玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

在日韓国人3世だけど国籍は日本人の金本ォオオ!

「エイサップだって、差別されてたんだろォッ!」
すごい。悪い在日がでるなんてなあ。悪いなあ。金本は悪いよー。
在日朝鮮人が日本人を虐殺するアニメとか今までなかった!すげえ。さすがトミーノ。アスラン・ザラとかキラ・ヤマトたちコーディネーターが2年間もダラダラしても上っ面のセリフにしか聞こえなかった差別意識をたった一言のセリフと1カットの表情で描き切った!
ガンダムSEEDのコーディネーター差別は民族対立なのか能力差か経済格差なのかというスタッフ間での規定がハッキリされてなかったので、リーンとは問題の次元からして違うんだが。キラはあんまり差別されてる感じがしなかったなあ。)
そんで、金本平次のすごいところは最終回まではチャラチャラした兄ちゃん風を装っておいて、ラストで爆発かよ!みたいなのが凄い。逆にドロドロ度が深く感じる。
つーか、ロウリみたいなはみだし物とつるんでるのも充分はみだし物です。
エイサップ・鈴木も含めてあの3人は世の中から捨てられた子供たちと言う事でまとまってたんですやなあ。
だからして、迫水王にロウリが共鳴するのはそういう顧みられないものとしての共感だったように見えた。
で、ですよ。特攻隊員と現代の若者を対比させるドラマが良くあるじゃないですか。The Wings Of God。
リーンの翼は逆のタイムスリップで描いていたんだよな。
で、やはり一人で死ぬのは、無駄に死ぬのは、どの時代の若者でも辛いんだろうと思った。
サコミズが東京を破壊しようと荒れ狂うのも、矢藩朗利がエイサップに切られて脱出できなくなりながらも核爆弾を起爆したのも、同根の精神状態だと。
共同体から認知されなくなった人は、大昔の戦争加担者だけでなく、現代の若者だって狂わせる、とそう言うことです。
テロと言うかゲリラ自爆する若者と言うのはぶっちゃけ思想とかは何でも良いんです。誰かが自分の生と死を認めてほしいと言う事です。
朗利はバカなんだが、僕も現代っ子らしく「1千万人死んでも一億人も日本人がいる」とか日ごろから言ってるし共感してしまう。
金本のような在日ではないんだけれども、駅弁大学理系で一人ぼっちという点では東京に対する殺意は共感しちゃあいけないかもしれないが、する。
サコミズが老い始め、巨大化し始めたのは、変貌した日本国から拒絶され、後添え様にも裏切られた直後であるし、独りぼっちにされた人って言うのは暴走する物だ。
ここら辺は、現実の自爆テロ実行犯とも共通すると思う。トミーノはあらゆる方向からの時事ネタを取り入れるので、凄すぎるとしか言い様が無い。普通は破綻するのを誤魔化そうとして変になる。
おハゲ様は破綻していると見せかけて、凄まじい微小構成を組み合わせて組み立てて凄い。