玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動武闘伝Gガンダム36話 騎士の誇り! 奪われたガンダムローズ

犯罪者ばっかりである。
ジョルジュは国家反逆罪覚悟でガンダムを持ち出して、ドモンと私闘をする。
フランスの核ミサイルが自衛隊イージス艦に決闘を申し込むようなものです。うわああああ!
ネオスウェーデンのアレンビー・ビアズリーは今回も国家の技術の粋を集めたガンダムを持ち出してドモンの特訓を手伝ったばかりか、ジョルジュを追いかけてきたネオフランスの警備用モビルスーツにケンカをふっかけてドモンとジョルジュの決闘の邪魔をさせないようにする。
個人的事情で内政干渉しまくり!
こええええーっ!
アレンビーがいつも自由行動でドモンとくっついているのは、バーサーカーシステムという非人道的ドーピングの証拠をドモンとシュバルツが握っているから、公表しない代わりにアレンビーが好き勝手やるように認めさせたのかなー?
ネオスウェーデンの強化人間インストラクターの子安武人が反省してアレンビーを送り出してやる、と言うような描写があると群像劇としては広がるのだが、Gガンは武闘家の話だからな。テンポのためにカットでオーケー。
んで、武闘家同士の間から弾かれてパートナーの立場を微妙になくしつつあるレインが今後の伏線になるわけですね。
今回はマリアルイゼ様もジョルジュに「貴方のためじゃなく、自分のために戦いたい!」とかわがままを言われてかわいそう。
国家の機材で決闘な!


で、みんな犯罪者なのだが。
なんかネオフランス国家元首閣下がジョルジュの熱いファイター魂に感動して許した。
ネオホンコンのウォン首相も「おもしろければそれでいいよー」とか言って無断の戦闘行為を許した。
アホばっかり。


アホと言えば、ジョルジュ・ド・サンドも前回のチボデーと同様、修行で身につけた新必殺技を番組開始直後に披露。だから、そんなことするから負けるんでしょうが!
新しい必殺技を教えるのが正々堂々だ!と言うのだが・・・。主人公のドモンはすぐに応用しちゃうぞ。
やっぱり主人公だよなー!


ジョルジュの必殺技、ローゼスハリケーンも、チボデーのマシンガンパンチ同様、生身でも使えます。
咲いている薔薇の花びらを自在に操ってドモンを襲うぞ!
ドモンも「ビット攻撃!」って言っていたが、いや、ビットじゃないから。普通にサイコキネシスだから。
ジョルジュエスパー過ぎ。


んで、ゴッドガンダムはそれに対して、回転して全部破壊する!
ハリケーンよりも強い、ゴッドスラッシュタイフーン!ローゼスハリケーン、破れたり!
メッチャカッコいい。意味は分からんが。


必殺技勝負の後は、ハイパーモードの金色になったガンダムローズとのガチの殴り合い!
だが、ゴッドガンダムは普通の色のまま勝った!
やっぱり主人公だなー!


清清しい戦いが出来たので、ジョルジュも仲間に復帰した!


ネオホンコンにある、ネオフランスの決勝大会用ガンダム倉庫はトリコロールカラーのエスカルゴ型。ふざけてるの?万博かー?
でも、倉庫だよな。ガンダムの展示とかもやってるのだろうか?テロが心配。
トリコロールと言う事は、やっぱりナポレオン以降を踏襲しているのだろうなあ。
倉庫をぶち破って脱出するガンダムローズが思いっきり怪獣だ。



あ、あと、今回の見所として、ジョルジュにケンカを吹っかけてボコボコにされるチンピラの役で今川泰宏監督っぽい人が出ています。富野もマケドニアコロニーで出てたね。
というか、演出や絵コンテでは今川監督の名前はクレジットされていないんですけど。
ここ3回のラストはハーモニー処理の止め絵です。
今川でガンダムでハーモニーと言えば、Zガンダム14話「アムロ再び」で富野監督に嫌がられたあのシーンを思い出します。
出崎っぽいハーモニーというよりは、ミスター味っ子風の一枚看板絵って言う感じ。
自分が監督に成ったので、ここぞとばかりにやりたい演出をやってますね!
んで、トミーノも星を継ぐ者のラストはハーモニー処理だ!機動戦士ZガンダムIII-星の鼓動は愛-のラストの大宇宙もある意味ハーモニーっぽい。


そう言えば、ハイパーモードと言う言葉もダンバインの今川演出っぽいですな!