玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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いまさらアスカ

あと、最近思いついたんだが、ものすごく単純に考えたら、
新世紀エヴァンゲリオン劇場版THE END OF EVANGELIONのラストで、碇シンジ君は憎くてアスカの首を占めたんじゃなくて、綾波レイの霊魂に見つめられるくらい瀕死の状態の惣流・アスカ・ラングレーを楽にしてあげたくて首を絞めたんじゃないかなあ?
と。24にも成って思いついた。
ほら、死ぬ人の前にはいつも綾波「レイ」が出てきてたじゃないですか。それ、伏線だったのかも?とか。
補完中にリリスと融合する事で、シンジ君はそこらへんの事情は分かっていたかもしれないし。
シンジ君は優しいから。補完後の世界で、たった一人になるとしても、アスカが内臓グチャグチャで苦しむのを助けてあげたかった・・・。(シンジは弐号機の死体を見ている)
でも、アスカは案外元気だったと!
手も動いて、自分を撫でてくれた。だから、シンジ君は首を絞めてる時じゃなくて、アスカが動いてから泣き出したんだよ。
それだったら、ハッピーエンドだな。まあ、「気持ち悪い」なんだけど。
別に、おたく批判なだけな映画だとは思わないです。
監督インタビューとかを読み込みすぎるのもどうかと思う。
監督の言ってる事と、映画でできちゃう事は、別。
でも、もとの台詞は「あんたなんかに殺されるのはまっぴらよ」なんだよなあ。
「気持ち悪い」っていうのも、庵野秀明監督が宮村優子に「宮村がマンションで寝てて、男が夜中侵入してきて、何時でも宮村を犯せるのに、隣でオナニーしてたら、宮村はどう思う?」「気持ち悪い。。。ですかね?」
というやり取りが合ったらしいし。
でも、僕としてはこの思い付きに因って、シンジ君がアスカにただ殺意だけを持ってたり、捨てられるくらいなら殺そうって言う、わがままな男じゃないんじゃないか?と思えるようになるので、この思いつきの方がいいと思う。
フィルムから俺が思いついたことのほうが、スタッフの裏事情よりも正しいと思う!
シンジ君は補完を乗り越えて、「理解してくれない人を殺す」→「理解して欲しい人だけど、苦しんでいたら、助けるために殺す」と、渚カヲルに対したのと同じ行動だが、真逆の、もっと社会性というか他者性のある行動としての絞殺に成長したのでは?とか。
思い付きですけどね。
今まで誰もこういうことを言うのを見聞きしなかったので、何となく。
僕としては、副監督の鶴巻和哉氏がパンフレットで言っていた、「いろいろ汚いものの中にもきれいなものがある。あと、いろいろ変化が在るけど、現実も社会も人間関係も続くんだよ。人生が続く限り。」っていうのがスタッフの意見で良いとおもう。
別におたくがどうとか、現実がどうとかじゃないんだって。




やっぱ、おれ、エヴァンゲリオン好きなんだわ。
エヴァいい映画だと思う。10年たっても語れるんじゃないか。パチンコも出たしね・・・。