玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動武闘伝Gガンダムの終盤におけるニュータイプ論

武闘家=ニュータイプ、と置き換える事ができるのです。
これは!Gガンもまさにガンダムの中心核を描いていたということですよ!
いやー。なかなか気付かない。
で、それで、その描き方はやはり機動戦士Zガンダム的なわけです。
つまり、レイン・ミカムラがファ・ユイリィの位置な訳ですな。レインがドモン・カッシュの元を去ったのは父の罪という理由はあるが、気分的にはアレンビーを倒した時のトラウマ。
ドモン達のように拳で気持ちを伝えて憑き物を落す事ができない、機械的に破壊する事しかできなかった。そういうオールドタイプなんだな。レインは。
もっと自身をもっていいと思うんだが御嘉村家の人は。アレンビー・ビアズリーDG細胞を除去したのはミカムラ博士の手術だったわけだし。拳法と生身でビームを発射するだけのドモンよりも、レインの方がよっぽど多種の技能があると思う。医者(精神内科外科)でメカニック(モビルスーツの本体からプログラムまで)で国家のエージェントって、レインは才女すぎるだろ。ドモンがやりすぎるから劣等感を抱くのか。
んで、レインはニュータイプ同士の間に入れなくなって身を引くのだ。
それを追いかけていってニュータイプとオールドタイプの垣根を取り去るのがGガンダムで、
一回カミーユニュータイプの世界に行ったっきりになって狂うのだが、ファが献身的に看護したことが富野に認められて新訳Zガンダムではメインヒロインに昇格させて貰う。
カミーユもドモンも身近な女性の好意に気付きにくい男の子なんだが、ドモンはレインがいなくなると追いかけて結ばれる。カミーユは自分がすぐにどこかに行ってしまうから、最後まで一緒に居てくれる女の子と結ばれる。
ここらへんは似てるようで違いますねー。


まあ、Zガンダムのヒロインはカミーユなわけだが。



ニュータイプがヒロインになって、男の子が追いかけていくのがガンダムXでしょうか。
結局は恋の力ですねー。
平成ガンダムZガンダム的なのですね。


∀ガンダムニュータイプは能力よりも希望という側面ですけど、見返してからもう一寸考えるのだろう。


21世紀ガンダムはドラマのガンダム性よりも設定のガンダム性を踏襲しているのだろうか?
Zガンダム的な自己流続編と言うよりはファーストガンダムの現代的アレンジと言う感じか。


しかし、アレだ。
Gガンダム終盤はデビルガンダムの体内のドモンと、中枢のウルベやミカムラ博士、宇宙に居るガンダム連合たちが普通に会話しているな。ニュータイプ
ライゾウ・カッシュ博士によればスタートレックのように(今川監督がトレッキーだから)、亜空間通信が出来ている未来世紀なのだが。脳波コントロールとかもあるしなあ。
サイコミュ技術で精神的ニュータイプが普通になって、精神を肉体に乗せる武闘家能力が新たなニュータイプ
統合性?




グランドマスターガンダムにやられそうな時に、ドモンの前に東方不敗、キョウジとミキノ、シュバルツ・ブルーダーの霊魂が現れたのも、ゼータガンダムっぽい。
幽霊大集合はガンダムっぽいよな。
小説版Zによると、それはバイオセンサーの仕業らしい。
で、Gガンダムは熱血不条理アニメと見せかけて、実は未来の超科学が魔法や超能力のように見えているだけなのだ。ガンダムの色が金色に変わるのもナノマシンの複合積層フェイズシフト装甲の状態変化。
モビルトレースシステムとかもナノマシンで出来てるし。D.G.細胞だけがナノマシンではない。D.G.細胞はあくまで自己再生自己増殖自己進化のナノマシンですから。
で、シャッフルの紋章も機動戦艦ナデシコ的なナノマシンで、その機能をサイコナノマシンによるニュータイプ意識の継承と、それによるエネルギー増幅だと考えると、非常にガンダムくさい精神工学だ。
が、Zガンダムとかではそれが人をゆがめる新技術のように描かれていたのだが、未来世紀のGガンダムではそんなものは説明すらされずに登場人物が使いこなしている。未来世紀の人間にとってはナノマシン技術はシャッフルの歴史と同じぐらい長く、疑問にも感じない日常技術なのかもな。




追記11時




どうでもいいが、マヒローはモビルトレースシステムで操縦できるのに遠距離狙撃型で、それをギンガナム隊が接近戦で使ったから実力を出せずに全滅って、2重に歪んでないか?