玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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CLANNAD AFTER STORY 11「約束の創立者祭」

ああ、やっぱりここらへんの人生が好きだわ。ちゃんと作りこんであるのも、うるさくなくて好印象。
あしたのジョー2や旧約聖書物語からの出崎統ファンだったりするんで、京都アニメーション版とは対立しがちだったし、アフターの序盤のテンポは好きではなかったんだが。
ああ、良い。劇場版CLANNADは勢いよく飛ばした所なんだけど、テレビ版はこういう細かい積み重ねが出来るのがメディアの強みだよな。映像化された磯貝女史も好印象。
ギャグ描写、仕事で張り詰めた空気を視聴者と同時に岡崎も一緒に緩ませる上手いタイミング。で、おっさんと早苗さんの性格のよさが実感できる。
会社の風景も、細細とした描写の真摯さが仕事に対する気持ちにも繋がってる。
あー、やっぱCLANNAD好きだったんだなー。よかったよかった。
岡崎朋也はコミュ能力が在るなあ。えらい。というか、成長したなあ。えらい。
こういう人生描写で充分面白いので、あんまり異世界がどうとかは出てきて欲しくないです。街が変わっていくのとかも自然な感情だし。
あんまり「実は死んでた。でも生き返った」っていうのは、不真面目な気が。
でも、岡崎の人生は結構、見る側も張り詰めるんで、変なギャグやオカルト描写が、富野アニメにおけるロボットみたいな感じで、リアルだけだと辛すぎるものを緩めて見やすくするオブラートになってんのかしらん?
美少女とか。


でも、なんか、必死こいて働いてる岡崎といっしょに渚の顔や声の平坦な感じを見たら、なんか「しれっとしてるけどこいつも腹の底に何か溜めてるんじゃなかろーか」と、いらん心配をしてしまう。
が、岡崎が気にしているのはそういうところではなく、もっとちゃんと約束を守るとか、筋を通そうとしてるんだよな。
やっぱ、おれ、美少女よりも男の方が好きなのかもしれん。
いや、そういう意味じゃなくて!


でも、岡崎の童貞力がもっと強かったら、渚はもうちょっと、ねえ。うう。
つか、渚は病気が無くても十分変な女なんだからそんなにみんなと同じにこだわって死んだりして見せなくてもいいと思うんだ。


一週遅れだから、関東ではもう、中博史の親父がやらかしたのか。