玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

禁断の惑星

富野作品じゃないけど、名作なので、感想を何気にかいてたら何気に時間がかかった。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E6%83%91%E6%98%9F
mixiで安田さんに「イデという名前からして
イデオンはあからさまに「禁断の惑星」のパクリであり
(インターネットで匿名性を得た人々が悪口を言い合うかのように
一人一人の知的生命体に無限の力を与えたら絶滅してしまった宇宙人の
遺跡を発掘する話)
イデは人類をリセットしたんじゃなくて
人類が勝手に滅びたんだと思いますよ
でもそれじゃあ可哀想だから
来世を作ってあげた神富野が
それで文句云われて若干可哀想 」
って言われたので、見た。
パチンコのアクエリオンの元ネタのパチンコエヴァンゲリオンの元ネタのエヴァの元ネタのイデオンの元ネタを知らないで
イデオンだけをああだこうだといっている僕が何だかライトヲタとして見下されているような気がしたのだ。
僕は簡単に腹を立てるのだ。
あと、アレです。DVDレンタルが100円だったし。
100円なので加奈〜いもうと〜のDVDプレイゲームがやりたかったけど、置いてなかった。
チックショー!
Xボックスでも出なかったしよー!


結構おもしろかったです。
終盤はテンポが急上昇したので引き込まれた。


でも、アレですね。
イデオンの方が普通に面白かったです。
1956年製作ですって。トミノさん15歳の時の映画ですね。
中三でガンダムを見た人がガンダムを作るようなものですね。
長崎の恨みというか、思春期の欲求を能力を手に入れてから晴らすのは人の生き方としては正しいと認める。
パクれパクれ!
パクってもいい、元ネタよりわんぱくに育ってくれれば。
イデオンはわんぱくだったなあ。
っていうか、富野監督は元ネタの足りない所を補った幹事?
13歳の時にゴジラを見て「子供向けに作りやがって!」とマジギレしたそうだし。


つーか、古い。吹き替えも無い。
まあ、古い分英語は聞きやすかった。でも、翻訳用語は古かった。
特撮が古いのは別に問題ではない。むしろ、力の入っている部分の絵の作り方は上手かった。謎の古代宇宙人機関のスケール感は素晴らしかった。一生懸命手書きの感じ。
(見えないエネルギーの癖に動力源が原子炉と言うのはしょんぼりだが。イデオンは精神自体をエネルギーにしたのが効果的マイナーチェンジ)
でも、序盤のあまり力の入っていないSF説明のためのナントナク雰囲気演出の部分はテンポが遅かった。
変なガジェットは0.5秒映して、一瞬の印象で構わない。というのが富野テンポに慣れすぎた俺。
ZIでフライング・アーマーは2枚あるのだぜ!
テンポ以外にも、やる気の無いシーンのセットはせせこましかった。
でも、微妙に日本庭園を未来っぽくアレンジしている感じなのは頑張ったと思う。


禁断の惑星はーキャラクターが類型的過ぎる。
まあ、古いから、制作者側の感覚も類型的なのかもしれん。
まず、主人公は軍人!船長!えらい!まっちょ!ポマードペットリ!
んで、軍隊は大体みんな同じ服で、同じ髪型、同じようにマッチョなのでヤーパン人には見分けがつきにくかった。でも、イデオンの地球軍の制服にスーツの構成が似ていた。パクリか。
アニメの方がわかりやすい。色とか。
でも、実質描写されてるのは4人だけだったので、途中から分かった。
恋愛フラグ担当、船長の次にマッチョで、ヒロインにカマをかけて死んじゃう中尉、
ドサクサ*1解説担当の、マッチョ度はやや低いが船長よりも若干賢いドクター
いじめとギャグ担当のマッチョ度と顔の作りと賢さと制服が差別されている感じのアル中のコック
大体、筋肉(実行力)のキャプテン、性欲の中尉、知力のドク、アル中、という風にキャプテンを頂点としたホモソーシャルヒエラルキーな軍隊の描写に疑いがない時代の空気に、日本の童貞としては腹が立ちましたね。
ヒロインが中尉から船長になびいた後、中尉がそれを笑って許すとか。
ボスザルか。




んで、敵はマッドサイエンティスト言語学者の癖になんでもやるのはシェリルさんっぽいですね)が古代宇宙人の遺跡の意志に無限力を与える装置を利用して生み出すイドの怪物です。
透明ですが、バリアーと破壊光線を浴びたときはデズニーっぽい獣になります。
と、思ったら本当にディズニーが描いてた。あーはーはー。
無限力がある割にハリウッド映画らしく、わかりやすい怪獣が迫ってくる恐怖になってたのが、ガッカリでした。
IT(成人編)とかな!
やっぱり、無限力があるのだから、星くらいは割って欲しい所。
まー、予算の都合かなあ。B級っぽいメニュー画面だったし、ファンには評価されてるけど、社会的扱いはB級なんですかね?この映画は。
無線で「クルーがミンチにされて死にました」っていう被害報告だけで死体と怪物を映さない描写は上手いと思ったのだが。
足跡でギリギリ。
見せないほうが、中途半端に見えるよりは好きかなあ。
見せるなら、星くらい割れ。


で、結論としては博士が不用意に装置を目覚めさせたのが悪かったので、博士は装置と一緒に自爆して、正しいアメリカ軍はそれを教訓にますます文明を発展させるぜ!
という。
人間(宇宙人)は神ではない。っていうオチもわりとキリストの範疇だしなー。


つーか、一番怖かったのはヒロインです。
すごい金髪SF美女(意味もなくミニスカート)で、女の子が可愛ければそれでSFはオッケーというあきまん氏の主張を裏付けるようなソレだったのですが。
僕は童貞なので、女性を怖がりますよ!目標を美女と確認!警戒信号発令!
だって、この女はおかしいですよ。
とりあえず、父親と19年間二人きりの惑星で育った割に、完璧な化粧。
アヤシイ!
これが私の御主人様」のような「股間ギリギリの丈のミニスカート」は父親の趣味か?ロボットに作らせたそうだが。
趣味か?
怪しい!
そんで、「学者の父は論理的なお勉強は教えてくれたけど、キスは教えてくれなかったわ」とかゆって、軍人のほとんどとキスを交わす。
そこで、「私は何も知らないから、キスをしても何も感じないわ」などとのたまう。キミキス二見瑛理子ですかよ。
うへえ。非現実的な処女性をアピールして萌えキャラをアピールするですよ。
それがまた、男のやる気に火をつけるわけですよ。98分しかないし、イドの怪物の恐怖がメインなので、そこら辺は演出的に流されていますが、女怖い。
っていうか、萌えキャラ怖い。
1956年から萌えヒロインを作るSF作家が怖い。
いや、SF作家的には萌えヒロインは本能的に作ったのだろうし、怖くする印象は無いのだろうが、僕は怖がるヨ。
つーか、20年前にモービアス博士と妻を残して移民団がイドの怪物によって全滅し、ヒロインのアルタ(アルティラ・アルタイラ)が生まれた後、(言及されない死因で)母親も死亡。
怪しい。
そのあと、20年間、父親とロボットとずっと甘い蜜の部屋で暮らしてきたのですよ。ヒロインは。
で、父親は地下の古代遺跡の機械をよみがえらせて、何をしてるかというと、脳波を3次元に投影する装置で実の娘の映像を映して喜んでンの。
うはあああ。
変態すぎる。
ほとんど植芝理一の世界。
こういうのは大好きですね。深層心理が!とかSFが!とか特撮が!と言うよりは、「変態性欲」のほうがしっくりと面白いな。


んで、そこにマッチョな男たちの乗った宇宙船が登場。
ヒロインはとりあえずマッチョどもを味見。
んで、一番マッチョの船長を攻略しようとする訳だ。
船長は、中尉がヒロインとキスの練習にふけっている所にとおりがかってブチ切れ。「君は自分が何をしているか分かっていない!そんな身にスカートは履くな!」父性爆発。
で、父親の代理と認められるわけだな。
そのうえ「俺たち宇宙軍人は1年以上も宇宙船で禁欲暮らしだ!誘惑するな!」注意しているが、性的魅力を感じてるんです!という告白です。
1956年代の発想ですね。
やっぱり、準児童ポルノは必要ですね。
現実だけが性欲の対象だと思うと、男は誰彼構わずオマンコしたがりますから。


そのあと、一応ヒロインは生まれてはじめて注意されて怒るわけだが、次の日には水浴びをしてるのを船長に見せ付ける。
お堅い船長がドキドキしてたら、木陰で船長好みの「長いスカート」に着替えて現れるの。
で、船長とラブラブに。
まあ、それだけならいい。


でも、船長の女になった次のシーンでは、既にミニスカートに戻っています。
あははっははははははははははははははっ!!!!
船長が身勝手なのか、ヒロインが奔放なのか、ファンサービスか?
まー、ヒロインはラストシーンまでお人形のような処女でいないと観客が不満を感じるからかもしれん。
私は女は怖がりますが、男は嫌いです。



で、この女の恐ろしさの真骨頂はイドの怪物とも直結している。
だって、怪物が船を襲ったとき、博士は居眠りをしていたが、ヒロインは「怪物の夢を見たわ」って父親にいう。
おまえも怪物の関係者じゃん。
この事には誰も突っ込まない。



船が地球と交信しようとしたのを怪物が邪魔して宇宙船は足止めされたのだが。(交信装置を現場で組み立てると言うアホ脚本はどうかと思う)
星の事を知られた親父の無意識が生み出した、と言うよりは男を足止めしたがる女の方がしっくり来ます。
獣がヒロインと船長を襲ったのは、アリバイ作り兼、船長の力を試していたようにも見える。


で、最後、アルティアを愛している船長が超推理で「イドの怪物を生み出しているのは、博士自身の無意識です!死ね!」って言って、理性と娘への愛の呵責に耐えかねた博士は星ごと自爆。
その爆裂の光を見つめながら、「お父さんは人類の発展の礎になってくれたんだ」という船長と、抱き合うヒロイン。


しかし、古代文明人は本当に滅んだのだろうか?
古代テクノロジーをコピーして生まれたロビー・ザ・ロボットとアルティアは宇宙船に乗って地球に向うのです。
っていうか、そもそもアルティアは博士の娘だったのだろうか?
どうも、古代人の精神が胎児の体に宿ったような、イデのような展開を連想してしまうんですが。
あるいは、娘自身が古代人によって生み出されたものかも。
古代文明のテクノロジーは、「望むものを実体化する」でした。
それで、イドの怪物が生み出されたのですが、それはあくまで副産物です。博士が本来望んでいたのは「美しい娘」でした。
それに、地の底の機械が反応して生まれたとしたら!
古代人の遺伝子は美女となって、テクノロジーはロボットとなって、拡散していくような。
古代文明を滅ぼして、正義を守ったつもりの船長達も実は、古代人の意志を宿した娘の繁殖欲求に踊らされているのでは・・・・?
いずれ第二第三の、、、


そう考えると、キャラクター自体は類型的で、群像劇の積み重ねテレビシリーズの富野とは比べる対象にはならない物だと思うが、
SF映画の体裁をとるためにヒロインの闇の部分を意図的に父親に押し付ける計算で作られたと考えると、かなり深いのでは・・・。


という風な解釈をしているのはざっとググッたところ、僕だけのようなので、如何に僕が女の子を恐れているかがよくわかりますね。
大体の感想としては、作中の言及のとおり、イドの怪物は博士が娘と離れたくない潜在意識でファイナルアンサー。
あと、ロビーのデザインのエポックメイキング。


「続・禁断の惑星 宇宙への冒険」とはあんまり関係ないみたいっすね。ロビー・ザ・ロボットが出てるって言うだけで。
ロビーは素晴らしい機能美を感じた。主に着ぐるみとしての。デザインは日系人ボブ・キノシタだそうだ。
レプリケーターは別にしてもいいと思うんだが。
オールインワンが古代宇宙人テクノロジーを象徴してるんですかねー?
そこら辺の発想とか体型はドラえもんっぽいですな。
あと、しもべロボに可愛い服を作らせるヒロインが、家の妹っぽくて可愛かった。


そういうわけで、僕は怪物を宿した女の子には興味がありません!
僕の脳内妹しか愛するものか!愛するものか!
僕は僕のなかの愛のイデアしか愛さないんだ!



で、パチンコのアクエリオンの元ネタのパチンコエヴァンゲリオンの元ネタのエヴァの元ネタのイデオンの元ネタの禁断の惑星の元ネタはシェイクスピアテンペストだそうな。
ああああああああああああああもーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みんなパクリすぎ!
神代からの恨みか!