玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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【バンダイチャンネル】機動戦士ガンダムUC episode 3 冒頭8分を無料配信中!

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というわけで冒頭8分を見た。
1話は宇宙世紀ナイトで見て、2話は見てない。「小説と、ガンダムエース萬画で良いかなー」と。
1話は段取り臭いし台詞が長いうえに、シーンの尺の長短の取捨選択がちょっと僕の好みではなかったので、古橋一浩監督が福井晴敏先生の原作とガンダムワールドとやらに苦戦している感じで、あまり面白くなかった。絵は綺麗だった。
で、3話の冒頭ですが、冒頭と言う割に、プロモーションビデオを見ているかのようなダイジェスト感。ですが、プロモーションビデオを見ているようにシーンが一続きに成って音楽とマッチしていて、流麗だと感じた。富野以上にスピード感があるのではないか?あ、2話の引きの続きの戦闘シーンの盛り上がり部分だから、スピード感があるのかな?ハイパーメガ粒子砲とか。パラオ攻防戦とか。
福井原作は若干くどく、ハイパーメガ粒子砲を喰らったパラオの描写が

 脈動する赤熱光が亀裂の底から滲み出し、いまやひと塊になった四つの小惑星の境目を朧に浮かび上がらせる。飛散した瓦礫や細粒子(レゴリス)も輻射工で薄紅に染まり、遠目には<パラオ>全体が燃えているように見えた。


 同じ輻射光を満身に浴びつつ、亀裂の底から数機のモビルスーツが飛び立ってゆく。激突した小惑星の界面をすり抜け、わらわらと這い出してくる一つ目の巨人たちは、まさに地獄の悪鬼と表現するのが相応しい。

と、変に気取った比喩を使ってるのが気持ち悪かったけど、アニメ版はそこら辺は速いテンポで短い尺で、サラっと描いていて小気味よかった。地獄の悪鬼とか偏向し、持ってまわった言い方をしなくても、ドライセンやガザC等、なじみのモビルスーツやエンドラ級戦艦がカッコいいアレンジと綺麗な作画に成っていたら、文章のくどさを感じなくとも、宇宙戦闘のすごさが分かるのが良いなー。アニメだなー。百文は一見にしかずだ。


それにさりげなくミコットやチョーさんやジンネマンの芝居を差し挟むのも結構うまく感じた。これは評価を改めねばならんな。


というわけで、原作の福井さんが目立っている今作ですが、古橋監督のフィルムに仕上がる事の方を期待している俺であった。
話は知ってるしなあ。わざわざアニメにするんだったらるろ剣OVAみたいにカッコよく流麗な雰囲気をまとった作品に成って欲しいな。
変に説教臭くならないように、かっこつけてほしいです。