玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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オーバーマンキングゲイナー8地獄のエキデン

効かない睡眠薬を2錠飲んだ朝というのは眠いものだろうか?親もいないのに起きて勉強するというのはベーター波が出にくい。
というわけで、起床2分後にキンゲ起動。強制起動。
戦いと運動会を同時にする楽しい回。
ただ、ゲイナー君は運動会での美しいサラさんを見るより、運動会の裏側で敵をやっつける事によって、前回ベローの腕を抱いていたサラさんの好感度を自分に振り向けようという魂胆だ。
いちいちゲイナー君は発想が健全で可愛い。
ゲインの力は借りるが、二人三脚の相性も良い。
で、一人では戦えないくせに、マッハバンドシェイカーをしているアンダーゴレームを集団のドゴッゾで効果的に援護砲撃する事も出来ないシベ鉄をゲインとゲイナーは超カッコよくやっつけた。
肩こりも治った。
セント・レーガンシベ鉄を利用しているだけだ。ということを見抜いてしまうゲイナー君は賢いな。
サラさんのゴールシーンも見れた。
サラさんの肩を揉む栄光にも預かった。(本当は足を揉むべきだ!そしたら奴隷度がアップするが!)


けど、運動会ごときでエクソダス反対か賛成かという議論をなあなあで治めてしまって良いものかいな?

考えてみれば大した不満もなく、曖昧な目的で始まったエクソダスという運動もまた”不満らしい不満がないことが不満”だったドームポリスのピープルに提供された一種のレジャー(お祭り)だといえる。
http://d.hatena.ne.jp/psb1981/20080203/1202019509

まー、エイファたんとかを見るに、管理社会が進みすぎて管理されてない人の人権が酷い事になってるんだろうなって言う不満は見て取れるのですが。
ただまあ、そういう不満は体を動かして、体をぶつけ合わせてみると、お互いをイデオロギーではなく隣の同種の生物だって感じる事が出来るさ!というのが運動のポジティブ面なのか知らん?
殴りあったり取っ組み合いをした時に相手の体温が嬉しかったりもするのだ。
ただただ砂漠を行軍するだけのウッブスのエクソダスにはそれがなかったのかもしれない。
と、言う訳でウッブス出身のママドゥ先生は生徒の人間修養のため、敵を取り込むというためにアデット先生をスカウトしたわけですね。
よくできてるなー。
作者は人間をよくわかってますよ。ビックリです。
「警備隊に大手を振って帰れる」っていうのがあんまり嬉しそうじゃない演技もナイス。
シベ鉄時代のアデットはヤッサバのために猫を被りきれてなかったからなあ。実家に仕送りするために公務員になったんだそうだ。えらいのうwwっうぇらいのうwww


ただ、僕はやっぱり隣組という制度はあんまり好きじゃなくって、あれはあれで近所の暖かさというよりは、人をシステム単位に取り込むことだと思う。
で、キングゲイナーもシステムが人を殺すという事を自覚している。
それをどう解決するか?と考えているのが親をエクソダスというシステムで失った元シャルレ・フェリーぺ皇子ことゲイン・ビジョウであり、色んなイベントを企画するんだな。
ゲインは「足手まといのものを手厚く看病する余裕がないのが、エクソダスなのです。安楽死の薬が要ります」といった次の日に、心臓発作を起した男のために薬を取りに行って無免許心療を頑張る。
ゲインはいい男だよ。まったくさ!
愛と勇気と力とがある専制君主
井荻麟だ・・・。
鍛えないとナ!


ちなみに、僕が感情移入するのは、悲観的で眼帯コスプレで人の上に立ちたくないから腰巾着をしてるエンゲ。
でも、エンゲはお世辞が僕より上手いので、やっぱりゲイナー君を応援しちゃうなあ。


にしても、降着モードのドゴッゾは超カッコいいなあ。もっとたくさんソフビとか出せよ。


胸の差でエキデンに負けて、「そう言うことではないわ!」というサラさんが可愛すぎる。
ベローはそのセクハラ台詞で好感度を下げた!