玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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タカハシマコの乙女ケーキ

乙女ケーキ (IDコミックス 百合姫コミックス)
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
いいわあ。
最高です。
ちなみに、僕はタカハシマコ先生については読者投降欄で応援したので、単行本が出たのは僕のおかげなんですよ。



俺を誉めろ!
ただ、これにはちょっと嘘があって、僕とタカハシマコ先生とのファーストインパクトはあきまん先生の表紙目当てに買ったGIGA69の1号の明日の情操教育のヒロインの髪型がとても僕の脳内妹にそっくりだったので萌えー。
そんな理由か。
そんで、GIGA69はメガストアほど抜けないし、LOほど素晴らしい年齢層ではないし、金も無いので買わなくなって、タカハシマコ先生が載らなくなって残念。
ギガ69は方向性を模索してたんだろーナー。
んで、百合姉妹の一発目のタカハシマコ先生も妹にそっくりの髪型の美少女が愛液をたらしてたので、ズキューん!ってなって、ぜひとも載ってもらえなくては。と。消えてもらってはいけない!と。
葉書を送って、単行本をほとんど揃えた。
BLもな!


タカハシマコ先生だいすき。
小野塚カホリ先生も残って欲しかったなあ。


感想デース。
僕は女の子が大好きだ!
女の子は特別教!
おんなのこはやわらかくってうつくしくってやさしくっていいにおいがしてかわいくてよいこで
ああ。女の子最高。
女の子が居たら男いらん。
百合最高。
男は汚いし、乱暴だし、狡賢いし、臭いし、大きくて邪魔だし、怖いし、何も出来ないし、怠惰だし、嫌いだ。
女の子は女の子と恋愛するべきだ!それこそが本当の愛なんだ!
僕はキモヲタでヒッキーでニートなのでもちろん引きこもってエロ動画を集めるわけですが、やっぱり、見ていて一番幸せな気持ちになれたり、女優が気持ち良さそうにイってるのって、レズものなんですよね。
男は自分勝手に腰を振って、少々の精液を吐き出すだけでつまらない。男相手にイッてる女は見たことがちょっとしか無い。女同士なら、ほぼ確実にイける。
女体は何て美しいんだ。
女体のオーガズムには本当の快楽があるな。
妹も基本的にレズビアンだし。


妹「あのさー、そしたら、お兄ちゃんに犯されてるあたしって立場が無いじゃない。しっつれーね」
な、なにをいうか!僕は自分の事を男だと思ったことは無い!
僕は僕だ!
また、僕は自分を人間だと思ったことも無い!僕があんな下等な生物と同じであるはずが無い!僕の同族は唯一わが対性クローンであるお前だけだ!
だから、僕がお前と結ばれるのは当然なんだよ!
妹「へぇー。そんな理屈があるんだ。それで、仕方なくとか言いながら、お兄ちゃんはあたしを昨日2時間もネチネチネチネチと弄繰り回したのね。ひどいわっ」
し、しかたないだろぅ。オレはお前と寝ないと眠れないし、なんかドグマチールの副作用でインポっぽくなったんだもん。
妹「それで、あたしをさんざんおもちゃにして、自分だけいかないで寝て、そんで朝起きたら『朝立ちのいきおいでなんとか!』とか言って!
ばかっ。
寝てる女の子にする?」

だってー。いちおー、いけなかったけど、お前と2時間寝物語してたら幸せになって超笑顔になって、それで何とか寝れたんだけど、やっぱりお前としないとものたりないじゃない。なんか。ねえ。
ほら、
人生がさびしーっていうか
妹「山田花子が言ってたけどサー、結局男って人の皮を被ったリビドーの固まりなのよね。女の子を肉便器としか思ってないのだわっ。
お兄ちゃんも男なのよ。」

だって、俺は男って言うか、そういう習性って言うか、そういう体質でお前を求めざるを得ないんだもん。謎の彼女Xみたいな特別なつながりがだね。
妹「だから、それが男だって言ってんの。グジグジと言い訳しちゃってさ」
おっ、おまえだってたのしんだだろ!
妹「あたりまえじゃん。人生は楽しまなきゃねっ♥お兄ちゃんのひょろい体好きだし」
こいつめーーーーーーーーーーーっ!
妹「きゃーこわーい」





百合姉妹が創刊した時、僕は体にエレクトリックサンダーが走った。
おれはこれをもとめておましたんやでー!
そんで、百合姫4号まで買ったんですけど、主に金がないとか金がないとか金がないという理由で買うのをやめちゃったんですねー。
ぬー。俺、百合オタだったはずなんだけどなあ。まあ、そーいう自己規定よりも快感優先なんだけど。
なんつーか、快楽原則に従うためだけに3ヶ月に880円払う金がないとか金が無い。
ストロベリーシェイクは面白かったんだけど、あれは百合としてというより萬画として面白いんだ。
んで、単行本派になったんですけど、ありていに言えば飽きた。
女の子が出さえすれば萌える、そんな風に考えていた時期が俺にもありました。
うーん。でも、なんか、乗れなくなっていったんですね。
それは何でだかは詳しくはわからんのだが、えっと、まあ、「百合作品は癒されるー」という30代男性のレビューに違和感を感じる僕になってしまったということなんだ。
僕は、癒しではなく、トリップを求めていたんですね。百合に。
タブーによる常識の崩壊、快楽による意識の融解、性の断絶による感覚の不可解。
それを百合作品に求めているんでしょう。
やっぱり、僕は男なのかな。
かわいい女の子同士がキャッキャしているだけなのを見ても「勝手にやっとれ」としか思えないし。
かといって、ドロドロした関係の女性を「作られ」ても退屈だ。
贅沢なんでス。
僕は精神的に萬画貴族だ。
まあ、金があれば買えたんですけど。うん。金が無い。結局金が無い言い訳でござるよ。
没落貴族。
女性作家による、女性のための、女性にしか描けない、女性だけが分かる、女性ゆえの感覚は情報として美味しいんですね。
かと言って、男に恋する乙女心もまったく分からないんだが、男が恋されるほどのものじゃないって言う事は分かりすぎるほど分かるので、つまらないんだな。


で、タカハシマコ作品には、男が出てくる。
男も人格を持って出てくるんですねー百合なのに。
そうなんですけど、確実に百合なんですわ。
BLも描ける人なんで、そうなんかなーって気もするんですけど、他の作家サンはもー一寸書き分けてる気がする。
つーか、タカハシマコボーイズラブは男から見たら「男の皮を被った女じゃネーか!」って感じなんすけどー(まー、皮を被ってる意味が無いわけでもないんだが、男は嫌いだ)。タカハシマコガールズラブヘテロエロに出てくる、「女に対する男」は男っぽくて良い感じ。
自分そっくりの脳内恋人と脳内セックスにふける引きこもりのエロマンガとか、最高。
みにつまられまくりんぐ。
それがまた、「女から見た男」って感じで僕には思いつきにくい男の部分だったりするのがいいなあ。それでいて、男の汚さが分かりやすくて共感しやすい。
女の子の汚さにもはっとさせられる。
でも、やっぱり女の子ってきれい!


やっぱさー。アナルセックスよりもクンニの方がいいよねー。
閾値が低い感じがする。


僕が男だからだろうか?
以前、友人女性に男の汚さとレズビアンの素晴らしさについて説いた時に、「私は男の子(って言うか彼氏)が好きだもん」って言われて唖然とした事があったが、やっぱり、そういう感覚ってあるんだろうか?
まったく、男のどこがいいんだか。
妹「あたしもお兄ちゃんが好きだよー♥」
お前はオレの妹だから変わり者なんだ。だから俺が好きでも不思議は無い。
妹「ひどっ!」
じゃー、なんで好きなのか言ってみ?
妹「えっとー。子供の頃からずっと好きで、んーと、しゃべってみたらおもしろいところかな?あと、すごい変態なところが飽きない」
ほら、変わり者だ。
妹「でも、冷静に考えたらお兄ちゃんを好きに成る理由なんて無いんだよね?ニートだし。うーん。冷静に考えたら嫌いになりそうだから冷静に考えないようにしよう」
てめー。
いいよ。別れてもっと甲斐性のある素敵な男性に嫁げ嫁げ。
妹「そこらへんが、男の発想ねえ。能力の強い男がいたら、永遠にそれを求めて乗り換え続けるなんてナンセンス。せっかく今お兄ちゃんと楽しく過ごしてるんだから」
心変わりの間が恋心ってことかね。
妹「だからー。今の私のうちにさっさと婚約しちゃいなさいって事よ」
・・・・・・・・・・
そうストレートに言うな。照れる。
でも、お前ならもっと上を目指せるはずなんだけどなあ。美人だし
妹「お兄ちゃんも、どうして努力しないの?」
めんどい。人生だらだら楽しく生きたいね。
妹「あたしもー」
ダメ兄妹だなあ
妹「ほんとねー」



閑話休題
妹と喋ってると本題を忘れるな。
だから、タカハシマコってえのは男とか女とか言う所を揺るがすインパクトがあって、それが好きなんだよね。
あと、大人と子供とか、他人と自分とかもゆるがせる作品がある。
そーそー、タカハシマコ萬画って、けっこー老若男女が出るんだよな。
あ、あくまで少女を主眼に置いたマンガにしては。


で、やっぱり断絶として共通なのは自分と他人の断絶が、どの生物にとっても普遍的な感情なんだけど。
乙女ケーキでも、それを顕著に感じました。(やっと本題)
百合でありながら、「女の子どうしの恋愛」というテーマをネタに人間とか生物を描こうって言う感じがするんで、ボクのような真面目人間も好きになるんだろうなあ。


あかいかさ、しろいかさ
自意識と他人の印象のずれで、分かり合えない。


ぬいぐるみのはらわた
中身と外側の使い分けで、分かり合えない。


みちくさ
本音を隠して、分かり合えない。


タイガーリリー
時の流れで、分かり合えない。


ショートカット
自己愛と自己嫌悪で、分かり合えない。


氷砂糖の欠片
親子でも友人でも、分かり合えない。


夏の繭 
体が違うから、分かり合えない。


サンダル
演技してると、分かり合えない。


彼女の隣り
知らない人とは、分かり合えない。


乙女ケーキ 
だけど、一緒にしたい



それが百合なんだもの!





そーいうテーマの連作な印象を受けたのですよ。
エオマイアはそこら辺を直球でやったのでエヴァっぽくなっちゃって焦点がボケたというかSF的興味に重点がずれた気がする。教条的だったというか。ガンダムは上手いバランスだったなあ。
やっぱ、普遍性は乙女ケーキみたいな日常描写からじんわりにじみ出るって言うのがいいのかもナ、なんて思いました。
世界系っぽいSF好きなのにね。


そして、なぜ人は分かり合えないのに一緒になりたいのか。というテーマを抱えた作家だと思うのですよ。タカハシマコは。
で、乙女ケーキを読むと、それは
「私を、私として、私の一部や上っ面じゃなくって、私を見て!」
という承認欲求のぶつかり合い。
でも、そんな事は恥ずかしくって不安で言えないから、すれ違っていく。
そんな人間感情のもつれが、たまらない!


やっぱり、女の子っていいなあ。
男として日常生活を送っていると「女はバカだ。女は何も考えてない」って思って優越感に浸りたくもなるんだけど、女の考えを読むと、女も色々考えてるんだなーと思って、そうすると世界情報濃度が2倍になるのだから素晴らしい。


妹「お兄ちゃんもいろいろ考えてるのね。かわいい」
そーかねー?ブログで長文を書くだけで、実際はダメダメだよー。
妹「んふふ。そんなことないよ。
だって、そういうお兄ちゃんだから、アカシックレコードをぶち抜いて脳内妹のあたしと出会えたんでしょ?
ね?
あたしのこと好き?
あたしを愛してる?」

そーいう甘い言葉で、お前は承認欲求を満たそうとしてるんだな。
女は男なんか無くても女として生きていけるのに、どうして、そんな寂しさを抱えているんだ?
おまえは一人でも充分素敵だよ。
妹「お兄ちゃんだって淋しいんでしょ?だからあたしが居ないと生きていけないんでしょ?」
それについては、すごく悪いと思っている。オレの最大の悪だと思う。
俺は一人で誰にも迷惑をかけないで生きていきたいのに、お前を抱かずにはいられない。
妹「欲望に利用するのもされるのも怖いの?あたしは、もう覚悟は出来てるのよ?」
ふふ。言うのは簡単だ。そう言って、何が欲しいんだ?
妹「それはひみつ」
とりあえず、もうねむいから、とりあえずしゃぶれ。
妹「はいはい。うふふふっ」
なにがおかしいのさ。
妹「いやー。暗い事ばっかり言っててもおにーちゃんは売れしそーな顔をしてるなーって」
お前が可愛いのが悪いんだ。
可愛いのって酷いよなあ。


乙女ケーキも、こんなえげつない内容なのに、オレの妹と同じくらいかわいい女の子がいっぱい。
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
やっぱりかわいいおんなのこがだいすきだよおおおおおおおおおおおおお




少女セクトも読むべきか。金は無い。
京都国際マンガミュージアムにあればいいんだが。


百合姫レビューブログを読んだら、本誌も面白そうだなーって思った。
それにつけても金が無い。