近所の本屋で1話を読んだ次の号は袋をかけられてたのだが、古本屋に行ったらあったので、読んだ。
でも、僕は月刊コミックブレイドAvarusの「全てを貪欲に求める女性（ヒト）たちへ」という対象読者とは全く違うし、妹はもっと甘アマの少女小説(夢野久作)とかベーオウルフとかクトゥルー神話が好きなので、買わない。
睦月ムンク先生個人に思い入れがあるだけだからねえ。
200円のコミックメガストアHと300円の高村光太郎北原白秋萩原朔太郎のアンソロ本を買いました。∀ガンダムの前に月に吠えるが読みたかったんだけど、智恵子抄も入ってたので結構お買い得だった。
それにしても、
「蒼井エン(原作)野口芽衣(ネーム)睦月ムンク(絵)+アシスタント」
睦月ムンク先生の萬画デビュー作としては、かなりの大所帯。原作付でネームもあって、だと編集部としては稿料が高いし、作家としては一人頭が少ない。
まー、内部事情は知らんですけどね、新人作家(でもないか?)でこれは期待されてるのかなあ？さいとうたかを？本宮ひろ志？
2ちゃんねるのアヴァルススレでは、
21 名前： 花と名無しさん [sage] 投稿日： 2007/09/16(日) 20:48:38 ID:???O
とりあえず睦月ムンクはイラストだけでいいと心の底から思った
51 名前： 花と名無しさん [sage] 投稿日： 2007/09/18(火) 23:15:24 ID:???0
睦月ムンクの漫画がどんなもんか気になるなあ
闇月夜行◆これも淡白だけど前回より良くなった
闇月夜行◆ 無理やりギャグ入れないでシリアス一本で行けばいいのに
だとよ。
んで、3話を読んだ僕の感想は、えっと、まあ、話の対象読者は女性だからいまいち魅力が分からん所も在るんだが、１話よりは結構絵がきちんと入ってたし、背景とかモブとか死体も上手く描けてたし感心した。
敵に箸置きを投げて、次のコマで箸置きがなくなってるって言う演出は渋かったけど、一寸分かりにくいかもな。僕はこういうのはかなり好きだけど。
つーか、服部半蔵はあれか、ひこせいじゅうろうか。わけーよ。東方不敗みたいなおっさんでもいいのに。
女の子はまあまあかわいいけど、女性向だから生かしきれてないなあ。
んで、やっぱりホモ展開が大事なんだと思うんだけど、半蔵が弟子の忍者を組み伏せる所は結構男の力による抑圧というホモ的マゾヒズムが感じられて興奮しました。
僕も体力に不自由している男だからねえ。力に負けちゃうシチュはゾクゾクしちゃう。
俺は変態かなあ？
若い忍者も頑張って欲しいね。
なんか、微妙にキャラの名前が覚えられんのだがな。まあ、おれは人の名前を覚えない人だけど。
そんで、なんかミステリーっぽくなってきた。
まーいいや。
僕としては、絵描きとしてのムンクさんはまーまーいいと思ってるし、上手いとも思う。
でも、僕は絵よりも思いや物語に惹かれる人だから、睦月ムンク先生のオリジナル萬画が読みたいよう読みたいよう。
僕は今までに安彦良和先生と島本和彦先生と佐藤元先生と永野のりこ先生に会った事があるんだけど、睦月ムンク先生にも会った事はある。
その時に、「綺麗な絵もいいけど、人の心の闇をもっともっと描きたい」って言ってた。
僕は、カミーユみたいに「あなたのように幸福に育った方には、子供の立場がどういうものか分からないんです」って思ったけど、まあ、人の事は分からんしレコアさんかもしれん。
