玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。


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湖川友謙のデザインは感情移入しにくいという

湖川友謙イデオンのキャラクターのデザインはリアルなタツノコ系過ぎて、感情移入を拒む冷たいデザインだった。


と、イデオンという伝説ほか、ネットでも何度かそのように書かれていたのを読んだけど、僕は感情温度が高いデザインだなーって思ったのは、世代的なものでしょうか?
まるっこい手塚漫画系と劇画系という2つの選択肢の時代だったのかなー?
僕の世代とかだと、もう、絵柄はたくさんありすぎるです。
演出さえ合っていればどういう絵柄でもどのような話でもやっているし。漫画とか。
あー、でも、バンド・デシネとかはちょっと僕も表情が読みにくかったりするんで、外人っぽいって言うことかなあ?
でも、湖川氏自身はアメコミを意識したわけではないって言う。
まー、絵画系の人ではあるか?


それとも、色使いがフリーダムで、髪の毛が緑とかピンクだったからか?
湖川氏自身も、「自分は宇宙人同士かもしれない話だから、そういう色使いにしたけど、それが今のアニメの何でも変な色にする風潮につながっていたとしたら責任を感じてうーん」とか仰った。
いや、デスラー総督もそうだし。
うーん。


評判が悪い、コスモのカーリーヘアはマルチレイスっていう感じで、21世紀的にはグローバルに売っていけるデザインだなーっていう印象を受けました。ま、初めて見た10年前は「アフロwwwwwww」と思っただけですが。
最後まで見たら、やっぱり人類の代表としてはそー言うデザインのコスモでハマってるかなって思いました。
小説版のユウキ・コスモは日本人くさすぎる。
コスモの髪と肌の人種的特長を逆にして色を調整したら、ロラン・セアックになるのかなー?
ブレンパワードを見た後だと、ロランってそんなに黒くないですね。
最初は黒人だと思いましたけど。めっちゃ未来だった。
でも、ジョゼフとかのアンデスっぽい人もいるので、帰巣本能か、土地に適応したのか?


イデオンのデザインも感情移入しにくいって言うし、実際そうだった。GM顔だし。
しかし、発動篇でイデオンガンを撃ちまくるイデオンは泣いていたように見えた。
(僕はガンダムも悲しそうな顔だと思っています。慈悲の顔で敵を討つ。ガンダムはヒサシによって表情が夜叉のようにもなるので、すごいと思う)
消滅するイデオンも歓喜に震えながら死んでいくように見えたなあ。
やっぱり演出ですね。
あのバイザーのラインとか、ゲージとか、合体シグナルとか、人間の文脈じゃない言語は面白かった。
しかし、イデオンの設定集を見ると、サブマリンのデザインしたメカの中で、イデオンだけが異様にヒーローらしくてかっこよすぎるんだが。ポーズとか。


あと、イデオンは感情移入を拒むデザインって言う文脈には、キャラクターも自己主張が激しすぎて好きになれないという意見が多かったけど、それも世代的なものなんですかねえ?
やっぱ、富野以前のSFっていうのは、自由と調和と平和のために、自分よりも大義(って言うかストーリーを進める事)のために行動するっていう感じだったんでしょうか?
うーん?
あんまり読んでませんけど。
うーん。世界系の人を見慣れているので、簡単に私怨で虐殺をする人に比べたら、イデオンの人の欲求って言うのは、その人の人生経験に即して間尺にあった程度のものだと思いました。
そういう欲がないと人間っぽくないです。
コモドアもエミリアをなくしたんだろう。それなら仕方ないよなあ。


というわけで、発動篇の年に生まれた僕は結構リアルタイムの人とは温度差がありますね。
僕が信者過ぎて、富野作品全肯定だからかもしれませんが。