玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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超級!機動武闘伝Gガンダム島本和彦×今川泰宏一話

月刊ガンダムエース9月号で一回120ページで、エンディングの歌が20ページという、機動戦士ガンダム THE ORIGINを超えるボリュームの新連載で、雑誌の延命を計る!正に起死回生のGガンダム


最初に読んだ時はちょっとギャグが滑ってる気がしてムッとしたが、二、三回読んだら、ギャグを小まめに挟む事で渋さやシリアスさが適度に強調されるテンポ計算がキチンとしてると思った!ギャグシーンの行動の繰り返しをバトルシーンでやることでかっこよさや渋さの感動が際立つ手法だな!Gガンだな!
でも、やっぱりギャグシーンがギャグだとハッキリわかるディフォルメ顔や、わかりやすいギャグセリフは浮くから難しいな!いや、このマンガのレインはアニメのレインよりは逆境ナインの月田マネージャーみたいなツッコミ役キャラなのか!?
逢坂浩司さんの方が女子はかわいいな!でもネオロシアのナスターシャ・ザビコフの眼鏡は炎の転校生の戦闘4っぽいな!
ミケロはちゃんと悪そうだな!警部が視点人物で世界観の説明とかをしつつ情を絡めるのがいいな!ガンダム的な格差社会をキチンとしてるな!でも殴りすぎだな!
個人的には、絵柄でハッキリとギャグだとはわかりにくいギャグというか、真剣にやりすぎた結果として笑うしかないのがGガンかなー、と思う。イデオンとかもどうしようもなくて笑えるし。島本先生のオープニングテーマ再現は真剣過ぎだったとおもう!
あと、機動戦士ガンダム ジ・オリジンのGガンダム版という事で、安彦良和先生にも負けない、アニメーションっぽい流れる視線を紙面に描きこむアクション格闘が素晴らしいな! ていうかシャイニングフィンガーの流れがスゲー!
オープニングを再現するのもそんな意思表示だな!勢いよくページをめくろう!
ガンダムの描き方が佐野浩敏さん以上に生々しいというか、生物的で鬼神のごとき形相でカッコイイな!島本ロボはなんかヌメヌメしてる。石森ライダーぽい。
でも、これはガンダムアクションは上手いが、やはり街を破壊するミケロと守護するドモンっていう広い引きの構図を必要とする場面は巨大ロボットアニメでは上手いが、ロボットマンガでは難しいな!マンガはセリフで説明して描写を避けてるな!音の臨場感とか絵の細かい揺れや光も映像は使えるからな!
ガンダムカタナが巨大モビルアーマーと街中で喧嘩するのはよかった。ラインバレルとぼくらのは一冊くらいしか読んでないなー。
それよりドモンとシャイニングガンダムのカッコイイリズムを優先で!
だいたいそんな感じ。
あと、Gガンダム出崎統好きの富野から生まれたガンダムの中でも出崎統分が濃いので、あしたのガンダムを描いてた島本先生が逆に、ちばてつやっぽいガンダムにするかなー?まさか池田理代子か?貸本時代の出崎マンガまで遡るか?


あと、あんまり関係ないが機動戦士ガンダムハイブリッド4コマ大戦線の谷和也さんは色んなガンダムの広い絵柄を癖無く違和感なく描いてて偉いなあ。