玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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PERSONA - trinity soul -26浮上する未来(最終回)

おにいやん・・・
神郷諒お兄ちゃんがなあ!がんばってたよ!
子安武人の諒お兄ちゃんが!
前回、神郷慎兄ちゃんが仲間に励まされたけど、鬱になったのは罪の意識というよりは在ったはずの未来の方が良いって思って、今現在のことがうそ臭くなったっていうことかなあ。
そう言う気分は在ると思う。
んで、複合ペルソナが復活怪獣ペルソナを出して暴れる所に仲間たちが駆けつけて、そのパワーで甦った主人公様が仲間を助けてやっつけるって言うのはキングゲイナー最終回っぽくて燃え展開でした。
が、主人公の活躍を誉めてくれるギャラリーが真田明彦緑川光と伊藤久仁雄江川央生だけというのは残念。音楽もストイックだったので、キングゲイナーほどテンションは上がらなかったなあ。
よく動いていたし、要素としては面白いんで、もっとできたと思うのだが。乾とか、脇役もできる事を頑張る群像劇だったのだが、最後はちょっとさびしかったなあ。
クジラの正体は別に明かされなくってもよかったけど、富山湾ローカルの地域妖怪に過ぎないという印象だったのはちょっとショッパイな。
神郷慎のペルソナが地球全体をオーバーヒートさせて全てのペルソナを浄化するとか、それくらいのキングゲイナーをやってもいいのに、ロー・ファンタジー的な「語られない個人的な物語」の枠の中で納めようとしたのが、ちょっと小さくまとまった原因かなーと。
過去の回想を丹念にやるのは悪くはないが、思いついた設定を全部出さなくとも。むしろ過去よりも現在のハイテンションアクションを見せたら良いと思った。まー、裏設定はもっとたくさんあるらしいんだが。
うーん。
まー、主人公達の日常感覚を変な事件の中で表現していこうって言う方向性は好きだった。だけど、心の動きを丹念に理由付けして、ちょっと気分が後ろ向きになって飛びにくかった部分もあるなあ。
で、日常的な心の動きからスタートして、ペルソナの精神的戦いに、っていうアイディアも好きだった。タクローとめぐみの間にあった「思い出」のようなもの(?)から守本が復活してって言うのはベタでナイス。
そう言う風に味方側の健やかな精神の成長は上手く描かれていたと思うんだけども、その反面「全ての無意識を救済する」っていう敵側のこじれた感覚が上っ面で終わっていたような。
もうちょっと悪の側も掘り下げて欲しかったなあ。
マスター・アジアとか。小説版カロッゾ・ロナとか。
悪党の精神的強さがないと、精神的バトルにおいては主人公の力に説得力が薄くなる。諒お兄ちゃんが最後に改心したのはいいんだけど、もうちょっとわかりやすく展開でぶん殴っても良かったかな。ストイックに落ち着いた作風なんだろうか?
うーん。富野セリフみたいな「意味はよくわからんが熱血」的な言葉が好きだからなあ。
「兄貴、あんたは間違っている!なぜならば、あんたが消そうとしているペルソナもまた天然自然から生まれたもの、いわば心の一部!」くらいわかりやすくてもよかったかなー。回想シーンの謎解きは多かったけど、最終回的な議論や熱血はちょっと薄かったか?
慎役の岡本信彦の雄叫びはナイスだった。


うーん。
ブリタニア皇帝シャルル・ジ・ブリタニアとブイツーや、ルルーシュの「世界や神様が弱いものいじめをするから全員ぶっ殺す!」っていう方がわかりやすいなあ。妹萌えだし。


やっぱり、そういう気の狂った悪党の話は、キチガイの第一人者のお兄ちゃんである僕が自分で描かないとダメだろうか?
などと、意味不明の責任感と創作意欲が湧いたが、むしろ僕はちゃんと税金を納める責任を果たさないといけないのだろうか???うぼぁー


慎兄ちゃんが大学に合格できてよかったです。塗りつぶされた上に桜の花びらって言うのは綺麗にまとめたね。