玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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赤毛のアン5マリラ決心する

5話から、書き溜めたものがなくなったらしく、脚本と絵コンテが高畑勲監督ではなくなりました。
脚本は神山征二郎氏、絵コンテは池野文雄氏になりました。
が、すばらしかったなーぁ。
絵的にも前回までと同様素晴らしかった。
まあ、背景はともかく、キャラクターの密度やデッサンのことを言うと、イリヤー・エフィーモヴィチ・レーピンとかと比べるとそんなにリアリズムのないマンガ絵なんですけど。
79年でこれだけ色を使えるわけかー。スゲー。


今回、一番面白かったのは「言外の芝居」でして、いや、これは良い。
意図がとても行き届いている感じがしました。
全然説明していなくって、伴奏音楽も押さえているのですが。
登場人物の心情をスムーズに悟らせる演出と、視線誘導とテンポと作画の芝居。それと声優さんの演技ですね。素晴らしい。


なるほど、先日のキングゲイナー10話は、「アクションアニメでギャグアニメの割に、見所がハッキリしない。キャラクターの心情や行動の意図も数回見て考えないと分からない」という風に描きましたが。
アンはすごいスルッと理解できますね。いや、子どもの時に見ていたらどうか、分かりませんが。しかし、子供用のギャグカットや幻想シーンも在りますか?
ま、キングゲイナー赤毛のアンでは情報量や時間経過の速度が違いますが。
しかし、富野監督は名作ものを目指しているんだからなあ。ウーム。


僕は富野信者で、というか、富野由悠季という人が気になるのでこの世に籍を置いているという所が在りますが。そこから派生して、あるいはストレッチの時の伴奏として、他の作品を見たりするわけです。
宮崎駿の場合は僕が愛さなくても充分な人だと思って敬遠する部分が最近在りましたが、やはり名作劇場とかコナンとかを見ると気になります。
で、高畑勲監督も気になってきました。ぬふぅ〜。


とりあえず、トミノ制覇が第一励起条件で、兎に角そうしなければどうしようもないのですが。
次にはクロサワ、出崎、キューブリック、高畑、宮崎、リンチ、等を気にしている僕がいます。
そうする事が吉と出るか、凶と出るかは歴史が判断する事でしょう。(←言ってみたかったセリフ)