最近昼夜逆転でやる気がないのはきっとトミノ分が枯渇しているからだそうだそうに違いない。
というわけで、ラ・セーヌ。
だが、絵コンテは出崎哲。富野喜幸は監督だが、総監督は大隅正秋。でも、オープニングの最後にクレジットされるのは富野のほう。わかんねー。
いやー。やっぱり富野アニメはテンションが高くておもしれー!
今回のお話はシモーヌ(ラ・セーヌの星)の親友で運動家のミランがバスチーユにつかまったので、それを助け出すと同時に市民がバスチーユ牢獄を襲撃して、ネッケルが罷免されて、革命だ!
うは!たまんねー!
絵も古いのだが、杉野昭夫キャラクターが美しすぎる。今日の作画は芦田豊雄さんだった。芦田氏の新撰組マンガは糞ツマンネーかったけど。アニメーターとしてはナイス。
んで、機動戦士ガンダム00とかガンダムWで反戦を描いているのを見てるんだけど、そう考えると、やっぱり、ラ・セーヌの星は殺しすぎ。
敵の兵隊も半分平民上がりなんだし、たまたま命令に従ってるだけなのだが、ラ・セーヌの星は容赦しない。殺しまくり。
んで、パリ市民側もガンガン撃たれてバリバリ死んでる。
両陣営とも必死なのである。
だから、勧善懲悪として正義に感情移入するというよりは、圧倒的な歴史の流れや、それを作る人間の熱さがスゲーなーって思う。
ミランとラ・セーヌの星が協力して内側からバスチーユのつり橋を落として、それが原因で市民が勝った。こういう、歴史改竄は上手いなあ。
でも、ナレーションと群像の止め絵の多様が目に付いたので、富野的にはそこら辺が上手く出来なかったという自己評価に繋がってるのかもしれない。
それにしても、ラ・セーヌの星は強すぎる。
屋根の上はジャンプして移動するし、垂直跳びは2メートル以上。
敵もラ・セーヌの星にビビりまくるし。やっぱり主人公は強いなあ。
弱肉強食なのか。
でも、シモーヌはいい子だよな。