玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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シュタインズ・ゲート 第5話 電荷衝突のランデヴー -Starmine Rendezvous-

で、シチュエーションは下の電波女と青春男にちょっと似てると思うんだけど、シュタインズ・ゲートの方が好みかもしれない。
なんでかというと、岡部倫太郎は中二病の単語を言う癖があったり、ダルが@ちゃんねる用語を使う癖があったり、クリスの話し方がちょっと硬かったり、まゆしぃの喋り方が甘ったるかったり、鈴羽の挙動が変だったりはするものの、それは彼らの個性であって、作品世界自体が中二だったり電波だったりするわけではないと思えるので。
割と世界の常識はキチンと描かれてる。だからこそ、タイムマシンや科学者の陰謀や殺人事件やゲルバナやジェリーマンという怪異の位置エネルギーが突出して見えるし、それに対抗しようっていうドラマが面白く見えるんだな。
電青は一話しかまだ見てないけど、基底状態がよくわからんのに変な物があって、スラップスティック不条理ギャグなのか、普通と狂気の差異に注目して良いのかよくわからん。シュタゲはアキバ系であっても、割と20歳前後の日本の男女の普通の感触が描かれてると思う。
牧瀬紅莉栖@今井麻美が背の高い鳳凰院凶真@宮野真守にいきなり変な大学生にありがちなハイテンションで大声を出されて、びっくりして泣いちゃうのはかわいいって言うか、普通の女の子っぽかった。マユシィはちょっとほんわかしてるし、「自分は人質」って言うのが変だと思うけど、椎名まゆりもクリスティーナと仲良くしたがったり、普通にバイトしてたりって、普通の人間らしさがあって、記号的な萌えキャラじゃないのが良いと思う。あー、こういう仲間との日常がちゃんとあったら、それが壊された事件が起きたらオカリンのキャラクターとしての物語内運動エネルギーは増すだろうな、と思う。
クリスが「まゆしいはオカリンの人質なのです」って自称を聞いて「通報する!」って言うのも一般常識がある態度で良かったです。まゆしぃがそれを「そういう意味じゃなくて、自分の意思だから」ってはぐらかしながら訂正する言葉遣いのバランスもいいね。たぶんなんか過去からの伏線があるんだろうってわかるし。


まー、日常風景のえがき方には好感を持ってるけど、ループものと言う評判をゲーム版ファンから聞いてたので、5話になってもまだループしてないので、事件の進行速度は5話で既に大気圏突入したガンダムよりは遅いと思う。でも、未来ガジェット研究所に集った仲間や近所の秋葉原の人々の感触は好きだな。
実際の秋葉原はもっと人が多くて鬱陶しいですけどね!歩きにくい!

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