玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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上手い演出だなあと感じたのは

ガンズ大尉を真っ二つに切り伏せた直後、フェラリオの歌を流す事で主人公による殺人の不快感を即座に禊すると言う、エンタティンメント作品という自認に基づいた演出。
かといって、殺人を美化したり言い訳をしているわけではなく、エイサップも嫌そうな感じだった。特にムラッサがオーラバトラーの臓物を浴びる所で、ムラッサは死んではいないが死ぬような恐怖を味わったのだと示すことで、間接的に死ぬことの恐ろしさを表現しているのがまた凄い。
東京タワー崩壊やビル崩壊やレインボーブリッジ崩壊も、死体の直接描写は無いが、確実に死ぬ人を描く事で死ぬ怖さが・・・。
見ているときはロボットアクションとしての爽快感をギリギリで損なわないんだが、後から考えるとブルブル。
これは、過去30年間にわたって皆殺しのスキルをみがいてきたトミノ御大故にできる技だ。殺しでワビサビの領域に到達してるなあ。ウィル・ゲイムはトラウマ。
つーか、4話と5話で虐殺しまくりなんだがな。