玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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GUNDAM SENTINEL ガンダム・センチネル

ガンダム・センチネル
http://d.hatena.ne.jp/asin/4499205301
を、読みました。
小説だけにまとまってるのは、これ。

ガンダム・センチネル―ALICEの懴悔

ガンダム・センチネル―ALICEの懴悔

えっと、あらすじは、グリプス戦役終結期あたりを幕末になぞらえて、エゥーゴ=官軍、ティターンズ残党ニューディサイズ新選組、みたいな感じで描いたものです。
富野由悠季監督は関係ありません。カトキハジメ氏とあまのまさひこ氏とかストリームベースの高橋昌也氏、モデルグラフィックスとかそこら辺。バンダイが「逆シャアまでプラモデルが出ないと単年度決算が下がってしまうからなんかおもちゃ用の企画を作れよー」っていう企画に、80年代クリエイターが作家性なるものを発揮して作った同人的な者が半分オフィシャル。
というわけで、黒の歴史は小説もパラレルも同人も包括する超時空埋葬なので、読んでみたのだった。
新撰組は結構好きです。
http://triglav.ld.infoseek.co.jp/tuc01.html
新撰組からの引用はこんな感じ。

富野小説と同じく、簡潔な描写なんだが。
どーも、富野小説よりも読みにくい。これを小説として読んではいけないかもしれないが、僕は読む。
描写は簡潔、というか、簡単な単語遣いなのだが、一文が長いしテンポが悪い。セリフも硬い。説明セリフとかも長いし。
なんていうか、言いたいアイディアを全部書こうとしていびつ。僕は登場人物の生理的リズムのためにアイディアを捨てるようなのが好き。
だって、基本的に会話って自分の言いたいことを全部言えないし、雰囲気に流されるからディスコミュニケーションって言うドラマも生まれるんだと思う
けど。
まあ、僕が単に富野作品の見すぎかも知れんが。
普通のテレビドラマを見ても「メインキャラにしか芝居がついていない!脇役だからといって、人間がこんなに整理された動きをするのは気持ち悪い!メインキャラのセリフも理路整然としすぎていて、口で言う言葉になってない!」といって、生理的に見れなかったりする。
うわあ。ダメだ。まあ、象徴化も演出だと割り切って見たら面白いときもあるんですけどね。いや、まあ、今は忙しいからそんなにテレビは見ないけど。
歌舞伎の殺陣なんか、様式でしかないけど、型というもので見せるからなあ。(僕が不勉強で型を解読するコードを持ってないということはあるが)


んで、
リアルな戦争を描くのかどうか知らんけど、戦争を個人的な意趣返しとか趣味とか妄執でやってる人ばっかりでキモいし。主人公のリョウ・ルーツ(坂本竜馬)もキャラが薄いし弱いし頭悪いし不良だし。主人公様の癖に機械に始終振り回されている意識もなく、何にもやってない。
僕にとって、ガンダムって言うのは、最初こそ機械天使によって手引きされていた主人公が、最後はその肥大した自意識によって機械的性能以上の宇宙的奇跡を顕現させ、天使を昇天させる悟りの話なのだが。(キチガイっぽいか。)
センチネルは主人公が生体部品以上の行動をしてなくて残念。


軍人ばっかりでキャラに幅がないし。あとがきに、「主役はルーツでもアリスでもなく”時代”」って書いてあるが、時代描写なら、富野小説の方が格段に幅広く社会を描いてると思った。カイザー・パインフィールド(松平容保)やホワイト・フォース(白虎隊)とかのアイディアはいいんだけど。もうちょっと映画的に庶民を出した方が分かりやすかったかなあ。NEWS山下智久×KAT-TUN田中聖の「白虎隊」みたいに。
展開も、泣かせたいシーンを無理に作るために、男らしく死ぬシーンとかを作るために戦略上無理があって変だ。土方歳三が昔の仲間を殺すのだが、オールドタイプで通信もしてないし全然会ってなかったし相手がいることを知らないのに、モビルスーツの動きだけで相手のことがわかって、殺してから取り乱すとか、変だ。
オールドタイプなら、最後までディスコミュニケーションして見せろ。泣くのは読者だけでよい。
ミリヲタは論理的なふりをして、逆に男の子のロマンスに酔いすぎている自分を客観的に見てないところが不愉快だな。理詰めならもっと理詰めでいけよ。
つーか、僕はどうも、敗者のロマンが好きではないようです。「新選組!土方歳三最後の一日」は最後まで山本耕史が勝つ気満々だったのが良かったです。撃たれなかったらねえ。まあ、あれは運だ。




それよりなにより、ガンダム様が悪いスペースノイドの権化みたいに描かれていたので、ちょっとがっかりでした。頑張ってるオールドタイプをいじめる才能だけのニュータイプとか、そういう風に書いてる。いや、ニュータイプは頑張りすぎた人がなるものでしょ。
アムロカミーユも頑張って機械とか格闘に優れてるし。シャリア・ブルやシロッコ木星まで頑張ったぞ。
連邦とかエゥーゴとかじゃなくって、ガンダム様はもっと偉い。
そーいう事がわからないで、リアルと言いながら常識の範囲内で物を書こうとして、超能力を避けて、AIにアリスと名付けて女の子の人格を植えつけてる。機械の女の子なら妄想をいくらでも仮託できるからな。そういうセンスはキモい。
アリスのポエムもうぜえ。有栖川宮はそんなキャラじゃない。
なにが戦いの狂気だ。ガンダム様の教育型コンピューターは狂気もくそもなく、淡々と強くなっていったぞ。最後に黙ってアムロを助けるし。ガンダム泣ける。寡黙でかっこいい。
人工知能はデージーデージー言ってたらいいんだよ。女のふりをするな。そもそも、女ってそんなんじゃないし。インターフェースを女にする意味が感じられない。そもそも、アリスってパイロットを観察するだけでパイロットに対するインターフェースですらないから、なんで女なの?ジーンダイバーのセラフィーはスパイウェアを少女型人工知能に擬態してたんだが。わざわざ女であるんなら、そういう悪意がないと女らしくないなあ。僕は女を恐れすぎだね。

どんな要求にも応えられる「女性」を目指し、その教育のため性格に問題のある不条理な男達が集められ、その一人に専任パイロットとなるリョウ・ルーツがいた。

らしいが、そもそも女性って要求に答えるんですかね?女性が要求に答えるように見えるのは利害が一致したときだけな気がするが、機械女は自分の利害が無いので、よくわからん。不条理な男に従う女って言うなら、自己承認欲求の強いメンヘル女の共依存って感じですけど。
まあ、なんでもゆーことを聞いてくれるメカの美少女が好きって言う気持ちもわからなくはないけど。男の世界を書きたいけど、ヒロインも作りたいって言う条件に対する解ではあるだろうし。


リアルな戦争が書きたいんなら、戦闘機でも好きでいろ!って思った。中途半端に泣きシーンとかメカ少女とか出すなよ。
新撰組描写も中途半端で、永倉と原田も出ないし。斉藤も中途半端な事故で死ぬし。ティターンズ新撰組をダブらせるアイディアはいいんだが、こなしきれてないなあ。
まあ、おたくっぽいんだよね。かっこいいシーンのつぎはぎって言うか。そんで、自分の書きたいカッコいいシーン以外の展開は杜撰に流している。全場面を自分のアイディアでかっこよくしろ!


でも、3つのメカがスペルオルガンダムが合体する時間稼ぎでZプラスがやられると、

 ビームはそのままZプラスを飲み込み、爆散させた。その光球の先に、怒りの化身となったSガンダムの神々しい姿が、青い地球を背景に浮かび上がっ
た。

とか。書いてある。なんだよー。
結局みんなスーパーロボットが好きなんじゃん。グレートマジンガーとかゲッターロボだろこれ。
まー、自分の「好き」を論理とかカッコつけでごまかすのも男の子って事かな?まー、そういうのはあるよねえ。いや、女の子にはやおい論とかもあるけどな。みんな合体が大好き!釣りバカ日誌
こういうベタベタなロボット描写は僕も好きですよ。そーいうのを素直にできる子が先生は好きです。
(まあ、トミーノがなんでも超能力というか、生命力と物理学の融合を描きたがるのはバイストン・ウェルとかイデなので、富野過ぎるし、他の人がまねしなくてもいいけど。富野も宇宙戦闘とか政治力学を詳細に描写した挙句、いきなり菩薩がどうとか言い出すからなあ。ただ、トミノはリアル面もオカルト面も極限までやらかすから、僕は極端なものが好きな子供なので、好きなんだな。)
そーいうわけで、ロボットがかっこよく戦う場面が始まると、そこはすらすらと読めるようになりました。戦争とかリアルな射撃とかはつまんないけど、ロボットがガシーン!ドカーン!ギャーン!っていうのはおもしろいねー。あははははは。




だが、ALICEは戦闘をこなして、高性能でオールドタイプを退けていただけなのに、いつの間にか人格者になって敵に説教をたれるようになった。アリスが最後に自己犠牲的に敵と刺し違えるが、自己犠牲なのか?そもそも作り物の知性体が死んで、何が犠牲になるんですか?作戦遂行のために自分の機体を破壊することが最適、ということで死ぬのは機械だからだと思うなー。アリスは敵に「自分の意思で行動しなさい」って言うけど、アリスは自分の意思で何をやりたかったのか?そもそも、やって何か得するのか?得だと思えるのか?ネリーブレンはスケートをして遊ぶのが好きだったし、ARMSのアリスは青空を見たかったわけだが。
僕は欲求のない生命は認めない。
HAL-9000とか人形使いは知性ネットの複雑化欲求か?
アリスはそれも弱い気がした。なんか、モビルスーツの効率運用判断のための人工知能フローチャートを少女の思考に翻案しているだけの出来レースっぽい。
そんなんで「アリスはもはや人間だった」「アリスやルーツは成長した」って言葉だけ書かれても信じられないな。
アリスは無能なくせに生存本能の強いルーツがコックピットの中で「死にたくない!」って叫ぶのを観察して、それが人間だと思って、人間らしさを獲得したんだろうか?人間らしさ=生存欲求で、だからこそ自己犠牲になるって言う論法?でも、機械が生きてる振りをしても最初から生きてないじゃん。
っていうか、そもそもアリスがなんで人間らしくなるようにプログラムされたのかがまったくわからん。
実際、アリスのポエムが気持ち悪いだけで、アリスは人間らしいことはしてなくって、最後まで淡々と標的を排除していただけな印象。目標を的確に遂行することが成長か?
僕が2年くらいかけて、分断して読んでたから、つながりがわからないって言うこともありますけど・・・。


感情が成長するための恋愛は片想いじゃないとダメって言ってパイロットにはアリスの事は秘密だったが、機械が観察するだけなのは片思いでもなくストーカー以下。
フラれる不安がないと片思いじゃない。自我があるなら会話しろよー。


人工美少女なら「お前なんかメカの癖に、物の癖に、電動ホールの癖に!」とかギトギトにすげこまな主人公にセクハラされて罵られてくださいよ。
そしたら、Z.O.E.っぽくなるか?


でも、ALICEの開発者ってリョウ・ルーツの母親なんだよな。その母親はALICEが襲撃された時にアリスをかばって死亡。
エヴァンゲリオンかよ。気持ち悪い。
ジョッシュ・オフショー(沖田総司)にたいして、アリスは「自分で考えなさい」「両親の所にお帰りなさい」って言って大気圏に突き落として、オフショーは走馬灯のように母親に愛されていた事を思い出しながら焼け死ぬ。キモイ。沖田なら姉だろ。
なんでも言う事を聞いてくれるメカ女って、ママンの事じゃ無いっすか!ああ!気持ち悪い!
そういうマザーコンプレックスを機械に投影する男って、バッカじゃないの?
母親がお前を愛してくれるわけないじゃ無いっすか。
軍隊物の癖に、最後の最後に母親への信頼感を持ち出すなよ。
軍隊なら、

パパの精液がシーツのシミになり、ママの割れ目に残ったカスがおまえだ!

命なんか偶然生まれて偶然しね。
まー、僕の脳内妹も言う事を聞いてくれる母親のメタファーだといわれた事があるんだが…。僕は母親と言う概念を理解できない人なので、母性欲求が妹として噴出するらしいっす。
まあ、僕の思考回路に母親と言うものが組み込まれてないので、自分ではよくわからんが。普通の人はママンというものを、たくさんの女の中で例外的に神聖化する回路があるようです。僕は無いので妹を犯す事が自然にできてしまう。
閑話休題


脇役のテックス・ウェスト西郷隆盛の性格は飾らない感じで結構良かったです。地味目な人の方がちゃんとできてるな。榎本武揚が部下を殺して投降したら殴りつけるし。そこは偉かった。


あ、あと写真はすっごくきれいだったっす。宇宙世紀のMSMAや艦艇が本当の宇宙に実在するみたいでした。
Gセイバーもプラモデルのクレイアニメでやればよかったかもね。
まー、ケツアゴの外国人パイロットなどの人物写真は出ないんですが。
やっぱり、ロボットがメインの作品なのかなー?



そのわりに、Sガンダムの戦いも不完全燃焼。ラスボスをやっつけなかったし。ラスボスは勝手に自沈した。決着がつく前に土方はシャトルに避難した。
パイロットを助けるためにコアファイターを排除したSガンダムがハイパー化して水銀燈状態になったのはアリスゲームらしくて良かったし、ガンダムのラストシーンらしくて燃えた。リアルだ何だといっても、最後はやっぱりハイパー化するのがガンダムだよな。
それはすごく良いんだけど!
ハイパー化したガンダムがラストシューティングで土方歳三が乗る無抵抗のシャトルを撃ち落して終わりって、そりゃねーゼ。
主人公達人間を排除して、自我のような自動思考を持った機械がハイパー化して人を殺す。それは、ガンダムではない!ハイパー化するのはあくまで人の意志であって欲しい。機械はその触媒であってもよいが、自分の欲や情念のない機械だけがハイパーするのは悪しきオーラ力なのです。
ガンダムは人を乗せてこそ輝くものだと想うのだが。
やっぱり、母は全てを奪うのかなあ?
息子の活躍さえも。
息子はただ生きていて母親の保護欲求を満足させればいいのか?悪い敵はママンとガンダムが全部殺してくれるのか?
俺の力を信じていないのか!バロン・マクシミリアン!


でも、リョウ・ルーツは最後までアリスの事は知らないんだよな。そこら辺は、ドラマとしてどうなんだろう?
やっぱり、軍隊のカッコよさとメカの気持ちよさがメインの話なのだろうか。
ママンに守られてガンダムごっこかい?おめでたいな。
ガンダムマイスターならガンダムやママンの言う事を聞くだけでなく、ガンダムを操って見せろよ。


うーん。
やっぱり、僕は芝居が見たい人なのよね。
そういうわけで、文句は芝居の部分に集中してしまいました。
出自が同人的とか、富野じゃないとかはあんまり気に成らない。黒歴史にはGの影忍もブラスターマリもアッガイファイトも含まれるのだ。
(新訳Zガンダムにガザ-Eが出てたし、オフィシャル認定)
むしろ芝居や物語としてツマンネーと言う方がむかついた。マザコン的マッチョホモソーシャル構造って言うのに、トラウマ的反応を示しただけかもしれないけど。
ロボは結構かっこ良いと思いますヨ。機能的意味はわからんが。
それにしても、スペリオルガンダムが「ガンダムではない!むしろアシュラテンプルだ!」って言われてたって言うのは隔世の感がありますネー。牛とかヒゲとかペーネロペーを見慣れていると、スペルオルはシンプルすぎる。肩と足にジェネレーターがあるのも許せるし。
ターンエーガンダムなんか、動力がどこにあるかもわかりませんから。縮退炉らしいけど。ガンバスターターンエーガンダムの胸のサイロは四次元ポケットらしいので、動力炉も亜空間にあるのかも知れん。怖いな。

胸のフィンも同様で、特に指示はしなかったんですが、ミードさんはガンダムの胸にフィンがついているのはエンジンが内蔵されている表現であろうと、ちゃんと理解してるわけです。だから∀のコンセプトとしては、エンジンは下半身に集中していることを勘案して、単純に"ガンダムの記号"としてフィンをつけるのをやめて、平面に分割線だけのシンプルな胸をデザインされたわけですね。
http://web.archive.org/web/20011213220127/www.turn-a-gundam.net/feature/meca/01.html

スペリオルの胸の黄色はなんなんだろう?GP-01みたいなバーニア?ゼータも姿勢制御っぽいな。
まー、なんにせよガンダムの幅はどんどん広がってるんですねー。いやー。ガンダムエクシア超シンプル。


っていうか、俺はガンプラに興味がない人なのか?
うーん?
っていうか、ガンダムにあんまりリアルさを求めてないって言うか・・・。アウトロースターでギリギリ?カウボーイビバップはスパイクのソードフィッシュはいいのだが、他のがあまりにも飛ばなさそう(火星の大気は薄い)なので、うーん。
センチネルがリアルでも、飛ばないよねえ。
リアルというか実在可能なのは∀ガンダムくらいですか。
∀ガンダムは「アルティメットガンダム細胞ナノマシンが組み立てたガンダリウム・オメガの最終兵器。射程距離、木星。特技、文明崩壊」っていう設定があるので、そりゃ、なんでも実現可能だろ。やらかしすぎる。センチネルでも「νガンダムは特殊兵器のオンパレード。本家だからこそ許される無茶」って揶揄されてたし。おかげでシャイニングフィンガーとかサテライトキャノンとかやりやすくなったかな?


マスターグレードの∀はかなりできが良いので数年ぶりにプラモデルを買ったけど、それでもプラスチックの限界を感じたなあ。(肩アーマーのつなぎとか)
やっぱり、ガンダムはガンダリウムで作らないとダメか。
ありえない堅さと弾力のガンダリウムで作ってあったら、センチネルのZプラスとかでも大気の中で飛べるか?でも、ディープストライカーは重心無視しすぎだから宇宙でも真直ぐ飛ばなさそう。
ムーバブルフレームって、プラモデルサイズではナノ構造が再現できないから、大雑把なフレームにまとめたって言うことだと思う。発想がしょっぱいんだよ。


デザイン的美しさもターンエーの方がきれいだと思う。のは、まあ、好みだけど。
一番乗りたいのはガンイージ。簡単そうだしチッコイしきれいだし。


っていうか、モビルスーツがカッコいいとは思うけど、どうも僕は形態だけでカッコいいとは思わなくって、乗ってる人のカッコよさを増幅して初めてカッコいいと思えるようです。あとは動き。動作だけで無く物語りの中での使われ方。


というか、「戦場は荒野」と「時間よ止まれ」がガンダムの基本だと思っている人なので、モビルスーツは量産兵器というよりも狂気的黙示録機械天使だと思うー。歩くだけで道路メチャクチャ。
地球クリーン作戦とかな。


うーん。ガンダムセンチネルガンプラ販売企画だけでいいって言うバンダイに反抗して作家性を主張したわけだけど、なんだかんだといってガンプラ的価値観の枠の中って感じもしました。
どっちかというとガレージキットなんだけど。河森正治のほうがリアルさという点ではまだ飛びそう。
でも、河森も変形させないとダメな病気の人だし。なんでしょうね。
やっぱりリアルな機械だけじゃ満足できなくってヒーロー性を付加したがるのかなー?
サターンV型ロケットを参考にモデリングしたって書いてあったけど、サターンV型ロケットを作るつもりはないんだよね。
そーいう現実的な衣装をロボットに貼りつけたって言う感じで機械的なトータルコーディネートとしては、ウーン?
リアルなんて言うのは気恥ずかしさを薄めるようなものかな。
大河原邦男先生はロボットなんて衣装だしって仰ってたから、やっぱりそう言うものかもね。
やっぱりヒーローロボットが好きー!