玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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2004年富野由悠季精華大学講演 次の質問

カミーユが発狂したような人格障害的なキャラクターは意識的に取り上げているんですか?

に関して。
何よりも、社会病理として見ていったときに、ある突出した経済活動、たとえばコクド、三菱ふそうトラック、金融機関のトップもそうかもしれませんが、あらゆる意味で歪みをもってしまったという不幸を、「Z」の時には、こうなるぞという物をかなり確信したという事です。
シロッコという敵役は、「霊の力を借りないと殺せない」ほど強敵なのか、というと、ポセイダルに比べると普通の人間パイロットだと思うので、カミーユがあそこまで必死になる必要性は無いんじゃないの?と思ってたんですけど、社会病理を一人で背負い込もうとして社会悪を全て消そうとすると、カミーユ・ビダンは少年退行するしかなかったというメッセージだった?
ターンエーを作って、人間は死ぬまで元気でいなければいけないんじゃないのかということで、思考回路を変えていったら病気にならない自分を獲得できる
カミーユZガンダムも元気いっぱいに新訳されてよかった。