玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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アメリカ版21世紀Godzilla

映画的にはストーリーや軍事作戦の戦略はないに等しく、物語作品ではなかった。ホラー映画的に緊迫と出オチの繰り返しのアミューズメント体験としてのエンターテイメント映画であった。
一応アメリカ軍人がメイン主人公で、彼が怪獣から国民を守る戦いをする動機付けの補強として守りたい家族との絆のエピソードもあった。しかし、僕は捻くれものだからそんなかったるいお涙頂戴よりもタップリと怪獣を見たかったです。
でも、ホラー映画的演出や特撮の兼ね合いで怪獣の全身は見えず、チラ見せや夜景での戦いが多く、パシフィック・リムでも感じたようなもどかしさがあった。パシフィック・リムよりも派手さや見栄切りが少ないため、やや退屈な印象を受けた。
肝心のゴジラだが、全身でアクションして敵の怪獣をやっつける所は面白かった。でも上映時間においてゴジラの登場シーンが少なめなので、ゴジラが出てる時は面白いけど、それ以外のシーンはB級軍隊映画で温度差があった。あと尻切れトンボな部分も。
ゴジラヘドラ的の板野さんが製作に関わったらしく、氷川竜介先生など特撮ファンの方々はかなり
盛り上がっているらしい。だが、僕はそれほど特撮というジャンル自体に思い入れがあるわけでもないので、そんなに刺さらなかった。でも好きな人は好きそうな感じだから特撮ファンが楽しめたらそれでいいんじゃないかなあ。