演出や構成が上手いという事はさんざん言ってきたから、もう書かないけど。
まさか、原作最終8巻の指入れ描写を2巻のストーリーと組み合わせて絶頂感を出すとは思わなくて、感心した。
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謎の彼女Xはわりとアフタヌーンの中でも一話完結中心でいつ終わっても構わないダラダラした萬画だけど、それだけに2巻まででも8巻まででも謎の彼女Xらしさは全部出てるわけで、伏線無用。そういう原作のエッセンスを上手い事13話のアニメに再構成してフィルムにしたアニメ版はとてもいい。歌も。
男が椿で女が蝶(X)と言うアニメ版のメタファーもカッコよかった。
いや、上手くまとめたと思う。やっぱり墓参りは一つの区切りだし、儀式的だよなー。
腕クロス同時よだれ交換も原作にはないアクションでカッコよかった。
セックスじゃないけど、限りなくセックスに近い恋人たちの何かにギリギリ近づけるかどうかというエクストリームな所を表現していてカッコいい。
最近、アイドルブームだから、アニメ的にはアイドル編をクライマックスにするかと思ってたのに、そうではなくて、墓参りでクライマックスって言うのは、ブームではなく家族や男女のカップルの連鎖と言う人の営みと言うもっと大きなムーブメントをテーマにしようという誠実さに溢れていて、すがすがしい青春アニメだったと思う。
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ただ、やっぱり線の魅力は植芝理一の描線の方がアニメーターよりも色気があったなー。
でも、最終回の卜部のおメカ私服の足元から顔までのパンアップのパースの付け方はアニメーターらしいカメラワークを感じさせる絵で、良かったなー。
うん。良いと思います。
いろいろと予約しよう。
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