玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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エヴァ18話

ポストエヴァの作品はもっとスタイリッシュでオサレですかした感じがあると思うんだが、中盤のエヴァはあんまりすかした感じが無いなあと。意外にも。地に足のついたドラマもしてるよねー。
カヲル君がすかしてるからなあ。その印象が強すぎるのか。
土壇場になったら、シンジ君にちゃんと鈴原トウジがパイロットだと教えてやろうとするアスカがいい子だと思う。
その隙にボコボコになるんだが。8話での8艘飛びとか、9話とか、拾六話のエヴァ初号機があっさり取り込まれたディラックの海を回避したりとか、アスカは実戦の応用力があるので、エヴァ弐号機対エヴァ参号機を見たかったなあ。
やっぱり、シンジ君の心理ドラマ優先の作りか。
バルディエルは解体されたら沈黙した。動力機関も三号機に依存してたのだろーか?イロウルの消滅も微妙だったが・・・。
その程度の使徒なら、綾波が上手いことやればよかったのに。
どうも、ネルフの作戦は練度が低い気がする。ミサトさんも大事な所でビビッタりして判断が遅れがち。14歳の子を使ってる割にパイロットの自由裁量が大きい。もっと細かく指示できそうなのに。命令が大まかだ。
碇司令もダミーを発動させるだけで、他の作戦指示は無いし。スタートレックのようなフレキシブルな戦術が無いなあ。スタートレックはアクションがしょぼいけども。
3号機の首を折った時点で、ダミーを停止するとか切り替えも無いし。
3号機のエントリープラグを破壊するのは、トウジと使徒が融合してたのか?でも碇司令はそう言う状況説明はしないなあ。ツンデレすぎるというか。
やっぱり、シンジ君を困らせるのが優先のドラマつくりかなあ。そこらへんはご都合主義?逆だけど。
ダミーを試したかっただけか。司令がというより庵野が?司令的にはデータ収集か?
碇シンジ君の不殺はすばらしいなあ。キラ・ヤマトにも見習わせたい。ここまで戦後憲法を遵守できるのは偉い。
というか、自分の欲が希薄なんだろうなあ。
「人間なら、他人から奪って自分を生かすのが当たり前だ」っていう、「大人は汚いこともしないといけない」的な考えに対して、「本当に当たり前ですか?当たり前で良いんですか?それも自己正当化に過ぎないんじゃないですか?どうでもいいんじゃないの?」と、本気で相対化したのがエヴァかなあ。
まあ、そう言うのは所詮保護下にある子供の論理で、土壇場では大人の助けを期待する物なんだが。シンジ君はとりあえず死を覚悟してたっぽいので凄いカッコいいなあ。トウジだと知らなかったのに、相手の方が自分よりも優先できて偉いなあ。
自分が死んでも、相手が死んでも、客観的なエントロピーはあんまり変わらんからなあ。
主観的な損害を重視すると、いつまで経っても世界平和にはならないよねえ。率先して自殺をして、負け組になると言うニート的態度が、資源の奪い合いが本格化する21世紀の若者には求められると思うわけで、シンジ君はその前兆であり、えらい。
まあ、お母さんがたすけてくれるわけですけど。
ダミープラグに切り替わるだけで出力まで上がるのがアレだなあ。
葛城ミサトさんが「ここは大丈夫よ。3体ともちゃんと動いてるし」というのは・・・。
ちゃんと動いてましたっけ?暴走・・・。