玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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THE IDOLM@STER MOVIEビデオマスター版 でドル泣き!全ての悩み経験者へ

前回の劇場版THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!は劇場で10回くらい見て泣いたし、感想もすごく書いた。
[アイマス]記事一覧 - 玖足手帖-アニメ&創作-
だが、今回のVideoM@ster版、10回泣いたね!まさにドラ泣きならぬ、ドル泣き。
感想をたくさん3月に書いたので、もう書くことはないかと思ったけど、自分の中から思いが溢れてきて色々と書きたい!まあ、大体のストーリー上の感想は同じなんですが。
でも眠い!なので、本文を省いて見出しだけ書く。

  • 劇場で体験するべき!音圧!音のレイヤー。効果音やBGMが圧倒的に豪華!

具体的に言うとガヤのシーンやモブのシーン、ライブでファンがコールする声がアイドルの芝居の邪魔にならない程度にさりげなく足されていて、空間の立体感や存在感が増している。アイドルたちの芝居のガヤガヤもアフレコをやり直したんじゃないかってくらい子芝居がよく聞こえるように変わっていて実在感がある。

  • 圧巻のライブシーン

「これがアイドルの理想像」と胸を張って言える出来になっている。作画もそうですしCGや照明や撮影処理も。また、カメラのカットごとにカメラの位置によって、歌声の距離がさりげなく変わっているという音響のチューニングも超絶技巧ですごい。
また、アリーナの広さに応じてアイドルの歌声が一回聞こえた後、反響してもう一回聞こえるうえに、一拍遅れてファンのコールが聞こえるなど、「劇場」を再現した映画としての音響の設計がやり直されていて、これはBDのオマケの上映と言う域を軽く逸脱して、映画館で体験するべきコンテンツだと言えますよ!

  • 7thライブBD見ていて良かった

アマゾン乞食リストからプレゼントしてくれた人ありがとうございます。再現度が上がっていましたね。

  • ダンサー組のダンスCGのリテイク

最大の難点だったところだが、CGを生かしつつ手描き作画の部分も増やす。でも、ロングではCGを使う。使うんだが、それが割る目立ちしないように撮影処理でぼかされている。しかし、それが「下手な作画を隠した」という風には見せず、むしろ「メインは765プロの12人で、7人のダンサーはメインを盛り上げるための人に徹する」と言う風な照明のチューニングになっていて、よりリアルなプロっぽさが増していたように見える。振付もかなり変更があって見ごたえがあるし、バックダンサーは脇役だけど場を盛り上げようとして頑張ってる、ライブ会場の一体感みたいなのはビデオマスター版では段違いに増えていた。
ライブ会場のファンのサイリウムを振る腕のCGも追加されていたのかな?会場のファンも一体になってライブを作ってる!ってのが半年前の初回版よりもかなり明確化されてた。

  • BGM

また、BGMは「サウンドトラック、もう一回出すんじゃねえの?」と思うくらいかなり変わっていたし、泣かせる方向性で選曲がし直されていたシーンがあったように思える。また、曲としても、以前の上映とチューニングを変えたようで、すごくざっくりいうと、ベースのパートや鉄琴のパートがちょっと増えて、高温と低温の幅が広がって聞こえていて豪華。

  • なので、BD購入者も見るべきだし、私もお金と時間が足りないが「劇場体験」としてもう一度見たい。

その体験が「ドル泣き」

ちなみに、春香さんが矢吹可奈ちゃんのプチシューを拾うシーンはぬるぬる動いていたけど、ビデオマスター版では、さらに動きが整理されてさらにぬるぬる動いていました!
あと、全体的にアイドルが来ている服がちょっとリテイクされていてオシャレ度がアップしているので、見ていて目が幸せです。
また、特筆すべきなのは目の動きですね。ダンスレッスンなどで新人が周りを気にして緊張している時は、踊りはほぼ同じなんですが、目線がキョロキョロしているって言う芝居が付け足されていて、実に演出が改変されている。
目と言えば、合宿最終日にプロデューサーが告白するシーンではアイドルたちが目を潤ませているように目がウルウルする処理が加えられていた。が、全員が同じようにウルウルしているんじゃなくて、年少組はウルウルしているけど、泣き虫の雪歩は「困った」っていう表情が先に出て眼はあまりうるんでいない。と言う性格の書き分け。かと言って、涙を流してないから雪歩はプロデューサーに対して気持ちが違うとか冷たいとかそう言うことじゃない。本当の感情と体から出る涙が同期しないかもしれない、と言うのは春香の「ガラス越しの涙」で象徴化されていて、新しく追加された演出も元の演出ラインに上手く同期している。
また、ダンスのステップなどもかなり動画が増やされていて、しかも地味なシーンほど丁寧に付け足されていて素晴らしい。

  • 作画リテイク

作画のリテイクはもちろん、間違いとか直してほしいなーって思っていた所は全部直っていたんだけど、それ以上に芝居付けの段階から書き直したシーンがいくつもあって、と言うかほぼ全編に手直しが入っていて、エヴァンゲリオンの級映画のリバイバル上映以上に変更点が多い。
そういう点では、ガイナックス出身の錦織監督って感じだが。

  • 錦織監督が位置観客として前のバージョンの映画を見たことによる自己批評的な再チューニング

映画館ではどう見えるか、とか、ファンがどう受け止めたか、じゃあどの方向の要素を強めたり弱めるかと言う自己批評が見えて、錦織監督は頭が良いなーって思った。

  • ガイナックスのルーザーの物語としてステラ女学院C3部とキルラキルの間にハマる

矢吹可奈は明らかにルーザーなんだが、その子を放っておかないで助けるていう春香さんのアイドル愛はガイナックス系譜のC3部とキルラキルと上手く対比できそう。

アイドルの理想像。どんな負け犬も助けてくれる

でもAKB48みたいに私生活までコンテンツにされるんじゃなくて、普通の女の子だ。
ガッチャマンクラウズはヒーローのアップデートだったが、THE IDOLM@STER映画版はアイドルの理想像というキャッチコピーだが、ガッチャマンクラウズのように顔出しやプライベートを公開することはない。春香たちアイドルは通勤の時は普通に変装して顔を隠す。でも普通の学校にも行く。そして、春香さんが可奈を助けたいって思った気持ちも、別に自愛とか超能力とかじゃなくて、単に普通に「嫌な思い出は作りたくない」という普通な考え。「困っている仲間は助けたい」っていう普通の気持ち。春香は普通力がすごい。
その普通な親切心を貫徹する、「現実は甘くないよ」「ダメな相手や、人間関係がこじれた相手とは距離を置こう」という大人じみた言い訳をしないで、普通に「みんなで成功したいね!」という甘い理想に向けてまい進する。それがすごい所であり、同時に普通な所でもある。

  • でも春香は子供でもある

今回の映画ではやっぱり春香は学生気分が抜けない甘いリーダーだ。作画とか音楽とかリテイクされて芝居としての密度が深まった分、春香の普通さが私にはより一層印象的になった。志保と春香の言い合いも意識の高い後輩と優柔不断な部長と言う感じで、女学生の部活っぽさが感じられた。その部活がアリーナライブと言う大舞台になるのがアイマスの怖い所なんだが。

  • 普通の女の子がアイドルとして振舞うためのプロデューサー

やっぱり、描かれてない所でプロデューサーが頭を下げまくって、春香の子供じみた所もあるリーダーとか可奈にこだわる行動を裏で支えたんだろうな。

  • 普通な女の子は遍在する

故にキリストが遍在するように天海春香はキリストを超えた。
だが、アイドルの神聖を崇拝するのではなく、「普通のアイドルがひょっとしたらアイドルかもしれない」という世の中を意識して、通勤電車とかですれ違う女の子にちょっと親切にする、その程度の優しさが世界をよくするし、それがアイドルが元気をくれる世界の素晴らしさだから、そういう普通の女の子と普通に暮らせる世界を愛したい。僕はアイドルやプロデューサーにはなれないかもしれないけど、アイドルマスターを作っている人とはもしかしたらどこかの電車で同乗しているかもしれないし、同じ世界に生きている。だから課金しよう。課金は作画を支える力なんだ!

  • それが THE 愛

おめでとう ありがとう

部活っぽさもあるが、アイドル活動はプロデューサーや舞台や衣装のスタッフや、レッスントレーナーも巻き込んだビジネスで仕事だ。
だから、矢吹可奈が脱落しそうになるくだりは、部活や学校や会社で落ちこぼれたり悩んだりした経験のある人には必ず響くし、僕は大学でも学生劇団でもスクフェスを作ってるKLabでも落ちこぼれて登校拒否になったり過労で休職を余儀なくされた。
だから、全ての悩み経験者やビジネスマンにTHE IDOLM@STERの映画は突き刺さるんだけど、そこで「春香さんみたいな仲間がいてくれたら」っていう願望はあるし、それがアイドルなんだろうな。残念ながら、僕がラブライブ!スクールアイドルフェスティバルのKLabで毎日下痢と嘔吐と高熱に苦しんでいた時は恫喝したり左遷人事や無断で飲み会の動画をニコニコ動画にアップロードするをする上司はいても、誰も見舞いには来なかった。それが現実ッ!
だが、天海春香さんはアイドルなので助けてくれる。でも、春香さんはヒーローでも超能力者でもなく、ちょっと性格がよくて面倒見がいい割にドジで歌と踊りを仕事にしているだけの女の子だ。だから、そんなに万能じゃない。
また、春香さんが可奈を助けたのはアイドルとしてすごいから、じゃなくてアイドルとは関係なく仕事仲間への気持ちが動機になっているので、THE IDOLM@STERはアイドルアニメなんだけどアイドルってのが行動の理由や物語の軸にはなっていないのがすごい。
アイドルとしてステージに立つのは彼女たちにとってすごく大事なお仕事だけど映画のドラマのストーリーを進めるのは、「舞台裏」なんだな。そこでの本番の仕事に向ける舞台裏がテーマと言うのは、とてもお仕事ドラマって感じ。(もちろん、アイドルアニメでもあるのでライブシーンは圧巻です)
で、リーダーの春香さんは助けてくれるしそばに来てくれるけど、何でもかんでも解決はしない。実際に可奈のレッスンを支えたのは別のダンサー仲間。

  • 君も春香になれる

春香さんが何でも解決するんじゃなくて、春香さんと気持ちを共有して、春香さん以外のダンサーメンバーが支えるって言うのが、部活ものとしてもビジネスものとしても感心できるし、キャラクター全員に見せ場があると言える。
だから、他のメンバーも春香とは違う方法を取るかもしれないけど、春香のようにみんなで進んでいくって言う気持ちを共有していくという過程のドラマでもある。で、可奈は「春香ちゃんみたいなアイドルになりたい!」って言っていったん挫折したけど、仲間たちもそれを受けてリーダーの春香が忙しい時もそれを埋めるように春香のように可奈を助けた。
他のメンバーも春香みたいになれるし、別に歌舞音曲に秀でていなくても「普通に仲間を助けたい」という気持ちがあれば、誰だって春香になれるし、君も春香になれる。そうすると春香の要素は人類の伴走者としてのキリストに近いものになれるし、それがTHE愛!

  • 僕には春香は来なかった

僕はラブライブ!のアプリの会社を過労で退職したり、千早のように家族が死んだ経験がある。(だから、今回も千早が悩む春香を見つめながら手を出せない中盤のシーンでは何度も泣けた)
ていうか、KLabで過労と対人恐怖症と自律神経失調になった時に人事部長に「やりたいことをやってないからそんな病気になるんだから辞めなさい」と言われた。その人事部長は僕より先に転職した。それがスクフェスの運営のKLabだ。
僕には助けてくれる仲間みたいな人間関係はなかった。でも、この映画の中にはある。そういう点で、アリーナ下見での春香のアピールシーンでは泣くどころか、胸が張り裂けそうになった。目頭が痛くて苦しかった。しかし、それを乗り越えたマスターピースのライブはやっぱり幸せ感がすごかった。
なので、今までKLabの臭いがするラブライブ!のスクールアイドルはあんまり好きじゃなかったけど、ミルキィホームズやマイリトルポニーの派生作品として、バンナムの財源の一つとして赦そうかという気持ちが芽生えた。THE愛。

  • あと、作画での見どころ

見出しだけのつもりが、割と勢いで色々書いてしまったが。
細かい所と言えば、やっぱりアイドルの可愛さが増している所ですねー。やっぱり前半の明るい合宿パートまでは終始ニコニコしてみることができた。オシャンティー度がアップしている。
もっと細かく言うと、おっぱいのダンスシーンでの揺れと、伊織の透けブラのディテールアップですね!パイタッチとド変態はアイマスの伝統。
また、他にも微妙にさりげない作画でも手直しが上手く行われていて、脚本は同じはずなのに、実在感が高まっていた。具体的にはおっぱいやお尻がかわいい
もっとピンポイントで言えば、野性的なわがままボディの我那覇響くんに、布団の上で抱き付く水瀬伊織お嬢様が非常にセクシーだった。泣き顔から立ち直ってちょっと顔が赤らんでいるセクシーパジャマいおりんが我那覇くんに「あんたの暗い泣き顔なんて見たくないわ」って抱き付くの、超セクシー。
我那覇響君、抱きしめたい!いおりんかわいい!みんな愛らしいけど!特に我那覇君!我那覇君!
で、ひびきんといおりんが布団の上でくんずほぐれつしてると、高槻やよいさんが「うっうー!私も行きますー!」ってさらに二人の上に覆いかぶさって、響役の沼倉愛美さんが潰されて吐息を吐く所の追加セリフが非常にセクシー。
やよいおりのカップリングはアイマス百合でも人気なんだが。
やよい響のカップリングはあまり人気が無かった。
アイドルマスターのカップリング一覧 (あいどるますたーのかっぷりんぐいちらん)とは【ピクシブ百科事典】
そこに今までピクシブのタグにもなかったいおり響というスパイスが加わり、やよいおりのやよいが、抱き合ってる伊織と響にさらにのしかかるという超セクシーシーンになっていてたまらんですぞー!
さらにさらに、そこにセクシーダイナマイツのあずささんも乱入して、ルール無用のまくら投げに発展するキャットファイトとかたまらん。
前回の劇場版よりも、響にすり寄るいおりんの顔が上気していてセクシーだし、やよいおりに潰される響の沼倉愛美さんのセクシーボイスが強調されることで、合宿の微笑ましいシーンだけどすごくセクシーになっている。

アイドルマスター 我那覇響 (1/8スケール PVC製塗装済み完成品)

アイドルマスター 我那覇響 (1/8スケール PVC製塗装済み完成品)

アイドルマスター 水瀬伊織 (1/8スケール PVC製塗装済み完成品)

アイドルマスター 水瀬伊織 (1/8スケール PVC製塗装済み完成品)


いや、ちょっと変態っぽいことを書いてしまったぞ…。でも、テクスチャバリバリのSTAND BY ME ドラえもんの3DCGではなく、セル画っぽいぺらっとした、あんまり描きこみやテクスチャの無いアニメ絵なのに、セクシーってのは実在感があるって言うことで、大事なんですよ!そういう実在感が後半のドラマやライブシーンも牽引していたわけだし。
だから、アイドルはかわいいんだ!!!


そして、実際私は10回見た映画なのにまた10回泣いた。アイドル泣き!劇場は満員だったが私の周りでもすすり泣く人やメガネを直して涙をぬぐう人が幾人もいた。
前回の劇場版を見た人も、BD待ちの人も、ドル泣きするためにもう一度映画館で体験するというのも、お勧めです!
また、ライブシーンの反響の演出とか繊細なBGMを味わうために、なるべく早く、(つまりシネコンの小さな部屋に移動する前に)大きなスクリーンで見ることをお勧めします。

あと、低音がよく響くようになっていたので、アクションシーンの足音も重量感が増して、「アスリートとしての菊地真選手」にも見どころがありましたね…。いや、全員に見せ場があってみんなかわいいんですけど!メインは春香ですけど!
アイドル!抱きしめたい!課金したい!!!!シンデレラガールズの作画に貢献したい!
でもGレコにも課金したいし…。
労働するか!労働意欲を高める健全なアニメーション!素晴らしい良い!!