玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

出崎統版あしたのジョー57〜64話 光らない嘔吐で転落するジョー

話数 サブタイトル 脚本   作画監督    演出      
第57話 傷ついた野獣 松岡清治   金山明博   吉川惣司
第58話 勝利のボディブロー 山崎晴哉    杉野昭夫 崎枕
第59話 しのびよる黒い影 田村多津夫   金山明博 本田元男
第60話 激闘のスパーリング 小林幸   金山明博    石黒昇
第61話 投げられたタオル 伊東恒久   杉野昭夫 北野英明
第62話 生きていた力石徹 宮田雪 荒木伸吾 瀬山義文
第63話 最後の挑戦 田村多津夫 杉野昭夫 富野喜幸
第64話 カーロス登場 松岡清治 杉野昭夫 本田元男

http://members.jcom.home.ne.jp/daoss/SAKUHIN/tv1/tv1best.htm
↑あらすじ
ジョーがボディーブロー専門のボクサーになって連勝した。
連勝して色んな若手ボクサーを潰したので、ボクシング連盟に嫌われた。
ボクシング連盟はジョーを排除するために、チャンピオン・タイガー尾崎と戦わせる。
が、ジョーはボディーブローが得意になったのではなく、頭を殴れないボクサーになっていただけだった。
タイガーにそれがばれた。
タイガーはそれを利用してジョーにTKO勝ち。
ジョーが力石の亡霊に悩まされてテンプルを撃てない人になっていなかったら、タイガーはジョーに勝てなかったんじゃん。
で、無理矢理バンタム級1位の原島の頭をジョーが殴ったら、光らないゲロ。(原作だと、これは見開き。ちばてつや版のあしたのジョーは序盤はコマが小さい、昔の漫画っぽい雰囲気だったので見開きはなかった。アニメの演出を意識したものだろうか?ここら辺はアニメを放送しながら萬画を描いていた時期のはず)

で、カーロスが来て、ジョーの強さをカーロスが直感的に見抜いて気にするけど、まだはっきりとはしてない。
というわけで、対して語ることがない、ジョーの転落編。
転落編だし、あんまりライバルや対戦相手にヒロイン性がないし。言うことがあまりない。
僕はあしたのジョーはジョーにほれ込んだ男たちのハーレムアニメだと思ってるので。
丹下段平がジョーとぶつかって運命の出会いをするとか、力石とか、基本的に乙女アニメっぽい。(ただし、葉子と紀子以外のヒロインは男)


強いて言えば、アニメーション版のカーロス・リベラ矢吹丈バンタム級2位南郷戦の開始前で女の子をナンパするのがしつこくなくなってる。
原作では、白木葉子にキスを迫ったりしてたけど、アニメ版の方がちょっとまじめで二枚目。
女のナンパの仕方がアニメのほうがスマートなのは出崎統だからか。
カーロスが南郷の彼女を口説いて南郷を怒らせる原作のギャグっぽい描写も、アニメでは無し。
ジョーと出会った後のカーロスはジョー一筋という、またジョーをめぐるハーレムアニメみたいな雰囲気になるので、他の女の子は口説かないのであろう。
アニメ版では、カーロスがジョーの強さを見抜いたのは、ジョーがこのあとのドサ周りから帰って来てからではなく、出会った瞬間に野獣の本能で、一目ぼれした、という風にアレンジされてる。
一目ぼれの方がカーロスとジョーの野獣っぽさが強調されるし、カーロスが軽薄な女好きのラテン系の男というより、ラテン系の素振りをしているスマートな男という風にカッコつけられる。
基本的に、出崎統はカッコつけ。