玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士ガンダム0009大国の威信

テンパってるのにテンパっているように見えないのは作画が脚本に従いすぎているから。
せっかく、二次元の肉体を持っているのだから!
愛と勇気は口だけのことと分かれば求め合ってほしい!
そのおおきなおっぱいは飾りかね!
二つの胸のふくらみは何でもできる証拠なれ!
というわけで、フェルト・グレイスはおびえるクリスティナ・シエラを殴りつけるなり、「ロックオン・ストラトスにお尻を触られていたの」というなり、しろ!
スメラギ・李・ノリエガは説明しすぎ!説明するヒマが在ったら命令しろ!ブライトのように切れろ!
どいつもこいつも落ち着きやがって。
あんた、自分がアニメの登場人物だからって、本気で演技してないんでしょ!?
あー。ファーストガンダムはピンチの雰囲気の臨場感が凄かったなあ。
まあ、ダンバインの方がもっと分かりやすかったけど。
もっと言葉より態度でギスギスしたりイライラしたり異性の体に欲情しろ。自分が死ぬかもしれないんだから、もっとアドレナってくれよ。瞳孔散大、時間感覚変動!


と、まあ、トミノアニメは感覚的に見ると、すごく興奮して臨場感情移入できるのですが、トミノアニメはその引き算の演出技法から逆に分かりにくいセリフの技巧に走った富野台詞アニメだと表され、わかりにくいと言われることも多い。脚本家には徹底的に嫌われている絵コンテマイスターだからなあ。
それに対する対症療法が今回のガンダム00の台詞合戦なのかな?
でも、かなりギリギリだったけど、情報量を伝えるという目的は果たしていたし、ギリギリ演技であるという範疇には収まっていましたね。
脚本家は苦労したんだろうなあ。
説明図付きライトノベルを見てる感じでアニメを見てる感じはしなかったけど。せっかく動画なのにねえ。


テンパリを表現するのにトラウマや過去の設定描写しかないのはあまりにも貧しい。人類心理ではないキャラクター個人のトラウマには感情移入できないが、それに感情移入するアニメファンというのは病人の集団に思えますね。

キャラ属性だなんて言うとゼロ年代的で聞こえはいいけどさ・・・。ぶっちゃけて言っちゃえば全部仮説なのよ仮説。
悪く言えば当てずっぽと偏見の積み重ねていうかさ。
あ〜あ。なんでこんな作劇方法流行っちゃったかナ〜〜・・・・・・・


関係の喪失ってヤツかな。
昔は物語と聞き手は何らかの濃密な関係で結ばれていた…。
歴史、体験、体感、環境、社会、伝承…
血縁や地縁をたどっていけば遠からず語るべき事に行きついた。
けれど今は物語と消費者に何の関係もない。
だからコンテンツ像を心理学的・統計学的に特定する事がヒット作への第一段階となるんだろ。

多重人格探偵サイコからの引用ですが!

吼えろペンからの引用ですが!


それにしても、ソレスタルビーイング国連直属の非公開組織で長い歴史があるということが暗示される割には、組織力は厚いのか薄いのか。
少しの荒事にも、歩兵はあらまほしき事なり。
機動戦艦ナデシコとかへの皮肉かなあ?
ホワイトベースは避難民の集まりの癖に何気にシリーズ中一番機銃弾幕や主砲やメガ粒子砲や艦載機が充実してる。
ファーストガンダムは色々凄すぎ。



つーか、寸止めすぎ。
まー、今回は舞台を整えるのが目的で、仮面ライダークウガで言うと前哨戦。
来週こそはガンダムエヴァみたいに羽が出るらしい。
光の翼といえば、一人だけ部隊の中で浮いている強化人間のソーマ・ピーリス少尉がカテジナみたいになるといいなっ。
っていうか、アレルヤ・ハプティズムは人格を変えるために髪の分け目を変える為だけにバイザーを上げます。なんだかなあ。


つーか、ガンダムヴァーチェの代わりに軽快なガンダムエクシアを向わせて、ヴァーチェを直援にしたらよかったんじゃないでしょうか?
機銃もないんだし。
なんか、物語世界の中でのしかたないピンチというより、物語を薦めるために仕方なく作ったピンチっぽくてヤオくせえ。
ノアだけはガチ
でも、ハサウェイが負けたのは今でも納得が行かない。