玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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アイドルマスター シンデレラガールズ第12話 合宿のモヤモヤに見るアイマスらしさ

#12 「The magic needed for a flower to bloom.」

  • スタッフ

脚本:雑破業 絵コンテ:神戸守 演出:荒井省吾 作画監督:木宮亮介、池田有、井元一彰、奈須一裕 総作画監督:田中裕介
あの戦国コレクション帰宅部活動記録などで勇名を馳せた雑破業先生かー。分割2クールだけど、脚本家のバラエティがあるなあ。まー、SHIROBAKOの宮森のラストの演説じゃないけど、もともとのソシャゲーのモバマスとかアイマスのゲームやドラマCDやスピンオフ萬画など、膨大な人がアイマスのテキストや芝居を書いてるからなあ。二次創作からの取入れもあるし。
神戸守監督もまた、情感のある絵コンテを書いてる。

  • 今回のキモ

今回の肝は、新田美波スペシャルプログラムが終わった後のミーティングまで、なんでスペシャルプログラムをやってるのかほとんど説明が無い所ですね。ここの説明しない脚本と、それでも絵で持たせるアニメキャラのアイドル性のせめぎあいがいいですねえ。
普通の脚本だったら、「ライブを成功させる」って言うのがドラマ上の課題で、「そのために団結させる」ってのが過程で、「団結させるために特訓する」という説明があって安心して見れるように作るのが作りやすい。
そもそも、なんで急遽全体神曲を入れる判断に成ったのか、なぜプロデューサーが別件で離れるのか(多分衣装デザイン打ち合わせ)、なぜ指導トレーナーがいないのか(自主性のセルフプロデュースは765プロアイカツ!でもあるけども)、いろいろとモヤモヤーっとした脚本だ。
モヤモヤーっとして、シンデレラプロジェクトのメンバーの雰囲気もモヤモヤして、どうすればみんなが結束できる方法に成るんだろうなーってキャラも視聴者もモヤモヤするところに、謎の運動会が始まって解決が見えるというよりさらにモヤモヤする。
だがそれがいい
分かりやすい課題があって、トレーナーとか指導教官に分かりやすいマニュアルを貰って、分かりやすくトレーニングして分かりやすい成果が出る、って言うのはアイドルマスターではないんですよ。「これが何の役に立つんだ」「なぜこの選択肢がパーフェクトコミュニケーションなのか」とか、運ゲーの要素もあるゲームのレッスンでアイドルが成長していくのがかなり不確定だけど成長させねばならんと言うのがアイマスの覚悟。

まあ、いきなり10代の女子だけを放り出して頑張らせるって言う合宿は企業研修だとかなりブラック企業だけど、アイドルと言うのは会社員と違ってもっとさらに高みを目指すものだから…みたいなことをプロデューサーも言う。
だから、新田美波スペシャルプログラムをやります!って言ったら本田未央は「ちゃんと練習して課題を解決しようよ」みたいに言うし、そのモヤモヤした困惑を視聴者とアイドルが共有するのが大事なんですねー。と、同時に練習したら普通に結果が出るって言うのよりももっと高い次元なのが芸能だから、って言うアイドルのパフォーマンスの芸術性もさりげなく表現してるんですね。また、何をすれば正解なのかわからないって言う困惑や不安も芸術につきものだし、アーティストとしての彼女たちのライブに望む悩みみたいなのを視聴者も感じるために、モヤモヤした謎の運動会を何の説明もなく行われるという高度な構成になってる。実際、運動会でリレーをしたらバトンの渡し方で相手の気持ちが分かった、とか、三人四脚で呼吸がそろったとか、そういう「課題を解決するための分かりやすい処方」ではない。だって、飴食い競争とか水鉄砲とかは協調の練習に成る要素ないし。みんなで一緒に何かをするっていう点では協調路線はあるんだけど、リレーでアスタリスクの二人が走らないで実況役なので、この二人をハブってるとしたら全体の協調のための練習じゃないですよね。
だからモヤモヤーってする謎の運動会なのだが。だから飴食い競争あたりではまだ「なんでこんなことをしてるんだ」ってモヤモヤ思ってたメンバーもいるけど、水鉄砲とかススメ☆オトメがかかって大縄跳びをした時はほぐれる。
アイドルがモヤモヤした分だけ、それが解決されて突き抜けた時にやったぜ!!!ってなる。お芝居として大事なのは感情のモヤモヤの解消なので、課題の解決ではないんですね。
団結しましょうって言われてリレーしただけで団結できるって考えるのは雑な新人研修の考え方ですよね。仕事のために団結しましょうって言われなくても、何となくみんなで楽しい時間を共有してほぐれて、その結果として団結って言うのが若い女の子らしさでもある。
分かりやすく、ほぐれてんなーって分かるのは、本田未央が一番最初にスペシャルプログラムに対して「こんなことより練習しようよ!」って言ったのに、


大縄跳びで緒方智絵里が失敗した時に「団結しなくちゃいけないからがんばれ!」って言うんじゃなくて「大丈夫!!焦らずいこう!!」って言った事ですね。本田未央は本番に強いタイプって自称しつつ本番の前には焦るタイプってアニメでは描かれてる。そんな焦りがちな未央が「焦らずいこう」って言えたのが大事なんだなー。
「仕事のためにみんなで団結しなきゃ!だから失敗は許さないから!」っていう合宿じゃなくて、ちょっと失敗しても和む気持ちから自然に湧き上がる団結感みたいなのを大事にしていこうよ、みたいなのがゲーム以外のTHE IDOLM@STERシリーズの(放任主義とも取れる)セルフプロデュースの方向性である。ゲームではプレイヤーがプロデューサーになってアイドルと二人三脚でセルフプロデュースするので。

そんで、心がほぐれてみんなで楽しく花火をしているとき、渋谷凛が「今日のスペシャルって、皆の心を一つにするためだったんでしょ?」ってモヤモヤが晴れて安定した感じで言う。
でも、実はそうやってみんなをほぐそうとしていた新田さんが一番不安だった。
「まとめ役なのに、勝手なことしちゃった…」
って言うのが単に「新田さんのアイディアで団結しました」って言うだけじゃなくて2段オチになっていて上手いなーって思う。

私ね、このプロジェクトに参加するまで…自分がアイドルになるなんて考えたこともなかったの。私にとっては一つの冒険だった。
皆と出会って…ユニットデビューが最初に決まって…嬉しかったけど不安だった。でも、不安は半分こ出来たから。
一緒に不安を乗り越えて見えた景色は、とってもドキドキできるものだったから、冒険して、一歩踏み出してみて、良かったって思えたから。
次のライブもね、新しい景色が見えるチャンスなんだろうなって。

今後は皆と一緒に何が見えるか…私自身が確かめてみたいの。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 02 Memories

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 02 Memories

ラブライカでデビューした新田美波さんはニュージェネレーションズの3人がデビューライブで失敗したと思っていたのとは対照的に落ち着いてデビューライブが出来てたと思わせておいて、1クール目ラスト前で「やっぱり私も不安だったんだよ」と暴露する。新田さんの個別回はこれまでなかったけど、今回が新田回だと思うが、そこで年長メンバーとしてリーダーシップを取るだけでなく自分も不安だったと回想シーンを挟むことで重層的な構成になってる。また1話に大体1,2人にスポットを当てるアイドル週刊アニメとしても新田さんの個別回を全体の練習エピソードと上手くからめていてグッド。新田さんは単に年長のお姉さんだから出来る、って言う風に描かずに彼女なりにできるかどうか不安だったしモヤモヤもあったけどがんばりました、って描いたのもグッド。
そして、その新田さんに冒険させたいと思わせたのがプロデューサーだったって言うのがすごくナイス。

やっぱり、アイドルマスターはプロデューサーがアイドルに働きかけて輝かせるって言う物だから。セルフプロデュース要素もあるし実際に輝くのはプロデューサーではなくアイドルだけど、アイドルの動機づけを支えるのはプロデューサーなんだ、って言う構図がね。それはアイマスらしさですよね。まあ、武内Pはまだ言葉足らずな面はあるし、まだ後半1クールでの伸びしろはあるんですが。
うん。今回の脚本は本当に巧いな。プロデューサーの存在感をちゃんとアピールするのは偉い。
そして、次回が1クール目の締めに成るライブ回でそれに向けてリーダーが新田美波に決まったと。でも、振り付けは完璧にはそろっていない。しかし、そろってないからと言う焦りは多少ほぐれて、さて次回どういうライブを見せてくれるのかな、と言う次回への引きも綺麗。
次回が楽しみですね。
ミニッチュ アイドルマスター シンデレラガールズ アクリルキーホルダー 新田美波

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  • 募集

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ID:33201777
モバゲーでの名前はグダちんではなく「ジュード」です。なんでかというとユダに憧れている中二病だからです。


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  • 攻略情報

http://saasan.github.io/mobamas-dojo/
http://dojo.sekai.in/
道場サイト
http://www18.atwiki.jp/imas_cg/pages/1.html
↑攻略wiki(ちょっと最近更新が遅いが、古いイベントの記事は充実)
http://seesaawiki.jp/imascg/
↑攻略wiki2(新しい方)
http://moba-mas.com/
↑社員募集、カードの能力のデータベースなど総合サイト