玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

見てないので、補則。

4話のラストの「ただいま」「おかえりなさい」
6話のラストの「笑えばいいとおもうよ」
いいセリフなんだが、ちと芝居がかかりすぎてるというかわざとらしいきらいもある。
拒絶する描写は脚本段階から上手いと思うけど。許容の描写が、芝居がかってる。
まだ、Vガンダムのジュンコとマーベットが仲直りする、「あなたのおかげで、また好きなレモネードが飲めそうだわ。」「わたしが一緒でも?」「もちろんよ。」の辺りの方が説得力と粋な感じがある。
(Vガンと比べるのは、エヴァがVガンを継ぐもので、ブレンを呼ぶものだから)
まあ、庵野は「オカエリナサイ」の人だからな。「オカエリナサイ」はトップをねらえ!全体の雰囲気が熱血だったので、ラストに泣きをもってくるのにはちょうど良かったけども。
エヴァは、なんか、全体的な拒絶の雰囲気に対して、許容の希望でその雰囲気を打開しようとしても、監督、スタッフの中にそのような許容体験の引出しが無かったのだろうか。パロディー出身のおたく第1世代だから、生のドラマ的体験が無い?
特撮的構図とかの技を盗む事に長けていても、ドラマを作るための要素と成る実体験が狭い?
引き出しがないと破綻するか?
おたく第2世代クリエイターになると、自覚的にウソをついたファンタジーを割り切って作る?という印象?
貞本エヴァはそこら辺を整理して、自然な台詞回しにしようとしてると思う。
というか、初期プロットに近い?
ただ、すげこまちっくな「いらない人間」部分は、庵野エヴァのほうがシンパシーがあるなあ。