や富野語録は読んだが、1stBDは買ってまだ開けてないので、見てない資料もあり。とあるロボットのモデルが「テッカマンっぽい感じ」という記述に興味がある。ちなみに、富野監督は新造人間キャシャーン科学忍者隊ガッチャマンII、ゴワッパー5ゴーダム 、破裏拳ポリマーには演出スタッフとして参加しているが、テッカマンには参加していない。
しかし、タツノコ出身の大河原邦男先生や中村光毅先生経由で影響は受けていたようす。そういうわけで、宇宙エレベーターが出てくるGのレコンギスタは実質的に宇宙の騎士テッカマンブレード



陳列されている資料はいずれも貴重なものだが、原画や生原稿などは額に入れられて展示されている。誇張抜きで一日中みていても飽きません。

安彦良和先生、大河原邦男先生、中村光毅先生の生原稿素晴らしかったです!鉛筆の入り抜き!職人的な筆致!
鉛筆の入りと抜きで強弱をつけた設定や原画は印刷物としては何度も見た物でしたが、やはり実物のマテリアルとして目の前3センチで鑑賞すると、実に芸術的で、神がかった才能の絵描きの上手さを感じさせてくれて最高でした。!

正に芸術!しかし、今、アニメはデジタルに!ロボットは3DCGに!手書きアニメは死んだ!我々が殺した!よって粛清する!
もう、あのころのパワフルで流麗な原画のパワーを再現したアニメは一部のかぐや姫の物語のような特定の大作だけに成ってしまうんや・・・。うっ・・・。でも、多くのアニメーターにとってはその方が幸せなんだろうか…。


セル画もマテリアルとして見ると、実に現実感が合って感動しました。
しかし、安彦良和先生のラフな原画がなんでセルになったのか、全くわからん。アナログ仕上げ工程ももはやオーバーテクノロジーなんや。手描きアニメは死んだ…。アニメーターのみんな…がんばれ!がんばれ!ふとしーっ!
スペースダンディとか、ピンポンとか、頑張っているのもある…。デジタルの良い所とアナログの技術を融合させている作品もある…。がんばれ!がんばれ!


生原稿素晴らしいなあー!正に芸術!しかし、今、アニメはデジタルに!ORIGINアニメですらロボは3DCGに!手書きアニメは死んだ!我々とディズニーが殺した!
機動戦士ガンダムTHE ORIGINは安彦良和先生がMSを独自の解釈と筆とペンで生々しい巨大甲冑として人間味を持った人型兵器として描いたのが魅力だったのに、それがスポンサーやサンライズの都合で、アニメ版はIGLOO系の今石監督班によって、CGでMS作画するとか…。さすがに、ご高齢の安彦良和総監督に原画をやれとは言わないけど。メカ作画の丁寧さや「大人の鑑賞に堪える(w)きれいなルックス」をまとうためにORIGINの手描きの魅力をオミットしてCGに置き換えちゃうとか…。角を矯めて牛を殺す感じがしてねえ・・・。まあ、ORIGINのジャブロー戦やア・バオア・クーのザクは人間味が多すぎて、逆に機動兵器には見えなかったので、ORIGINの安彦先生のメカ描写が完璧と言うわけではないのだが。サイド7襲撃からルナツー脱出までは最高だった。
しかし、安彦良和先生の原画は素晴らしかったんだが、ガンダム展の展示方針として、安彦先生ばかりに焦点が当たっていたのが気になる。「安彦良和先生が劇場版で書き直しました」って世論操作には悪気はないんだろうけど…。僕はギャンなどの中村プロ回も好きなんだよな。

安彦先生だけの手柄にされるのは…。中村プロに原画は残ってないかもだが・・・。スタジオZ回などもいい作画があるんだけど。そこまで突き詰めるとマニアックすぎる展示に成ってしまうのだろうか…?


ガンダム Gのレコンギスタは君の目で確かめろ!Gレコが手描きロボットアニメの最後の希望…。もちろん、紙で描く人だけでなく液タブで描いている人もいるんだけど。あきまんもほぼデジタル。でもあきまんさんは油絵もペン画もできるから偉い。アニメーターは若いころに引退されたそうですが。


生原稿のアナログ作画はもはや失われたオーバーテクノロジーなんや;;;;手書きアニメはもう死んでしまったんや;;;;CGダンスのアイカツ!見よ…
いや、アイカツ!好きですし、シドニアの騎士もブルーレイ買いましたよ。だから僕も手書きアニメを殺した咎人なんや…。もう帰ることない手書きの作画よ;;;;さらば;;;;さらば;;;;もう会えはしない…
日本のクリエイティヴは「製造業」たりえるか?:『シドニアの騎士』にみるCGスタジオの起死回生 « WIRED.jp
そういえば、新訳Zガンダムで最高の絵を描いてくださった重田敦司さんは先日のアイカツ!の80話、89話(ユリカ様回)に参加していたが。アイカツ!サンライズアニメなんだよなー。


それと、プロモデラーガンプラ展示が照明まで凝っていてかっこよかったです!
50センチくらいの立方体の中にガンプラが展示されているんだけど、鑑賞する側のガラスに屈折加工が施されていて、実際よりも大きく、奥行きが感じられる展示に成っていて、こういうのはあんまり見たことが無いので、ド迫力でした。
サイド7潜入から、ラストシューティングまで、10か12くらいのジオラマがあって、すごくカッコよかったです。個人的にはエルメス散華が良かった。
また、コロニーや地球と各サイドの模型も圧巻でした!
スペースコロニーの模型はなかなか見る機会が無いので、よかったです。内側は立体ではなく、画像の貼り付けだったのが少し残念でしたが、スペースコロニーなる物を想像することが出来て良かった。
同じく、Gレココーナーの軌道エレベーターのクライマー(劇中ではキャピタル・タワーのクラウン)という20mくらいの球体を連結させた垂直列車の模型もあって、新作の世界観を想像できました。
地球と月とルナツーと1〜7のサイドとソロモン、ア・バオア・クーの軌道模型も科学館みたいでカッコよかったです。展示室の関係で月軌道が物凄い楕円軌道に成って居たり、暗証宙域が表現されていなかったり、各サイドにコロニーが1つずつしかないのが残念でしたけど、まあ、イメージとしてはニュアンスは伝わりました。サイドごとのリーアやムンゾやノアなどの愛称をつけてくれるとモアベターでした。

ガンプラ作り体験会は予約で全日完売という事で参加できず…。盛況でよかったですね!


今回のガンダム展で私は三万円くらいグッズを買いました!
アパレルや文具やお土産お菓子など、ガンダムのデザインを生かしたカッコいいものが多かったので。もちろん富野インタビューの載っている図録もゲット。ガンプラも限定品がたくさん。(通常版は売ってないので、模型屋さんへゴー)
ユーザーが買い支えんとね…。Gレコの作画が良くなることを祈っています…。


鑑賞後にガンダムカフェでディナーを食べました!ガンダムっぽい料理で楽しかったです!そして食器もスプーン、フォーク、箸は全て使い捨てで人件費を削減し回転率を上げるビジネスモデルの工夫がなされていました。カフェの企画自体は良いんだけど、もともとが文化館で食堂は本当のレストランではない、と言うエクスキューズはあるんだけど。
しかし、人が汚染された地球に住めなくなって、宇宙に人を捨てるような機動戦士ガンダムの世界観や、人類が環境汚染と文明の衰退によって共食いまでして人口が10億人以下まで減少したGのレコンギスタの展示を見た後に、ガンダムのビジネスも、こういう大量消費に組み込まれているのかって思うと、ちょっとアレでした。
まあ、皿を洗うよりは人件費は浮くし、混雑時にはスムーズになるし、ゴミも焼いたほうが熱発電になるという言い訳もあるんだけども。しかし、ガンダムエコテロリズムのアニメだしなあ。
やはり隕石を落とすしかないのか。


ちなみに、スタンプラリーにも参加して、バッヂを貰いました。スタンプの横には、ガンダムのキャラクターのパネルが展示されて実寸大のモビルスーツの顔のポスターと記念撮影ができます。楽しいイベントです。でも、大阪は民度が低いので、人通りの少ない場所に置かれているもの以外は、開会から3日しか経っていないのに、全てのパネルが汚損されて撤去されていました。やはり大衆は地球のダニなので粛清するしかないと思いました。


うーん。しかし、ダニどもが落とす金が経済を回して、それがGのレコンギスタの作画を支える力になるかもしれないということもあるんだが。
しかし、、、富野監督は宇宙エレベーターの本で「スポンサーに物語を見せればいいんだ」って言う田原総一朗氏、堀江貴文氏の後のインタビューで「資本主義体制とか金融ビジネスといったものがリアルなビジネスだと勘違いしてる大人に対して、「ものを考えるということが、どういうことなのか」という事を、もう一度考え直させるヒントみたいなものを並べておきたいと思ったことが、『Gレコ』を発想するきっかけとなりました」と、かなりアグレッシブなことをおっしゃっている…。

宇宙エレベーターの本: 実現したら未来はこうなる

宇宙エレベーターの本: 実現したら未来はこうなる

僕は宇宙が富裕層の玩具にされるのはデブリが増えるし無意味にエントロピーを増やすので嫌いなんですけどね。でも、冷戦後は軍がスポンサーを降りたので富裕層のレジャーをスポンサーにしなきゃいけないみたいで、なんだかなあー。


Gレコの展示ですが、企画段階のものなので、本編とは変化するかも、と言う話でしたが、10話までのイメージボードが出来ているようでした!
また、ガンダムも敵モビルスーツも色んな種類がありそうです!キャラクターの表情にも幅があって、ドラマを予感させます!どうやら、8話までに水着回があるらしく、谷口悟朗メソッドのような気も…。期待が高まりますね!
主人公たちの住んでいるキャピタルタワーの周りの役所や政治的施設や学校の地図もかなり詳細に設定されていて、重厚な仮想社会を描いた世界観が期待できます!


G-セルフのプラモデルもカッコよかったので、出たらぜひ購入したいと思います。