おもしれー
「滅び」や「罪」やら「死」というのをキーワードにして言うのは設定の企画書っぽくて芝居としては好きではない
が、今回はキーワードが芝居になってた
うん
ロボットが死を受け入れて人間に近付いたと見せて、死を受け入れないエゴをも得たのが人間くさいって感じが良い
メガノイドやカロッゾみたい
石田彰の言葉の端々に死にたくなさそうな受け入れ難さが序盤からあったのも良い
中博史さんは医者役がはまりすぎる
ロボットドクターだがスタートレックヴォイジャーのドクターより童顔で高い声なので演技に幅を付けててグー
古谷徹氏の演技は今回もリボンズみたいな無機質さと「止まれっ!」って言うアムロな人間臭さの界面が良い
絵柄が象徴的なのも芝居の演出の方向をわかりやすくしてる
これ、新造人間キャシャーンのリメイクって言うよりは最終回の新訳(新造)続編かな?
旧作キャシャーンについては囚人022さんのブログとウィキと宇多田ヒカルの映画を見た程度なんですが
旧作のラストの「宇宙線兵器でアンドロ軍団全滅」「宇宙線から地下に逃れたキャシャーン、ルナ、ブライキングボスの戦い」「人間とロボットの共存」という、デウス・エクス・マキナ兵器とハッピーエンドが脳天気すぎると言う事への異議申し立てかな?
囚人022さんも「それまでのシリアスな展開と乖離していたかも」って言う風におっしゃってた
http://zmock022.blog19.fc2.com/blog-entry-1237.html
んで、旧作が経済成長期に科学を脳天気に救いにした事に対して、新作では「その結果として人間もロボットも全部失ったよ!」って言う感じか?
ブライキングボスのさすらいっぷりとか
ブライキングボスがかっこいい
上の世代の無計画な破壊のとばっちりで世界に後がなくなるって言うのは、これもまたVガンダムっぽいなー
バブル後っぽい
んで、キャシャーン本人が破壊の責任者で、それを徐々に思い出して、?責任を取ったり?癒されたり?歴史を拓いたり?という展開になるならターンAガンダムっぽくもあり
どうなるんでしょうね?
21世紀の本気を見たいな