玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

キャシャーン Sins04滅びの天使

今回も、キャシャーンとは逆のパーソナリティーのゲストをぶつけてきて、アンチテーゼでアウフヘーベン?だっけ?っていうまあ、わりと基本的な話の作り方。
っていうわけで、割と地味、と言えば地味。ゲストのソフィータのスレンダーにくびれた体の線と身長よりも長過ぎるサーベルのアクションは綺麗。って言うか、エロイ。
あの刀で刺したりするのは、実際は手間がかかってカッコ悪いけど、アニメならではの省略アクションで綺麗に見せてる。絵柄も演出も象徴的だし。


今回はブライキングボスの三人の腹心の一人、バラシン(声はたてかべ和也ではなく玄田哲章)が登場した割に、ちょっと行動原理がわからんかった。キャシャーンをおびき出したものの、渾身の一太刀をキャシャーンが片手で受けた瞬間にキャシャーンを殺すのをあっさり諦めたのかなー?
バラシンは要潤というよりは腹の出た巨漢でした。かっこいい。再登場するか?

ソフィータ役で藤原はづき秋谷智子氏が登場。再登場あるか?
今回の話は割とあっさりしてたって言うのは、キャラの顔見せ的な意味だったからかな。
今回のソフィータはキャシャーンにメッチャ惚れたみたい。えろい。
ソフィータって愛に溢れた良い名前だな。
キャシャーンの名前はガラスが割れる音らしい。メンヘルくせえ。
リューズの宮原永海氏も飛鳥ももこで、絵が馬越嘉彦氏って言うのはダークなおジャ魔女どれみ
古谷徹さんはタキシード仮面様かなー。

キャシャーンSins」はタツノコマッドハウスのタッグだと聞いていたのに、中身を見たら東映作品だったという不思議。
http://d.hatena.ne.jp/asakura-t/20081006/casshern_sins

ですよねー。
というか、それって、日本アニメ界の源流が合わさった感じで好いですな。


来週はリューズとリンゴが再登場します。
今週、フレンダー無し。説明、無し。犬!


あと、主題歌の青い花って「赤い赤い花びらが 青い青い羽根になる」って、CENTURY COLORっぽくてターンエーガンダムっぽい。いや、いい歌だと思うよ。ちょっとナイーヴだけども、「どうして生まれたの?」って言いながら「分からなくてつらいから、手を握り返して欲しい」っていうヌクモリティーは素直でいいかと。


今回のキャシャーン自身の行動もターンAガンダムっぽい。
これは、∀ガンダムの「託されたもの」あたりで書こうと思ったけど、今回書いてしまう。
つまりどういうことかと言うと、「自分の能力が世界に迷惑をかけることが一番の恐怖」
90年代以降の「殺さず問題」って言うか。
ターンエーガンダムも望むと望まざるとに関わらず持たされてしまった世界滅亡の力をどうにか静めるって言う展開が何度も出てきたわけで。
ファーストガンダムでは「君は生き延びる事が出来るか?」というスリルだったわけだが、アムロが生き延びる事ができると言う説得力のためにニュータイプとか出して、ある意味安心感はあった。主人公は死なないって言う。(まあ、ロック冒険記とかあったけど)
だけども、その「生き延びる事が出来る力」自体が周りの一般人や自分(カミーユ)に対してプレッシャーになるのではないか?
っていう命題にも直接シフトするわけで。
そこら辺が、90年代には「不殺」萬画とかアニメになる。エヴァとか。あと、ガンダムSEEDとかも。
ゼロ年代には、持ってしまった力はあるんだから使ってもいいだろって言う開き直りみたいな無邪気さと言うかDQNっぽさみたいなのはあるか。
それは、高度経済成長期で力を得ていく時代や、とかバブル崩壊で力が失敗する所を見ちゃった経験とか、なんとなく21世紀でもこのままあまり変わらないって言う感覚とか。日本の若者は、ボクも含めて、(まあ、戦後生まれは皆かもしれないけど)生まれる前から何もしないでも諸外国よりもアドバンテージ(経済とか軍事とか原子力などの科学とか)があるし、その割に(そのせいで?)自分で手に入れたって言う自己効力感がもちにくかったりするわけで。そのアドバンテージを重荷と感じるか、特権と感じるかとか、責任と感じるかとか、色々です。

コードギアス 反逆のルルーシュは生き延びるために力を行使する資格を持つものになるために死んだっていうオチだったのかなー。
ターンエーガンダムではやむを得ず殺すが、殺す力で時代を開いたり生まれ変わったりと言う事もあり得る、って言うことかー?
CASSHERN Sinsはどうなるんでしょうねー。


キャシャーンSinsの公式サイトを見る限り、キャシャーンの同型ロボットとか出る見たいだし、今までのゲストもキャシャーンとの合わせ鏡みたいな対比だったりするんで、同じような「生き延びるために世界を破壊する力」を色んな陣営が持った場合の落としどころっていうのを探すって言う風になると21世紀のテロリストでも核兵器を持ち出すって言うリーンの翼以後の世界の今様風に合っていいかもねーって思う。
ま、テーマが理屈っぽくなりすぎるとうっとおしいので、演出は印象は優先でキャシャーンがカッコよく戦ってくれたらいいなって思う。