玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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伝説巨神イデオン4ソロ星脱出せよ

感想は短く
1.設定
エヴァンゲリオンっぽい
イデオンという名前=哲学用語+オン=宗教用語+オン=エヴァンゲリオン
ソロシップの中に森=ジオフロント。これは植林くさいが、ヱヴァンゲリヲンではターミナルドグマに生命の樹の森が在ったな。
ソロシップ甲板のイデオン固定用ハンガー=アンビリカルブリッジ
新世紀エヴァンゲリオンってすごいな。ここまで引用に徹するって、なかなかできん。
本歌取りや伝統芸能継承というのは日本人が昔からやってきたことだが、アニメもそう言う文化なのか。
しかし、表現者として、自分を出したいという欲求を殺してパクリだけで構築するのも凄いなあ。
で、そのフラストレーションが後半にああなるのがエヴァ
メカ設定で言うと、エヴァは生物的な巨人だが、イデの巨神はメカ。
バッフクラン的には生物的なほうが落ち着くのに、用途不明のデザインのメカ。
メカなんだが、生物的というか意志が在るように見える。が、顔がジム。能面ですら無い表情。
理屈が全く通じない、昆虫よりも異種族のような、それが人の形をしているプレコックス感があります。イデオンの動きもなんか怪獣っぽい鈍さで、それはそれで怖い。
ブレンパワードはかわいくてよかった。本当に。
キャラ設定のエヴァと違う所は、イデオンは富野だから老若男女マルチレイス過ぎる。
そんで、今回もコスモが攻撃的過ぎる。っていうか、碇シンジ世代の僕にとっては、コスモのような人は怖い。ってか、やな奴じゃん。なんでこいつが主人公なの?アフロだし。
一番性格悪いと思う。人に感謝しないしあてつけるし。
あと、山田栄子がかわいい。赤毛のアンを見たい。
イデオンのメカの名前が意味不明でよくわからん。語感は良いんだよなー。
イデオンの変形とか武装が今回もムリクリ拾ったものを使ってて、怖い。
しかも、死海文書みたいな説明書があるエヴァよりも無邪気に、自動車をガレージで改造するような感覚で素人がいじくりまわしてて、中途半端にエンジンとかを使いこなしてるのが非常に怖い。
絶対事故を起しますよ。こいつら。説明書を読め。


2.演出
斧谷稔コンテ
訓練飛行とか、睡眠や食事のシーンとか、いきなりイデオンが小破して変形に支障をきたすのはガンダムからの継続発展した雰囲気。
つか、イデオンって壊れる事も在るのか!物質では在るんだ。後付けの部品なのか?
でも、ソロシップもメカニカルなデザインだし、装甲が破れてたから、イデオナイトも壊れるんだな。
ゲージ次第だなあ。
ちょっと軸が歪んだだけで歩けなくなるイデオンはリアルだなあ。でもイデオンは存在自体がリアルじゃない。プレコックス感
作画的には、やっぱり21世紀のアニメとおなじ目で見たらヘっぽこなのだが、心の目で見るとスゲエ。実写以上のリアル。というか、実写ではできん。CGはアニメだろ。
コスモも睫毛が長い。


3.おはなし
30分があっという間というか、流されるままにいきなりメチャクチャになるのがイデオンだなあ。
日常の延長で訓練してたら、その途中で敵が来て、その途中で段取りとか前振り無いままにワープですよ。
爽快なグダグダ感だなあ。あれよあれよ
メチャクチャに光るし。なんか山とか消えてるし。
有無を言わさない迫力があります。というか、グダグダな設定とストーリーを大きさとか爆発や発光でねじふせてるような。
ギジェとダミドは本気で戸田恵子を救出する気が在るのか分からない場当たり的な作戦ですね。爆撃しすぎ。
カーシャごときに撃墜されすぎ。
つーか、正規の軍人は?コスモはメカニックの知識があるんだけど、カーシャは。
グダグダのまま子どもが戦争だ。
最悪だ。
でも、カーシャの言動を聞くと無理やりやらされてるんじゃなくって同胞を殺された恨みで率先してるようにも見える。人殺しこええ。


大体箇条書きで