玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士ガンダムの魅力を一言で

土曜日に実物大(等身大に非ず)ガンダムを見に行った余韻で、ファーストガンダム映画三部作を見てみた。忙しいから家事の合間に。一気にチラ見をした。
日曜の夜にはソロモンが落ちたが、平日に見るのは水曜までかかった。
とりあえず、ガンダムの大きさを実感しながら見た。ガンダム怖い。あの大きさであの速さであのロケットはヤバい。
そりゃ、人類の半分死ぬわ。
でも宇宙ならちょうどいい大きさかも。


それと、何度も言うが、ファーストはガンダムだけでなくモビルスーツ自体が貴重品なのがいいな。
戦闘機や戦車の方が主力
この特別感が良いんだ。実物大を見たらその特別兵器、決戦兵器ぶりがよくわかった。
ガンダムの魅力は量産型という概念だとよく言われるが、むしろ量産型だがコストは高いという兵站論が良い。
現代兵器に当て嵌めたら、イージス艦を無力化して戦闘機より加速が速くて戦車より固くてミサイルより破壊力が大きいのがモビルスーツ
決戦兵器過ぎる。
しかし、マジンガーZとは違い、ロボットを単体でなく通常戦力に組み込んで運用してるのが経済的で軍事的。


あと、この経済感覚は、人口が増えて資源を食いつぶすから宇宙の箱に人を捨てたり半分殺すっていう世界観の社会面にも繋がってるよね。ガンダム良いなあ。深いなあ。


やはり、ファーストは素晴らしいな。


モビルスーツについてはこんな感じ。
ストーリー的には、前に見た時
アムロ・レイは天才ではない説 - 玖足手帖-アニメ&創作-
↑の続きだが、本当にみんな頑張って生きていた。という感想が第一だろう。
全ての登場人物がそれぞれのやり方で生き残るために全力だった。
まさに、「君は、生き延びる事が、できるか?」だ。
そのような描写はともすれば、「戦いのなかでこそ人は輝く」などと言った、ミリタリズムオタク的机上の空論になりがちだ。
しかし、ガンダムでは戦いと戦いの間に、生きていることそのものも書いている。
ガルマやミハルやミライやハヤト達の恋であったり、アムロ自己実現欲求や棄てられた家族愛であったり、シャアがララァに安らいだり、セイラの兄に対する突撃であったりだ。
また、敵の雑兵も味方も、みんな死んだり怪我をすることをきちんと怖がっているのも、逆に生きることを大事にしてる感じで良い。
その生きる喜びがあるから戦う力が沸くかのように、また、自分のそれを守るために悲しいけど他人を殺してでも奪い取るかのように、だ。
やはりガンダムには人の業が詰まっている。
それでいて、業が悪いとか、理性的な机上の空論にもならず、ニヒリズムでもなく、生きることを喜ばしく思える視聴後感。
素晴らしい。
シヴァ神の慈愛のようだ。
これはのちの、カミーユが狂っても生きていてくれたり、カテジナさんが盲しいになっても生きていてくれた喜びにも通じる。
うむ、ガンダムとは生きることと見つけたり(ヒイロ・ユイ)


僕はガンダムの魅力を一言で表すのが苦手だったが、今後はこう言おう。
ガンダムは命なんだ!僕を触発して支える力なんだ!」


うーん
見てない人には通じないかなあ?まあ、見ればわかるから見てください!


ガンダムについて全部感想を書くと徹夜になるから、今回はこの辺で


ちょうど通勤復路一回分