玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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海のトリトン15回「霧に泣く恐竜」

トリトンとピピは嵐にもまれて絆が深まっていた。
海の異変で永い眠りから覚めた恐竜は仲間を探して泣く。
トリトンとピピは恐竜と友達になる。
海の底でひとりぼっちの恐竜をほら貝を吹いて呼ぶ。友達だよ、と言うために。
呼ばれて恐竜はトリトンのほうへ向かう。
途中、トリトンを探している敵に遭遇した恐竜は腹いせに殺される。
敵も、トリトンを見つけられない罪で仲間に粛清されて死ぬ。
トリトンとピピは、そのことを知らずにほら貝を吹きつづける。
恐竜がもうすぐ来ると言いながら。
海の底に横たわる恐竜の屍の上にほら貝の音が響きつづける。


富野はデビュー作から死の寂寥感がすごい。ガンダムとか∀ガンダムでもあったなあ。こういう死にかた。
リーンの翼は、勢いが凄くてこういう死の寂しさな話はなかったねえ。

あと、生々しい。ガンダムSEEDも残虐描写に力を入れているんだけど、アニメっぽい。血は出るけど、所詮血の絵(と言うかデジタルデータ)としか感じない。内臓がドバッと出てもネットの死体画像ほどちゃんと描写してないし。
海のトリトンは水の中で刃物で首を切られたときの血の出かたが、NHKの動物ものとかで見たシャチの狩りの時のような血の広がり方に似ている。
絵の描き方がアナログ的だからだろうか?生々しい。