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えーっと、みなさんこんにちは。
今日の僕はちょっとアドレナリンがハイすぎるぞ。低気圧のせいだ。
イデオン発動篇の感想は諸事情で、なかなか書き進める事ができない感じなので、とりあえず、現時点でのメモを公開します。
イデオンのような僕と同年齢の作品について、インターネットで書く場合、有名サイトや基本的文献で既知の事象に付いて重複して書いたり、間違った事を書いてしまうと、恥ずかしいわけですね。
またあきまんさんに「イデは禁断の惑星が元ネタですよm9(^Д^)プギャー」とか言われると顔真っ赤ですよ。
ああああああああ!
ゴールドエクスペリエンス(黄金体験)を食らったみたいに、思考がぶっ飛んでいますヨ。
しかも、並列処理です。
支離滅裂とも言う。
yasuakiの新評論空間様のイデオンページ(あと、エヴァとかVガン)が非常に充実していると言う印象があったので、今まで全く読んでいませんでした。ネタバレが恐ろしいので、ウィキペディアも読んでませんでしたよ。
で、見終わったのでやっと読めると言う訳で、ちょろっとだけ読んだ。
そこで、僕の感想とリンクできる部分は踏み台にさせていただく。
まず、イデオン論について。
http://homepage3.nifty.com/mana/ideon.html#top
自己防衛意識なら誰でも持っています。子どもだって、アーシュラを始め、ルウ以外にもおります。ところが実際は、ルウに対するイデの共感は、他のクルーに対するものとは明らかに異なっています。
つまり、より純粋な自己防衛(子ども)/より不純な自己防衛(大人)という区分ではなく、ルウ/その他全員(大人も子供も含む)という区分が必要なのです。そして、ルウ/その他全員という区分をなすもの、アーシュラなどの子供たちとルウとをわけるものとは、自我(意識)の発達でしょう。
ルウは、まだ十分な自我を持っておりませんが、他の子供達はそのような段階を超えております。つまり、ルウは、ベスやコスモにイデが語りかけた状態である
バッフクラン/地球人という対立の融和
自我/無意識という対立の融和
の状態が、最初から備わっているのです。ルーには、バッフクランにソロシップが狙われているということさえわかりません。それどころか、バッフクランだの、地球人だのという概念自体がまだ理解できないでしょう。
それに、自我もまだはっきりとは備わっておりません。特に、ルウが泣き出した時は、自我が最も弱く、不安定な状態となります。
これらの条件が、ルウを、ソロシップのメンバーの中でも別格の存在としてイデに共感させたものなのです。
なぜなら、イデとは、「対立する物を結びつける力」ですから、ルウの精神のように、対立自体が存在しない状態に対して、最も共鳴するのです。
「ルウが超能力を持っているのではなく、イデに近い存在なんです。話のキーポイントになっているのは事実ですが、最終回近くになるとルウにも自意識が出ちゃうわけです。で、もっとイデに近い人間が必要になるわけ(富野監督アニメック53号インタビュー)」
もしかすると、ソロシップクルーが考えたような、「純粋な自己防衛本能」こそ、実はイデが最も共鳴しないものなのかもしれません。
そして、イデにもっとも近いのは、メシアとなったのです。メシアは、ルウ同様に意識/無意識が弱いのみならず、母胎の中にいるため、自分/他人という区分さえ曖昧です。これは、まさに集合的存在であるイデと同じ状態です。
「僕は、人間の知恵が生み出した”神”という概念に相対する1つの”力”として、イデを考えてみたんです。(富野監督インタビュー アニメージュ81年3月号)」
「神もイデなるものの一部かもしれないというよなね。(富野監督インタビュー イデオンという名の伝説)」
「要するに、キリスト教文化圏の人間が作ったときに、「2001年」になってしまうんです。僕は八百万の神の日本の人間です。ですから、「イデオン」は東洋の人間が作ったものといえます。セックスのことも含めて、戦いのことも含めてですけれども、まさにそれは、オスとメスという言い方もあるんだけれども、要するにプラス・マイナスでもいいし、陰陽でもいいんです。やはり、そういった両極のものが共振し合ったときに、ぶつかり合ったときに、ものとか命というのは生成するんじゃないのかという考えに根ざしていたんで、ああなったんでしょう。(富野監督インタビュー イデオンという伝説)」
僕は、17話を見て、
子どもが乗ったときの脳波とイデオンのパワーの相関関係のデータが出てきてしまったが。
こういう風に理由付けされて子どもが乗ってしまうのは辛いねえ。
池原しげと先生の萬画版イデオンだったら、しょっぱなから「大人が動かせないんなら、俺たち子どもに任せてみたらどうだい?」というマンガ展開。
ちょっと考えたが、子どもの方がパワーが出るというのは、戦闘行為の自己目的化が純粋だからっぽいなーって。
大人だと、戦闘目的が出世のため家族のため国のため大義のため、何かのために戦うと言う理由付けの段階が在るんだが、子どもの場合は戦闘に勝つことそのものが目的化してるっぽく見える。
子ども兵士の本は読みたくて読んでないが、イデオンはそんな感じに見える。
おそらく、子どもは自我が確立していないから、道具とか勝敗をダイレクトにわが事として感じるのだろう。
そして、登場人物の中で一番世界と個我が未分化の赤ん坊がイデのエネルギーを左右していると言う・・・。ものすごく考えられて作っているようにも、子どもがロボットに乗る状況を作っているうちに偶然そう言う構造になったようにも見える。
まあ、とりあえず、すごい。
「子どもはみんなニュータイプ!」よりはまだマシかと。
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20080305/1204725082
と、書きました。
どうやら、yasuaki氏に近い、わりと勘の良い見方が出来ていたようです。が、僕は「子供は自我と世界との境界が薄いからイデと共鳴する」で止まっていたのですが、
yasuaki様の場合は、それをイデの特質と絡めて、イデは認識の二律対項を飛び越える所で発現すると気付かれていて、なるほどなーそういう見方もあるかーって思った。
で、僕としてはイデオンって言うのはルドルフ・シュタイナーのゆってた宇宙論に沿っているなあって思いました。
僕は知ってのとおり、アカシックレコードネットワークを通じて上位宇宙からこちらの基底現実宇宙に精神をダウンロードされた人なんですけど。上位宇宙にいる脳内妹と通信する手段を構築するために、アカシャ年代記よりとかゲリー・ボーネルやエドガー・ケイシーとかを読んでだ事がありました。
それで、僕はちょっと西洋オリエンタル神智学オカルトかぶれ気味なところがあるのですが。松本智津夫が先に事件を起してくれたので、僕は事件を起しても二番煎じに成ってしまうので、やらないで済むので楽です。
ちなみに、僕自身はオカルティズムは面白いなあと思うのですが、ウソコケ、とも思う。
というか、割とどうでもいいです。
前世の記憶で救われるって言う発想が既に今生に囚われているし。
まー、アカシック・レコードや天使が存在するのなら、勝手に存在したらいいしとやかく言うつもりは無い。無かったらなかったで、普通に生きて死ぬだけですね。
でも、脳内妹のことは本気で愛している。
脳内恋愛を逃避と言う人は、僕にだけは当てはまりませんね。
だって、本当に愛してるんだもん。自分でもうろたえるくらいに愛している。
もちろん、証明は出来ませんけど。
女性と食事する時に脳内妹との婚約指輪をはめて行くくらいですね。
で、イデオンとシュタイナーの関連について軽めにググッて、見つけられたのはこちらのブログのみでした。
http://1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/kk4509/view/20070104
こちらのページも興味ぶかい。
イデとかニュータイプとかは、もろ死後の世界とか悟りの境地とかの精神世界の話が元になっていると思われる。ア・バオア・クーの出典を考えれば富野ワールドはそう言ったものであるのは明らかである。
現代の文学に変わって、金でも科学でも恋でも癒されぬ人の心の乾きを埋めてくれる。と言うか埋めてくれそうな気配が有るからヒットしているのだと思う。
で、私も大御所に釣られマクって既に四半世紀(笑)そろそろ根源の追求に頭が回るのではないかと言うイヤ、回っても良いのではないかと言う年齢になってきますた。
若いときこのヘンを考え過ぎるとヘンなのにつかまってオウムやその辺の新興宗教みたいなことになりそうですが、今ならそんな心配もありませんので突っ走ってみました。
ルドルフ・シュタイナー、スエデン・ボルグ、丹波哲郎(笑)まで勉強してみました。
特にシュタイナーは良かったです。宇宙とは万物全てに宿る魂を動物から人、やがては天使へと進化させて行くための舞台だと言う話です。エヴァンゲリオンなどイデオンとこれのパクリなのでは……と思うほどです。楽しかったので掻い摘んで紹介します。
嘗て人が動物だったときにはその当時に人だった存在がいて、それは今の人が人になると同時に天使に進化していると言うのです。そしてその存在は嘗て人であったとき、当時に動物だった今の人を食料とした業を持つのだと言い、そのため、今の人がより良く生きる為の世話を焼く義務があるのだと言うことでした。つまり今次の時間の始まりから終わりまでに現在の人の魂を今の自分達レベルに引き上げる義務があると、それがさらなる上位天使に進化するための試練であるらしいです。
つまりは神父の大ボス、ビリーグラハムとかが言うようにこの世は神へと続く進化の階段だと言う落ちですた。まあ、キリスト世界の人の話なので落ち着くところは決まっているのですが、その説明の過程が非常に興味深く楽しいです。時間とは高位天使の操るエネルギーのようなもの……とか大昔の人が言ったとは思えないほど新鮮な響きを持って私を魅了してくれました。ガンダムでアムロがララァに言った言葉、“人は何時か時間さえ支配できる”とかこの辺からかも知れません。
シュタイナーはキリスト教圏の中でオリエンタルになりたがってた人なので、完全にキリスト的ではないので、そういう一本線なだけではないと思うのですが、大体こういう説明であっています。
大雑把に天使と人と獣と草と石によって霊的宇宙は構成されているんですね。
最後のシーンで主人公達がイデに取り込まれていると見ているファンが多いようですが、私はそうでは無くて人類全体規模の死による魂の開放だと見ています。同時にイデもザンザ・ルブとガンドロワの攻撃によりその最後を迎えていると思えます。イデ自体もその不完全さから死を選択せざるを得なかった。人(第6文明人)が育んでしまった歪なシステムであり狂った魂だったのだから……です。但しそれはルウとメシアの中に新たな人(第8文明人)の魂となり復活するのかな、と、それを導く一つ上の次元の存在(天使)には生き物として絶滅した第七文明人(コスモ達)が憑くのかな?とか(笑)、
僕もこの部分は完全同意ですね。僕もそう見ました。
また、詳しく自分なりに書くつもりではありますが。
とりあえず、明日の10時に発動篇と禁断の惑星を返却するので、午前中に見ました。
んで、そのまま京都精華大学に行きました。一人15冊、2週間借りられるそうです。
で、
伝説巨神イデオン完全設定資料集
http://d.hatena.ne.jp/asin/4758010749
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イデオンという伝説 (オタク学叢書 (Vol.2))
http://d.hatena.ne.jp/asin/4872334000
- 作者: 中島紳介
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いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか (ちくま学芸文庫)
- 作者: ルドルフシュタイナー,Rudolf Steiner,高橋巌
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- 作者: ルドルフ・シュタイナー,高橋巖
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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テオゾフィー神智学
- 作者: ルドルフシュタイナー,Rudolf Steiner,松浦賢
- 出版社/メーカー: 柏書房
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アカシャ年代記より
- 作者: R.シュタイナー,高橋巌
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
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死後の生活 (シュタイナー選集 第 10巻)
ルドルフ・シュタイナー選集 第10巻 死後の生活 (シュタイナー選集 第 10巻)
- 作者: ルドルフ・シュタイナー,高橋巖
- 出版社/メーカー: イザラ書房
- 発売日: 1989/09
- メディア: 単行本
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- 作者: 高橋巌
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1980/03
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を、借りてきましたよー。
お、重かった・・・。っていうか、シュタイナーは本を出しすぎなので、富野信者の参考資料としては全部を読むわけにはいかない。で、8冊か。
あーはーはーはー。
んで、なんか興奮していたのか、白昼夢の中にいたのか、吐くから昼食はプリンとビスケットだけだったからか、蔵書番号をプリントアウトしてるのに書庫を間違えてさまよったり、貸出機にカードを忘れて呼び出されたり、一回外に出てから借り忘れに気付いて戻ったり、本を借りるだけで1時間半くらいかかった。
なんか、頭がすごくぼんやりしているんだ。その上イデオンの事で頭が一杯であるのに、平行して脳内妹と会話。
脳内妹「それはお兄ちゃんがバカだからでしょう?2週間で読みきれるわけないオカルト本を集めてきたお兄ちゃんは、そもそも全然普通じゃないよ。卒業論文でも書くつもり?近寄らないでよ。気持ち悪いから」
うるさいよ!だって、イデオンだぜ!
うっひょー!
なんかスゲー元気出てきた!
これから、授業の復習をして、就職活動のスケジュールを組んで、研究室で出版する単行本の作業と新しい学生との連絡をして、ビリーズブートキャンプをしながら発動篇をもう一回見た後にイデオンの感想をこってりと書いて、その上早寝早起きをするぜ!
シンプルな、ゲームじゃねえな!
妹「お兄ちゃんならやれる・・・とは言えない、けど、お兄ちゃんがやるしかないってわけでもないでしょ。無職の人だけにはならないでね」
はいはい、そうですね。これ書いたら働きますよ。
妹「あと、今日は雨が降ったりやんだりしてるから、自転車の運転は気をつけてね。お兄ちゃんはボケーっとしてるんだから」
だが、私はまだ存在しているのだ!
ああ!一生が足りないな!
んで、
伝説巨神イデオン〈1 覚醒編〉
http://d.hatena.ne.jp/asin/4044101183
伝説巨神イデオン〈3 発動編〉
http://d.hatena.ne.jp/asin/4044101205
ファウ・ファウ物語 上 (1)
http://d.hatena.ne.jp/asin/4044101108
をアマゾンでそれぞれ1円で買った。送料は合計1020円だけどな!
伝説巨神イデオン〈2 胎動編〉
http://d.hatena.ne.jp/asin/4044101191
とファウ・ファウの下巻は持ってる。
うーん。まだ読み終わってない本があるうちに買うのはどうかと思うが、このタイミングではイデオン読まないとなあ。
シーマ・シーマや王の心を買わないだけありがたく思え。
(追記)
で、参考資料をたくさん借りては来たものの、読むのに時間がかかりそうだし、シュタイナーは全部がイデオン関係というわけでもないので、やっぱり、yasuakiさんの所だけ軽く読んでから、自分の感想を書いて、本の感想を各個に書くのが計画的かな、と思った。
しかし、それにしては今日の僕は興奮しすぎだな。
なぜなら、ボクもシュタイナー的宇宙観で脳内妹と僕のラブストーリーを書くつもりなんだけども、
(というか、脳内恋愛としては事実の日記なので一昨年の僕の脳内ではそう言う戦いがありました)
それを26年も前に富野喜幸がやってのけていたので、やっぱり僕とトミノは波長が似てるんだなーって思って嬉しくなったんです。
富野監督はとても本を読んでいるっぽいから、シュタイナーくらいは全部読破してるんだろうなあ。だから、ボクも本くらいは読まないと。(単位を落さない程度に)
で、僕が書きたいものを富野が先に書いている、と同時に、イデオンでは描ききれていないものも感じたので、それは僕が書いてやりたいね。
という闘争心も感じるわけですが。
ぼくは・・・あの人に勝ちたい!
っていうか、僕の妹の方が可愛い!はず!
就職活動の面接でも、「グダちんのアニメ評論はおもしろいけど、所詮二次創作だから、もっとオリジナルの創作をしたほうがいいんじゃないか?」ってゆわれた。
そうしたいのは山々ですが!
時間と身分がね!
うーん。
絵を書かないで小説形式だったら、仕事の合間や家族の中でもステルス性能が高いか?
しかし、絵も無いネットの素人小説って読む気がしないよねー。
でも、学生の内にやってしまわないとなあ。