玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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世界名作劇場レ・ミゼラブル 少女コゼット44「未来へのともしび」

うわああああああああああ
爆泣!
感動した!
うぅぅ。革命がなああああ。
僕は以前、現在の世界はあんまり良くないし昔の革命も無意味で悲しいよな、と書いたんだけど、反省しました。
ちがうんだよなあああ。
その時に成果が出なくっても、そこで灯った小さなともしびが未来で花咲くように人類の歴史がなあああ。
過去と未来は繋がってるんですね。未来は今なんですよね。しっかりせな!しっかりせなあああ!
うーん。ジャン・バルジャン良い事言い過ぎ。どんだけ勉強したんだろうか。
普通に生きていると世の中を拗ねてしまいますが、アニメを見るとちゃんとしよう、希望を捨てないようにしようと思えますね。
アニメってすごいぜ!名作だ!
ジャン・バルジャンはアニメもない時代に人格者になったので凄いなあ。


描写は結構ハード。
最近のアニメの流行は萌えキャラがギャアギャアわめきながら血しぶきを上げるようなものですが、ソレとは全く逆行しています。血が一滴もでませんでした。
でも、安心して子どもに見せられる描写ではありません。いや、むしろ安心しない事を覚悟して子どもに見せたいアニメです。
戦争をちゃんと描いています。大砲が当たると人が吹き飛びます。鉄砲の弾もたくさん飛んできて避けきれません。死にます。
実際、長井さんの銃殺映像を見たりすると、血ってそんなに派手に出ないし。
すげーこわかった。
血が出たりしない分とにかくドライ。
血が出たり形が壊れたりはしないんだけど、「決定的に人がモノになってしまう瞬間」が描かれているので、「死」の冷徹さと命の悲しさが次々と突き刺さって、うう・・・・。
血が出たりすると逆に記号的になって、人が人でなくなるというより、最初っから人じゃないという安心感があります。特撮とかアニメだと特に。(ホラー=特撮)
ですから、今回の名作劇場の戦争の描き方は、ドライですが、非常に見るものの心を揺さぶります。
そして、死はドライなんですけど、生きている人はとことんウェットというか必死に生きているということをちゃんと描いてるんで、やっぱり生きてる人を殺すのはひどい事だと思いました。


そして、そのBGMの使い方はひど過ぎる!うわあああああ!泣けといわんばかりじゃないですか。ここで、それかよ!
あるいみ、ソロモン戦で戸田恵子が歌い上げるようなレベルですよ。くぅー。
ガンダムって世界名作っぽい演出が元々多いんですけどね。
いやー、アニメならではだなあ。


アニメスゲー。
アニメ版ならではの感動もあります。がんばれ!


そして、もう一つのドラマがジャン・バルジャンとジャヴェールのドラマ。
まさか、ジャヴェールがこんなトラウマを持っていただなんて!
ガンダムWのドロシーがカトルにホイホイトラウマを語るのは説得力が無いけど、ジャヴェールは数十年もジャン・バルジャンを追ってきて、ある意味もう一人の自分だという意識もあったんじゃないかな?と思う。
その、自分の中で作り上げられたジャン・バルジャン像が崩壊しそうな時、彼はトラウマを持ち出してまでジャンと戦ったんだな・・・。
だが、ジャンは勝った!


来週は運命の地下水道です。あと何話あるんでしょうか?


人の死は取り返しつかないですよ。
でも、アニメは取り返しがつきます。
DVDが欲しくなりましたよ!
さすがバンダイビジュアル