玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ポルフィの長い旅1516

妹アニメーッ!
今回は、ついに、ポルフィと妹のミーナが生き別れになります。
兄は社会に目を向けて働きます。でも、社会のほうだけを向いていると妹が一人になります。
妹の方だけを見ていると、社会や世界の動きから外れてしまいます。
間違っているのは世界のほうか?と言うとそうでもなくって、普通の人の普通の親切が仇になったり、相手を大切にするあまりに落とし穴に落ちたり。
周りの人はみんな敵かって言うと、そうでもなく、同じような辛さを持った人と支えあうような事も在る。
こういう、すごくいろいろな事が組み合わさって妹が大変になるのはすごい。富野信者の僕はこういうの好き。
っていうか、同じく妹アニメのコードギアス 反逆のルルーシュと同じくらいドキドキした。ハラハラした。
でも、コードギアスは大ヒットして、世界名作劇場は商売に成らない。
作品自体の完成度や、僕が受けた印象はほとんど同レベルなのに。
やっぱり、プロモーション?
アニメファンって言うのは作品自体よりも作品から派生する二次創作やコミュニケーションによって、自らが許される事を求めているのかなあ?
許されるって言うのは、「これはオタク向けだから、オタクのあなたが見ていいんですよー。あなたはオタクでいいんですよー」という、社会的な居場所が得られる安心感。
おたく向けだけじゃない。
ファミリー向け、カップル向け、F1世代向け、サブカル向け、作品の出来以上に、視聴者の社会的自意識を満たすと、売れるのか?
僕はスタンドアローンに、昆虫的に、面白い物を即物的に面白がりたい。
そういう僕だって、富野信者と言うペルソナをまとっている。
いや、富野アニメは面白いんだけど!


そういうことがあるのなら、商売に成らないって言うんじゃなくって、上手く商売に出来んもんか????
日本アニメーション執念の世界名作劇場復活を。
名劇の中核はジブリになって、日本アニメだけで無く日本映画界の商売の中核となった。
商売になあ。
面白ければなんでもいいんだが、金が動くのも面白いから、動けばいいとは思う。
つーか世界名作はグッズ(ラスカル皿とか)やDVDが息の長いスタンダード商品になってるから、そこら辺を上手く使っていけないか?


閑話休題


作画は3DCGを使っているし写実的なので、アナログの力技かつ、幻想的な赤毛のアンのような「なんだこれはーっ!!!」っていう衝撃は無いんですが、(つーか、アンがすごすぎ)ポルフィの長い旅の絵は現在のテレビアニメの水準ではかなり高い方だと思う。
芝居も含めて、スゴイ。


つか、ポルフィがよぉおお。あの歳で働いてよおお。えらいよおお。
ミーナが心に傷を負っているんだけど、狂ったり泣き叫んだりしないで、我慢したり、でも、たまに歌を歌ったり、うれしい事があったり。
心の傷っていうのがあってもそれでも生きてる。
と思ったら急に寂しさに襲われたりして、普段ならなんでもないようなつまづきで人生を転げ落ちていったり。
落ちた先で新しい出逢いが会ったり。
どうなってしまうのかーっ!
ポルフィ頑張れ、ミーナも頑張れ。
うううううう。


うちの兄妹も、見ながら思わず体を寄せ合ってハラハラしましたヨ!
隣にいる家族を大事にしなくっちゃ!